その友人に会うと不幸な事が起こる
私にはとても会いたい友人がいます。
ただ、その子に会うと身近な人(家族や友人)が亡くなる様な気がして今までずっと会うのを避けてきました。
きっと人が亡くなる事への恐怖心・不安な気持ちからくる強迫観念の様なものだとも思うのですが、そう思う様にになったきっかけもあります。
中学時代その子を含め4人で遊んだ事がありました。そのうちの1人が高校3年生で亡くなってしまったのです。また社会人になってからその子と飲みに行った3ヶ月後、癌で闘病中だった祖父が亡くなりました。
あとから中学2年生の時に亡くなった祖母についても中学1年生の時にその子と同じクラスになっからじゃないかと思うようになりました。
ただ自分でそう関連付けてしまっただけかもしれませんが、一度そう思ってしまったらその子に会うのが怖くなり、以後数年間会うのを避けてきました。
しかし最近その子から久々に会わないかという連絡をもらいました。
その子の事は大好きですし、一度きりの人生このまま会わないのも嫌です。正直な気持ちを言えば会いたいです。
ただ会って身近な人が亡くなってしまうのがとても怖く、嫌です。それだったらその子と会わない方が我慢できます。
でもせっかく私に会いたいと言ってくれているのに断るのも胸が痛いです。
その子と会って何もなければ私もとても会いたいです。
そこでいくつか質問があります。
①「特定の人に会うとその後不幸な事が起きる」というのは実際にある事なのでしょうか。
それともただの「偶然」なのでしょうか。
②その友人に会っても不幸にならない方法があれば教えて下さい。お祓いや塩を撒くというのは有効でしょうか?
③やはりその友人には会わない方が良いのでしょうか?
ばかみたいな相談かもしれませんが、回答して頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
亡き方の想いを大切に。不幸を招くと思うより手を合わせることを
重なると関連づけて記憶される(自分がそのように思い込む)ことはありますが、人が死を招くというようなことはありません。
その人と会わないようにしたら、あなたの周りで人は絶対に亡くならないかと言われたら、そんなことはありませんよね。
この世に生を受けたら、必ずいつか命を終えていくのが、人間なのですもの。
親しい方との別れも、いつかは やってくるものですよ。
お祓いや塩を撒く行為は、死を 災いや穢れととるからでしょうし、寄せ付けたくないと思うからでしょうが、よく考えてみますと、友人に対しても亡くなった方に対しても、失礼なことですよね。
亡くなった方は、友人に呪い殺されましたか?祖父さまは、病と闘いながらも懸命に生き抜かれた、そのお姿をあなたは見てきませんでしたか。あなたは、そこから何を学びましたか。悲しいだけですか。限りある命を大切に、との生き様をしっかりと受け取っていきましょう。
亡くなられた祖母さまも、友人の1人も、あなたには恐ろしく思うだけですか。一緒に過ごした大切な時間をありがとうと、思い出を胸に、御命日には手を合わせてあげてくださいね。
あなたのように思う人が他にいたら…
あの子(あなた)と会ったら必ず誰かが死ぬと思われたら…
死神のように避けられたら嫌だよね。
何も心配せずに、友人との縁を大切にね
◎
質問者からのお礼
中田三恵様
この度はご回答して下さり、ありがとうございます。仰られている事すべてが本当にその通りで目が覚めました。
友人は決して「死神」ではありませんよね。
本当にそう思います。
彼女とは身近な人が亡くなる前から友人関係で多くの時間を過ごしてきたのに...。
周りの大切な人の死が怖くて不安な気持ちから自分で勝手にその友人のせいにしていました。
友人に対しても祖父母に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
むしろその友人と出会えた事に感謝してこの縁を大切にしようと思います。
「会いたくても誰かが死んだら嫌なので会えない」。長年悩んできた事なので今回相談させて頂いて「人が死を招くようなことはない」ときっぱり言って頂けて心が救われました。心より感謝致します。ありがとうございました。