裏切り後の心の修復と、前に進むには
お世話になり、ありがとうございます。
まだ消化し切れず、質問させて頂きました。
この先全ての未来を共にするはずの一番信頼をしていた人に裏切られました。二股状態かそれ以上だった様で(認めていませんが)、修羅場を迎えて発覚した後、本当に良い人だと信じていたのか?と嘲り笑い、開き直りました。そんな態度を初めて見ました。その後、謝罪に転じたり別れを切り出されたり日毎に変わり、やり直すことも考えましたが、信頼は戻らずお別れを告げると、今までありがとうと受け入れられて終わったのですが、翌日になり態度が一変し、私の愛が本物では無く自己都合だった等、全てを私の責任にし、一途に誠心誠意に向き合って来た私の気持ちを酷い言葉で全否定し、人格否定の長文暴言メールで全てが終わりました。最後に心の傷口をえぐられ、夫婦になるはずが、いとも簡単に崩壊しました。
私は2年もの間何を見ていたのでしょうか。全てが嘘の上に成り立った偽りの時間だったのでしょうか。私の弱味である大切な亡き親の墓前へ、何度も掃除やお参りに誘ってくれて、二人の未来を報告したという話やその真意は何でしょうか?いかにも誠実な態度を装い、私の家族にも入り込み、心底信頼させておいて裏切っていたとは。何だったんでしょうか。このことが頭から離れない日がまだあり苦しい波が来ます。
夢を見たり、朝から心に鉛を抱えたような1日のスタートをきったり、メンタルが地に落ちて身体も動けない日があって自己嫌悪したり、まだまだ回復していませんが、仕事や趣味の時間を増やしてなるべく行動的にある努力はしていました。
自分の何が悪くて長きに渡って辛い出来事が続いてしまっているのか、裏切られたのは何が悪かったからか、信じたことが悪かったのか、これから何を信じたら良いのか、無くした夢や心に空いた穴はどう処理したら良いのか、、、とても分かりません。
お互い誠実に生涯を共にする方と巡り会いたいですが、正直もう難しい年齢です。でも諦めず、本当の御縁に恵まれる為なら私は努力したいです。現在の仕事柄出会いはほぼゼロです。何を改善したら良いのやら。
今の状況に、アドバイスがありましたら御知恵を是非授けて頂けますでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのせいではない
こんにちは。
これまで複数回相談に乗らせて頂き、あなたの現状の悩みについては概略把握しています。いまだ、心の整理がついていないご様子です。無理もありません。ご心中お察しします。
あなたのお悩みの核は、つぎの一文にあると思いました。
「自分の何が悪くて長きに渡って辛い出来事が続いてしまっているのか、裏切られたのは何が悪かったからか、信じたことが悪かったのか、これから何を信じたら良いのか、無くした夢や心に空いた穴はどう処理したら良いのか、、、とても分かりません」
これまで、このハスノハで回答してきて、問題に直面した場合に人はそれぞれ二つの方向性を持っている、と思います。一つは、自責。もう一つは、他責です。これは、どちらに振れすぎてもよくありません。物事にはバランスが必要であるし、現実は善悪白黒二元論で語れるほど単純な事柄はありません。これをまず理解する必要があります。あなたは、自責一辺倒になっていませんか。
これも、これまで回答をしてきて思うのですが、男女間の関係において相手が不倫(浮気)したのは、パートナーである自分に原因があるから、という自責を深める場合があります。勿論、自責すべき何か(例:相手を束縛しすぎるなど)はあるでしょう。
しかし、相手がどんな振る舞いをしようとも、自分はこう生きたい、こうやって相手と向き合いたいという志向すべき一つの生き方が人間にはあって然るべきだと思うのです。それは、終始一貫、矛盾なし、とはならないかもしれない。でも、誠実に、真面目に、正直に、善意で、相手の立場になって生きたい、少なくとも私はそう考えるし、あなたもそう考えていたのではないですか。
「裏切」りたくない、「信じ」たい。
誠実に相手を愛したい。
そう思ったのでしょう。
その方向性は決して間違っていません。
その方向性を撤回する必要はないのです。
しかし、人間には色々な志向性をもった人が居るのも事実です。
「本当に良い人だと信じ」ることを、「嘲り笑」うような人間が。
それは、少なくとも人間としての生き方が根本的に違うのです。
あなたのせいではなく、その人間の生き方のせい、です。
ここを間違えてはいけない、と思います。
ご縁は無限の広がりをさします。
あなたが、同じ生き方を重ね合わせられるご縁に巡り会えることを願っています。
お大事に(字数制限)
弱った心に付け入る人もいる。見抜く力もつけましょう。
それは、悔しいですよね。
好きになっているときは、気付かなかったり、許せたりするもので。彼の優しさだと思っていたものは、気を引くための行動だったのかもしれません。
人たらしだなと思います。いくらでも、優しく甘い言葉を吐けるし、簡単に切って捨てる。好きになってはいけない相手に、惹かれていたのでしょうね。
切り替えていくしかありません。こんな男、地獄に落ちろと思えばいいのです。でないと、弱った心に付け入る人もいる。見抜く力もつけましょう。
質問者からのお礼
中田三恵 様
ご回答ありがとうございます
弱った心に付け入る人が居るとは知っていても、実際に信用した人がそうだと渦中にいては見えなくなっていたのだと思いました
「人たらし」という言葉に納得、「好きになってはいけない相手」だったのですね
頑張って、切り替えて生きたいです
ありがとうございました
釈悠水 様
大変お世話になっております、またご回答をありがとうございます
「あなたは、自責一辺倒になっていませんか。」
このお言葉にハッとしました
いつの頃からか、何かあると、自分のせいで、自分が悪くてと自責ばかりでした
それは常に、人を自分のせいで傷つけるくらいなら、私が傷つく方がいい…と思って来たからかもしれません
今回も、自分の見る目が、とか、自分の弱さから出た依存で苦しいのか、とか、自分が弱いから今尚自分の至らなさ具合いで色々辛いことが重なって来ているのかと考えていました
たしかにもう少し自尊心と自己肯定感を高く、バランスを良く努めてみたいと思いました
『誠実に、真面目に、正直に、善意で、相手の立場になって生きたい』と、正にこの通りに考えております
それらの方向性を撤回する必要はないのです、と言うお言葉にホッとしました
良い歳をして綺麗事なのか?
と、
また私のハードルを下げるところでした
頭では事態を分かっていても、信じたかったし、信じていた期間の分、何かの間違いではないか?と、つい邪念が出てしまいますが、
⚪︎人間には色々な志向性をもった人が居る
⚪︎少なくとも人間としての生き方が根本的に違う
という事、肝に銘じたいと思いました
「あなたのせいではなく、その人間の生き方のせい」
そして、この言葉を胸に、これからのご縁を願ってくださることに感謝し、より良く生きていきたいと思います
ありがとうございました