もうすぐ父親が亡くなる
8年前に脳出血で倒れて施設暮らしだった父が、1,2ヶ月前から体調が優れず、とうとう麻痺側の足が壊死、そして今週急変し、持ち直したものの、もうそんなに長くはないという状況になりました。
もう80だし、この8年間施設でずっと暮らしてきた父には早く来世を楽しんでほしいという思いと、別れの時間が近づいてきている寂しさで毎日が辛いです。
覚悟を決めているつもりですが、涙が止まりません。
親の死への考え方、ご教授頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お父様をしっかりとお見送り見届けて下さい
拝読させて頂きました。
大切なお父様がもう今生での最後を迎えておられるのですね。あなたはやはりそのことを思うと悲しみやさみしさが心の中にあふれているのかと思います。お父様が生きる時間は限られています。ですからその限られた時間の中でどうかお父様に可能な範囲で寄り添ってあげて下さい。いつ来るかわからないでしょうけれどお父様の最後の時をしっかりと見届けてあげて下さい。
お父様が痛み等で苦しい時には担当の医師に相談して痛みを和らげてあげて下さい。お父さんが意識があるなしに関わらずどうかお声をかけてあげて下さい。そして思いつくいろんな話をなさってみて下さい。きっとお父さんはあなたの声や皆さんのお声をしっかりとお聞きになっておられることでしょう。そしてお父様はきっと心の中でうなずいて下さるでしょう。できれば手を握ってしっかりとお父様にあなたの力を熱を伝えてあげて下さい。
今までもいろんなことがあったのではないでしょうか?普段なかなか伝えられないお気持ちもあったのではないでしょうか?心の中でいつも思っていた感謝のお気持ちもあるのではないでしょうか?どうかお父様にあなたのお気持ちをありのままゆっくりと心を込めてお伝えなさって下さい。
いずれお父様はあなたや皆さんの思いを心の中で大事に抱えて旅立って往かれます、皆さんとのご縁を大切に思いながらその一生を全うなさって往かれます。お父様は必ず仏様に救われていくのです。お父様は一切の迷いや苦しみや痛みからも救われて心から円満にご成仏なさっていかれます。それからもお父様はいつもあなたや皆さんを優しくお見守りなさって下さるでしょうからね。
どうかこれからもお父様とのご縁を大切になさって下さい、そして今かけがえのないこの時をご一緒にしっかりと生きて下さいね。
あなたや皆さんがお父様との時間やご縁を大切になさりながら毎日を心豊かに充実なさって生き抜いていかれます様に、そしてお父様が皆さんと一緒に心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様心から祈っていますね。
ご質問ありがとうございます。
死ということをどう自分なりに受け止めるか、それは宗教宗派、哲学医学心理学、その他多くの思想、そして人それぞれの体験や考え方によって様々です。
私は亡くなれば浄土に行くと信じています。そしていずれはそこで会えると信じています。
浄土には既に多くの親族やご先祖さまもいますから寂しくはありません。病が無いので苦しくもありません。
ただ浄土に行くまでの間、つまり現世での痛みや苦しみはあるでしょう。それを医療と介護で少しでも痛みが無く楽にしてあげたらいいなと思います。姿を見せてあげたり、声を聞かせてあげたり、体に触れてあげたりして寂しさを和らげてあげたらいいなと思います。
お父様が現世でも来世でも安らかでありますように。