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キツイ毎日の繰り返し

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 甘い考えかもしれませんがよろしくお願いします。

 現在、夫と二人暮らしで子供はいません。

 私は2年くらい前から強迫性障害という病にかかり、現在、心療内科へ通っています。

不潔障害で一日の3分の1は洗面所で手洗いをしています。

それでも初期に比べて症状はだんだん緩和され多少楽になってきていますが、毎日夜にはクタクタです。

 夫には心療内科にて[病気]と判断され、毎週クリニックに通っているのに【馬鹿げたこと】といまだに鼻で笑って理解してもらえません。
ですので口論も日に日に増す一方です。

私も好きでこんな病にかかった訳じゃないのに。と悔しくて何度も涙しました。
もっと理解してくれればもっと以前のように早く戻れるのに、と歯痒い毎日です。

そんな中、ここ何ヶ月か前からずっとホルモンバランスが崩れていて頻発月経に加え、頭痛や吐き気、酷くなる立ちくらみにも度々悩まされています。

賃貸環境もあまり良くなく、イライラが募る毎日です。

私もただイライラしているだけでなく、毎日何かひとつでもやろう。と前向き行動したり、騒音を音楽で誤魔化したりしてそれなりに努力しています。

ですが夫は頑張ったことは何も言わず落ち度だけしっかりと責め立て、どんなに体調悪いと伝えても緩めることなく文句罵倒を続けます。

理由は頑張ったと言えるほどの事じゃないから。
自分の方が外でもっと大変でキツイことしているから。
家事はやりたくないならやらなくてもいいけど、俺はどうしてもやらなくてはいけないんだ。と。

冷たい対応にもう涙も出ず、『辛いことばかりならもう死んでしまいたい』と何度も本気で思っています。

男性はそういうものなのでしょうか?
私の考えは甘く、理解なく、体への気遣いもなくても、この生活ができていることにただひたすら感謝すべきなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

治療、本当によく頑張っておられますね。きちん出来ていますよ◎

強迫性障害は、お辛いですよね。そのことがずっと付き纏い、頭から離れなくて、襲ってくるのですものね。何度繰り返しても、安心出来なくて、私どうなっちゃうのと悲しくて苦しくて。

ただ、周りの理解がなかなか得られない。気持ちの持ちようだとか、弱い、甘え、気にするなと、大したことじゃないように扱われがちです。そばにいる夫には、そう映ってしまうのでしょうね。わかろうとしない人に、何を言っても、あなたが傷ついてしまうだけです。うまく、気分転換しましょうね。

不潔障害も必ず治りますよ。
私が相談を聞いてきた方も、随分と和らぎ、手を洗う行為が治りました。自分を認められるようになったとおっしゃっていました。

治療、本当によく頑張っておられますね。自分に向き合っていくということは、集中しますから疲れることもあるかと思いますが、少しずつ焦らずに、医師と取り組んでいきましょうね。

夫の自分の物差しで、あなたの大変さを測ることを、止めてほしいですよね。どちらか辛いかなんて、比べるものではないのですもの。

あなたの行動を最優先したらいいのですよ。あなたを守ってあげましょう。
あなたは、ちゃんと出来ています。
あなたを汚すものは、あなたのまわりにありませんからね。きちん出来ていますよ◎
大丈夫

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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自分を責めてはいけませんよ

その風の丘 様 相談ありがとうございます。

お疲れ様です。自分の意思に反して手を洗ってしまうのですね。
そんな自分を責めてはいけませんよ。うっかり汚いものを触った自分が悪いとか、コロナが飛んできて自分がなったらどうしよう。などなど自分を責める思考・感情から離れることが最初のステップです。
それには、自分を責める思考が浮かんだら、「自分は悪くない」と思う癖をつけていくのが良いと思います。何度も繰り返してください。最初は10回責める思考が出てきたうち、1回「悪くない」と思えるぐらいかもしれませんが、筋トレと同じで、何度もトライして繰り返すことが、必要なのです。
それから、経済的にご主人を頼っても、精神的には自分を頼りましょう。
「今の心の状態は、自分が治す」と思ってください。
本来、心は柔軟で色々変化をおこすけど、自分が頼りなのです。
そのために、次のステップ「自分に優しさを向けてください」
自分に思いやりや優しさ、癒し、あたたかさを向けることです。
それには、マインドフルネスなどの(今ここを良し悪しの判断せずただ受け止めるだけの)瞑想などが効果的ですが、その前に、自分がこれまでに最も、落ち着いた安心・安全の場所や癒されるものをイメージして、それに包まれている感覚を想像してください。そのイメージとともに、深いゆったりとした呼吸を繰り返して静かに座ってみてください。落ち着いて、リラックスして、癒される習慣をつける練習です。これも、繰り返し行ってください。最初は5分もできないかもしれませんが、毎日継続すると、オキシトシンというホルモンが分泌されて、鎮静の効果が表れます。そうすれば、だんだんと強迫性から離れることが出来るでしょう。

つまり、自分を責めないで、自分に思いやりと優しさを向けて、安心安全で、癒しを獲得していくということになります。
辛い毎日から早く解放されますよう、ご祈念申し上げます。一礼

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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

 中田住職様へ

 温かみのあるお返事ありがとうございます。
世の中に対して自分の考え、行動は甘い気がして質問させていただくこと何度も躊躇しましたが、少しホッとしました。

『分かろうとしない人に言っても傷つくだけ』は最近身にしみています。
体調を気遣うことなく本当にいつまででも平気で嫌な気持ちをぶつけて来るので胸がすごく苦しくてたまらなくなったら逃げるようになりました。
言ってももう意味ないかな。と。
しかし『家族だから分かってほしい。』という執着?みたいなものがあり何度も同じことを繰り返してしまいます。
結果は同じなんですけどね。

『大変さは比べるものではない』も自分にこれから言いきかせられるといいな。と思いました。
コロナ禍で更に外出が減ってしまい、世の中状況が分かりづらくなった今、どうしても自分は甘々で主人が言っていることは正しいのかも。と思ってしまいます。
けれどそれは自分を更に追い込む行動なので住職様に言われた言葉を思い出しなんとか乗り切っていきたいと思います。

 釋住職様へ

 温かいお返事ありがとうございます。

 自分を責めたり、悪く思ったりすること最近増えたな。とは自覚していました。
自分のこと認め、悪くないと思う癖をつけることなかなか難しいですが少しずつやってみようと思います。

 自分に優しさを向けたマインドフルネスなどの方法もアドバイスに従って少しずつやってみようと思います。

 キツイ毎日の中、なかなか難しいですがアドバイスを思い出しながら過ごしてみます。

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