hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

不倫中絶再婚…このまま生きてて良いのか…

回答数回答 2
有り難し有り難し 32

わたしは、夫がある身ながら不倫をし不倫相手から離婚して一緒になって欲しいと言われて離婚をしました。

離婚後、不倫相手との子供の妊娠が発覚。産んで欲しいと言われて、ぬくぬくと妊婦生活をしていましたが、妊娠発覚から3ヶ月後不倫相手から実は妻子持ちであることを告げられて下ろして欲しいと言われ中絶しました。

わたしは最初から既婚者である旨を伝えていましたが、相手はずっと既婚者であることを黙っていたのです。

その後、不倫相手も離婚し正式にプロポーズをされて結婚をしました。
わたしは本当に好きな人と一緒になれて嬉しい反面、色々なことへの罪悪感と今の夫を心から信用出来ない苦しさから、このまま自分が普通に生きてて良いのだろうかとわからなくなります。

裏切ってしまった元夫、殺してしまったお腹の赤ちゃん。

既婚者ということを隠されていたにしても、結果としてわたしのせいで苦しんだ現夫の元妻とお子様。

現夫のお母様からは「わたしから息子と孫を奪った女」と罵られもしました。

こんなに多くの人を苦しめて、わたしがのうのうと幸せに生きていて良いはずがないと思うのです。

それでも現夫との人生を選んだのは自分だからと自分に言い聞かせるもののこの選択に自信が持てず、また夫はまた同様のことをしてわたしを裏切るのではないかという不安と各方面への贖罪から一層のこと自殺してしまおうかと思います。

ただ、自分の親だけが「あなたの幸せが一番だから」とわたしの選択を尊重してくれたのが救いでしたが、今ではちゃんと厳しく言って止めてくれなかったことに対して親を恨む気持ちさえあります。

現夫は、

わたしのことを認めてくれない自分の親は知らない。

元妻とその子供には養育費は払うが、一生会わないし別に思い出すことも未練もない

わたしのお腹にいた赤ちゃんのことは悪い事をしたと思うけど、今は思い出すことは無い。

わたしとこれからの人生を幸せに歩んで行ければそれで良い。

というスッキリした考えの持ち主です。

わたしはこのまま生きていて良いのでしょうか。いつか自分が幸せだと思える日が来るのでしょうか。アドバイス頂けると幸いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分で選んだ人生を精一杯生きるしかないんです

過去の質問も含めて質問読ませていただきました。

さて、生きて幸せになる資格があるのかと悩まれているようですが、その人の生きる「資格」、幸せになる「資格」、いったい誰がその資格を許可するのでしょうか?
他人の人生に許可を与える、そんな権限をもった人なんていません。ですから、全ての人に、生きる資格、幸せになる資格というのは当然のように存在するのです。

しかし、幸せになる資格があるから、幸せになれるわけではありません。幸せというのは、自分の人生を自分で選択し、それを精一杯生きている人だけに訪れるのです。
なぜなら、自分で人生を選択しないということは、周りに流されているということです。自分で選択しないので、自分に責任感が生じません。すると、何かあるたびに人のせいにしてしまいます。
また、精一杯生きていないのであれば、そこに希望や達成感はなかなか生まれません。常に虚無感が物足りなさを覚えて、満足することはないでしょう。
ですからどんな形になろうとも、自分で選択して、それに責任を持って精一杯生きなければ幸せにはなれません。

ご両親に対しても、色んな気持ちがあるでしょう。しかし、周りがみんな敵で壊れそうだったときに、あこしゃさんの唯一の味方をしてくれたことを忘れないでください。きっとご両親がいなければ、今頃すでに壊れていたでしょう。
恨む気持ちがあるのも分からないでもないですが、それは逆恨みですし、ご両親に何の罪もないことです。最終的にはご自身の責任で選んだ人生ですから。
もちろん、あこしゃさんもそんなことはわかりきっているけど、愚癡を言わなきゃいられない・・そんな気持ちなんですよね。
少し落ち着いたら、ご両親に「あのときは本当にありがとう」と言ってあげてください。

最後に、どんな事情にせよ、ご自身の都合で1人の命を奪ったことは忘れないでください。それは、現在のご主人にも同じことが言えます。
「堕ろした子のことは今は思い出すことはない」というのは、すっきりした考えではなく、ただの無責任というのです。
おそらくあこしゃさんは、堕ろした子については一生忘れることはないでしょうし、ずっと申し訳ない気持ちは消えないでしょう。人生のパートナーでしたら、その気持ちを共有して、共に支えあってほしい旨はしっかり伝えた方がいいですよ。

何か少しでも参考にしてみて下さい。

{{count}}
有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
このお坊さんを応援する

夫君とのさらなる関係構築が大切です…

 あなたが今生きている人生は、あなたが選択し、あなたが歩んでいるあなただけの人生です。
 その人生が不安であって、このままで良いのかと問われても当方では言葉に詰まってしまいます。
 ただ、『ちゃんと厳しく言って止めてくれなかったことに対して親を恨む気持ち』を持つのは、どう考えても筋違いの逆恨みです。多分『厳しく言って止めてくれ』ていたら、あなたはやはり同様か、いやそれ以上に親御様を恨んでいたことでしょう。
 夫君の『わたしとこれからの人生を幸せに歩んで行ければそれで良い』との思いを『スッキリした考えの持ち主』とあなたが受け止められるのであれば、問題はありません。ただ当方などは随分と身勝手なお考えをお持ちだと感じてしまいましたが…。
 一つだけ言えることは人生は一度きり、時間は戻せません。だからあなたは後悔などはする必要は無いのです。意味の無いことだからです。
 もし、なさるとすれば「後悔」ではなくて「反省」ですが、あなた御自身に反省すべき点があるのかどうか、他人にはわかりません。反省は御自身で自身の行動を振り返ったときに生まれる思いですので他人が強制すべきことではないのです。
 あなたの今の不安は全て夫君とのこれまで、そしてこれからの関係から生まれています。ならば夫君とトコトン話し合って下さい。不安を全て語って下さい。
 大切な我が子を失い、今 御自身の命を絶とうと思うまで追い詰められているあなたのお気持ちを夫君に打ち明けて下さい。
 夫君があなたのその苦悩の全てを受けとめて下さる、また一緒に背負って下さるような存在であれば『いつか自分が幸せだと思える日が来る』ことは間違いありません。
 ただそうでないならば、とても夫君にそんなことは話せないという夫婦の関係性であれば、今後お辛い状況に置かれる可能性は否定出来ません。
 今は『わたしのことを認めてくれない自分の親は知らない』『元妻とその子供には養育費は払うが、一生会わないし別に思い出すことも未練もない』とおっしゃり、あなたの立場に立って下さっている夫君を信じ、是非何でも話せる、打ち明けることの出来る夫婦の関係性を作り上げて下さい。
 あなた方ご夫妻のご多幸を念じ上げております。
 辛いときには仏様、またこのハスノハにご相談なさって下さいませ…。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

御二方、ありがとうございます。
あれから子どもも産まれ、夫とは仲良くやっています。自分で選択したこの人生と今の家庭、生活を大切に守っていこうと思います。
たまに心が苦しくなる時もありますが、我が子を見ると元気が湧いてきます。我が子の幸せを全力でサポートするため、夫婦一丸となって頑張っています。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ