hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

お姑さんの水子供養と災難

回答数回答 2
有り難し有り難し 30

お姑さんの水子供養についてお訊きしたいです。

5年前にうつ状態でできちゃった結婚祝した私。お姑さんとは仲良くなりたいと思う程に空回りしギクシャク、お姑さんは自己中で話し方もキツくたまに会う度にストレスフルでした。
そして先日溜まりに溜まったモヤモヤがひょんな事がきっかけで爆発し、お姑さんと本気で話し合いました。
そもそもできちゃった結婚の私が気に入らないのかと思っていたら、お姑さんから思いもよらぬ事を聴かされました。「実は私達もできちゃった結婚だったんだ。でも世間体が悪いからお姑さんに結婚したいならお腹の子をおろせと言われ、おろしてしまったの。だから息子から赤ちゃんができちゃったと知らせがあった時嬉かったし、早く赤ちゃんと貴女にもに会いたかった。」と。私は嬉かったのですが、同時におろしてしまった赤ちゃんは供養したのか不安になりましたが、今になって訊き返すのはまたお姑さんを苦しめるから恐くて訊けません。

と言いますのも、お姑さんは自分の弟さんの不慮の事故や親戚の自殺未遂、次男(主人の兄)の運転中の後ろからの追突事故、スキー場での他のスキーヤーの後ろからの追突による脳震盪、主人が中学生の時に風邪をこじらせ心臓病になって手術したり、自分も車に乗ってたら後ろから追突されたり、歩行中、誰かに押された感覚を感じたりと災難が多々あり、偶然なのか?水子か先祖供養に因果関係があるのか?と気になり始めました。

また嫁いだ頃に気になっていたのが沢山あったご先祖様のお墓は数年前に1つにまとめて供養してくれたようですが、それとは別に誰のお墓か分からないお墓にも未だに手を合わせてますがこういった祟りなんかも関係しているのでしょうか。

たまに帰省してお墓参りするのですが、お墓参りをし過ぎると、他のお墓のご先祖様にうらやましがられ、うらやましいがうらめしに変わり祟られるからあまり墓参りに行くなと言われる時もあるので、水子供養やお墓に関する疑問は長男の嫁でもないし、なかなかお姑さんには話し辛いです。

でもこれ以上災難をお姑さんに遇わせたくないし、これから孫やひ孫にも影響がないか不安です。

私にできることとは何でしょうか。
祟りでなく、偶然なのでしょうか。

長文、解りにくくすみません。
ご助言宜しくお願い致します。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

よく聞く話ですね。不成仏霊の祟りだとか。

あなた様が、仮に不成仏霊だとして、近親者に災いをしますか?身内には迷惑けけたくないというのが、心情ではないでしょうか?本人から余程酷い目にあわされない限り祟らないと思うのですが。ここがミソです。
仏教は因果の法則に従います。自分自身がしたことが、自分自身に帰るんです。自分がしていないことで責めをうけることはありませんよ。生まれ変わり死に変わりしていく中で以前に作った因に対して果を受け取るだけです。
仏教は平和で優しい教えなんです。罪を悔い、心から反省したら全て許されます。自ら好んでお子さんをおろす人なんていないと思います。事情が許さずやむをえず下ろし、一生の贖罪を抱えている方に追い打ちをかけるように災いを及ぼすというのはナンセンスだと思いますよ。ただ、供養は必要ですよ。我が子として、慈しみの気持ちをもっておもてなしする。親子なんですから。わかってくれますよ。
因縁があるとかないとか、我々人間には計り知れないんです。してしまったことは反省し、日々仏様やご先祖さまに生かされている自分を感謝していく。仮に大きな因縁があったとしても、ごめんなさいという反省とありがとうという感謝で解消しないものはありません。

20
有り難し
おきもち

個別相談可能
浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向きに楽しく愉快に生きていくためのヒントを自分自身も考え続けながら、また少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。できるだけ、わかりやすく簡単にお答えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。現在も整骨院をやっていますが、医療福祉関係の仕事に長年従事してきました。他に、知的障がい者施設の仕事に関わらせていただいています。また、イジメや引きこもりなど子どもたちのために何かできることがないか、現在模索中です。フリースクールをお寺で開講予定しています。仏教特に浄土学は死ぬまで研鑽だと思っていますが、居眠り専門なのが、課題です。

ご先祖様等のご供養と祟り

いちご大福様
こんにちは
いろいろな災難に遭われたとの事で大変でございました。
私の所は同じようなご相談にみえられる方が多いので、一例として回答させていただきます。
まず、基本的にご先祖や水子様が祟るという事はございません。
この世で身体の寿命を終えると、殆どの場合49日までに生まれ変わります。
世間で「霊」と呼ばれているものは、凡そ生前の強い思いなどが残ったものでご本人ではありません。
ただし、その残った思いが強い場合、それに触れるとなんらかの影響が出る事も考えられます。
ご先祖(水子様もその家系の中で先に亡くなられた方ですからご先祖に含まれます。)
ご先祖供養の抜け落ちによる祟りと思われる事は、私は、自分まで命を繋いできてくださったご先祖様方の中にご供養の抜け落ちがあると、自分の中に状況や精神的なものなど何かしらの足りない状況が出て、それが祟りと捉えられてしまうのかと思います。
ご先祖様のご供養や水子様のご供養を考える時、祟られているのではないかと言う考えではなく、感謝の気持ちを以てご供養する事が大切ではないかと思います。
なかなか思えない状況の方も多いとは思いますが・・・

状況によって、ご供養の仕方にはいろいろあります。
御姑様に言いにくいのであれば、いちご大福様ご自身が施主となってご供養をされる事も可能です。
ご話しできるのであれば、他のご先祖様と同じように「〇〇家水子之霊」や「〇〇水子(戒名)」のお位牌をお仏壇に納めてご供養するという方法もあります。

一点ご質問の中で気になる点は、お墓をまとめられた時に、直系筋と傍系の方々を混ぜていないかが気になります。私の場合は、直系(直系と未婚の兄弟まで)と傍系(結婚して分家した家系)は分ける事をお勧めしています。
その点以外、お墓詣りはいくらしても悪い事はございません。前述の理由で他のお墓の方がうらやましがるという事もございません。

いずれにしても、気になっているご先祖様がいらっしゃるのであれば、ご供養をされることをお勧めいたします。それによって災難が止むか、他に原因が有るかがわかるかと思います。

10
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

浄光寺三浦さん、感応寺成田さん、お忙しい中早急なご回答ありがとうございました。

お二方のご回答を何度も読み返し、実際問題、供養したか否かをお姑さんに先程、勇気を振り絞り、メールで訊いてみました。

私一人で供養させて下さい。この話は終わりにしましょう。とだけで、やはり蒸し返してしまい気を悪くさせてしまいました。これ以上は恐くて訊けません。

今できることはこの場から手を合わせることと思いました。

お墓参りにうらめしは無いとなると安心しました。

本当にこれからも生きていく上で大変有り難きご回答に感謝申し上げます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ