hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

言い訳癖の治らない夫。怒りたくないのに。

回答数回答 2
有り難し有り難し 29

今年働き始めた歳下の夫が、学生気分で他責思考なまま仕事をしており、つい毎日叱ってしまいます。
-
具体的にはこんな感じです。
・わからないことがあっても質問しない
・「きいてみたら?」というと「別にきくことなんてない」
・学生気分じゃ成長も評価もされないよというと「新人だから仕方ない」「求めすぎ」
・何かとチームメンバーや環境のせいにする
・「じゃあ明日はこれだけは頑張ろうね」と一緒に決めてメモを貼っておいてもやらない
・一応謝りには来るものの、中学生の汎用性の高い反省文を読んでいるようで、何がまずかったのか本質を理解していない
-
たしかに、高度と言えば高度な要求かもしれません。学生バイトには求めないべきレベルのことです。
-
しかし彼が自分で望んで入った一流の外資系企業。この程度のことはできないとまずいと思います。
能力のない先輩社員は、みんなのやりたくない部署にいかされたり、明らかに出世ルートからはずされたりしています。
-
彼が昇進も仕事内容も問わず楽しく働ける人なら良いのですが、負けず嫌いのくせに諦め癖も強く、少しでも勝ち目がないとわかると、すぐに投げ出してしまう人です。評価されない状況に耐えられないくせに、努力しない。だから私がなんとかしなきゃと思ってしまっています。
-
いいところもたくさんあるんです。それはそれで大切にしています。愛情表現もしているつもりです。
-
でも、この中学生のような振る舞いがどうしても放置できません。
仕事だけならず、夫婦間での喧嘩に置いても他責癖を発揮するので、この先不安です。
でも怒りたくないんです。仲良くしたいんです。嫌われそうで傷つけてそうで嫌です。
-
「上司のように彼の仕事ぶりに叱責をするなんて、夫婦としておかしい」と友人にも言われてしまいました。私もそう思うけど、私が言わなきゃ…と思ってしまいます。
-
そういえば、先日「離婚だ」と軽々しく言うので1発ビンタをしたら、何故か彼に警察を呼ばれました。
警察の方に「なんで呼んだの?」と言われ、彼は「話し合いがうまくいかなかったので、助けてほしかった」と答えました。警察の方にも呆れられて、とても恥ずかしかったです。
-
長くなってすみません。
幼稚な夫に対してどう接するべきか、アドバイスが欲しいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

二つの点から

こんにちは。

文章を途中まで読み進めた段階では、彼は社会人として働き始めたばかりではあるし、奥さんがこれまで通りサポートしながら段々と成長を見守るぐらいでいいのでは、と思っていました。私の回答は、基本的にそれを勧めるものです。

しかし、末尾の警察の一件を読むと、これまで通りの方法は通用しないだろうな、と思いました。

一つは、彼が警察を呼ぶということの重大性をちゃんと理解しているのだろうか、ということです。彼が「離婚だ」といったのに対し、あなたは「1発ビンタをした」。社会的な風潮として女性からの「ビンタ」ぐらいでしたら許容されることも多いのでしょうが、厳密にいえば暴行でしょう。

今後、同様のことがあって彼が精神的に追い詰められていた時に、警察を呼んで暴行だといえばあなたは逮捕される恐れさえあります。夫婦だからありえないことかもしれませんが、「警察の方にも呆れられ」るような判断の仕方から見ると、これは絶対にありえない可能性とは言い切れません。

また二つ目に、彼は「話し合いがうまくいかなかったので、助けてほしかった」の言葉のごとく、「話し合い」が自分で処理できないと感じているようです。これは、ご夫婦の関係にも依ると思うのですが、あなたの発言権が強すぎて自分は何も言い出せない、何も表現できないという固着化を招いている(少なくとも彼から見ればそう見える)可能性があります。

このため、今後は警察を呼ぶ事態にまで発展しているのですから、お二人だけで向き合うのではなくあなたのご両親や、先方のご両親などに入ってもらってお話し合いをして二人の間を取り持つ、ないしサポートしてもらう必要があります。もし、事情があるのなら、夫婦カウンセリングもいいでしょう。

以上、二つの点について思ったことを書きました。

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

褒める方が育つ

上位から褒められた方が部下は育ちます。
誰にでもプライドの煩悩があり、責められれば自分を守ろうという本能が働いて言い訳をしたくなります。
とにかく褒めてあげて、あとは彼自身の能力を信じてあげる、というか、彼の能力の限界をありのままに認めてあげましょう。
努力できるかどうかも才能のうちなのです。
彼は苦痛に耐えるのが苦手。
責められる苦痛より、褒められる快楽の方が彼には響くはず。

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お二方ともありがとうございます。

話し合いが難航するのは私にも原因がありますが、それで安易に警察を呼んでしまうのはちょっと異常ですよね…
あまり実家には頼れないので友人に仲裁をお願いしたこともありますが、その場では反省するけどまたすぐ元通りに。まさに暖簾に腕押し状態です。
-
褒めて伸ばす作戦もやってみたのですが、そうすると尚更あぐらをかいてしまい、できてたことすらできなくなっていくんです…
それに会社の上司やクライアントから叱られる機会はあるでしょうし、今のうちにきちんと叱られ耐性をつけねばとも思っています…これはなるようにさせた方が良いのでしょうか。
-
ひたすらお言葉を返してしまうようですみません。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ