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くよくよ病

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

質問失礼します。
最近、ここぞという時に踏ん張れなくて
やるべきことややりたいことがとん挫してしまったりして
踏ん切りがつかなくて物事のスタートが遅れてしまい
やらなかったことで後悔することが多々あります。
また、こうやって悩む時間や、何もできずにいる時間だけで
人生の時間が使われてしまうと思うと不安で怖くて仕方がありません。

いったん落ち着いてその理由を考えたのですが
その理由が、過去に失敗して怒られたことや、
失敗して今あるものを失うことへの怖さを
避けようとしてしまうからのように思えました。
それによって気持ちがよれてしまってやるべきことに
関心がいかなくなっていることもその原因なのかと思いました。

実際、人に話しかけようとして相手の心証を悪くするのが
怖くてもじもじしてしまって、変な人のように思われてしまい
これまで友達が思うようにできないなど
このくよくよしてしまう癖によってうまくいくことも
上手くいかなくなってしまっているように思えました。

この「くよくよ病」や意識や関心がそれてしまう癖
を直したくて質問させていただきました。
今までの失敗や失敗するかもしれないという
不安や意識をどうやって避けたり、向き合ったりすればいいでしょうか。
また、これによって失ってしまった人の
信頼はどう取り戻して、友達を作ればよいでしょうか。

どうか私に道を教えてください。
乱文失礼しました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

しなければならないから離れる

こんにちは。
 でん様は、過去の失敗体験や叱責された事によって、現在のくよくよしてしまう自分がいらっしゃるというように自分で気づかれていますね。そして、そのような自分から変わりたい、どうにかしたいと悩み、考え、それによって動けず、時間が浪費されているように感じていらっしゃるように思いました。
 私も昨年働き始めたとき、仕事がうまくいかず、体調を損ない、何かしようとしても体が動かず天井を見つめる日々が続きました。その時、私も「早く動かなければ、この状態をなんとかしなければ」と常に焦っておりました。けれども、それをする元気がないために、余計に苦しくなっていきました。そこから、少しずつ抜け出すことができたのは、そんなに一生懸命頑張らなくてもいいのではないかと気づけたときでした。もう、エネルギーがない状態で頑張り続けようにも、頑張れないし、そのような状態では新しい考えもなかなか浮かんできません。
 だからこそ、一度、変わらなければならないという思いから離れてみてもいいのではないかと思います。人間は悲しいですが、そんな簡単には変わることができません。しかし、「自分はこんなことで悩んでいるな」「自分って(良いところも悪いところも)こんなところがあるな」と気づけるようになってくると、自ずと行動が変わってくるのではないかと思います。
 とても怖くて嫌だとは思いますが、変わらなければという思いから少し離れて、自分の好きな事やリフレッシュできることにも少し目を向けて、心の余裕を1mmずつでも作っていってみてはいかがでしょうか。
 〇〇しなければならないことはなく、〇〇してもよいことがあるのだと私は思います。
 今の私を捨てるのではなく今の私のままでいいのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

真宗大谷派僧侶です。 教員もしております。 20代の駆け出しの身ではご...
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質問者からのお礼

裕真先生
ありがとうございます。
確かに心に余裕がないことは良く言われます。
しなければならない、しなければならないと
心のエネルギーを使うばかりになってしまっていたのかも
しれないと、言われてみれば思えました。
これからは、余裕を持てるような生活を心掛けたいと
思います。ありがとうございました。

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