こんにちは。

さぞ、お心が混乱していることでしょう。
お察しします。

「家を出ていく」ことによって、「親戚関係」「家のこと」「先日他界した父のこと」とどう影響が出てくるかは分かりません。しかし、それらの影響を差し引いてもやはり「出ていくべき」でしょう。

あなたは、「父が亡くなり祖父母が心配」という祖父母の生活を気遣う、優しい孫心から「同居」を始めた。しかし、祖父はそれを逆手に取って、あわよくば「強姦」ができる環境になったと完全に勘違いしているようです。

「ダメだよと引き剥がしたら出て行」ったそうですが、このようなやんわりとした拒絶では引き下がらない可能性があります。また、同じ屋根の下にいる限り、どんな手を使って強行してくるかわかりません。

身内を「強姦」の対象に見るということは、孫ではなく一人の異性として見ています。そして、齢８０を越えてもなお自分の欲望を満たすためにはどんなことをしてもいいという自己中心さを顧慮しない人間性だからこそできる所業です。一時の気の迷いでもなければ、付ける薬もないでしょう。

ただ、この出来事はお祖母ちゃんに話さないほうが良いと思います。

なぜなら、お祖母ちゃんが信じない、見て見ぬ振りをする、或いはあなたにも問題があるというような反応をされる可能性があり、あなたがより傷つくことが考えられるからです。こういった身内関係の「強姦」は、内容があまりにショッキングであるため、無かったこと、聞かなかったこと、或いは他に犯人を探して、配偶者をかばうことが少なくありません。そういう、現実逃避、他者に責任をなすりつけることで、配偶者を責めて争いになる、家の中の出来事という自ら負うべき責任を問わないで済むようにするためです。

あなたがこれ以上、心身ともに傷つかないために「家を出ていくべき」です。他の考えるべき諸問題もあるでしょうが、第一に考えるべきは心身の安寧です。なるべく早急に手を打つべきかと思います。

どうぞ、お大事にされてください。

追記
この度は、ご丁寧にご返信、並びにおきもちをお運びいただき誠にありがとうございます。
しばらくはご心配のこととは思いますが、また何か有りましたらご相談ください。どうぞ、お大事に。

釋　悠水（しゃくゆうすい）

報恩寺

浄土真宗本願寺派報恩寺住職（兵庫県三木市） 本願寺派布教使 元本願寺布...

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