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父の葬儀でのお寺さんの選択について

回答数回答 2
有り難し有り難し 25

先日、82歳で父が他界しました。
慌ただしく葬儀の詳細を決める際、葬儀場に紹介されたお坊さんに決めてしまったことを後悔しています。
 
父には遠方の田舎に檀家として先祖代々お世話になっていた菩提寺がありますが、生前本人は今の住まいから通いやすいお寺(葬儀場で紹介されたお寺とは別です)での永代供養を希望していました。母はこの場合、誰にお経を読んでもらったらいいのか…とさんざん悩んだ挙げ句、葬儀場に紹介されたお坊さんに決めました。事後報告になってはいけないから菩提寺に電話するよう葬儀の担当者から勧められ、母はその場で本当に申し訳なさそうに父の死と読経を別のお寺にお願いすることを伝えました。菩提寺の住職さんは大変驚いておられたようですが、電話の最後にはまた何かお役に立てることがあればいつでも連絡下さいとおっしゃっていたそうです。

その菩提寺は長男である父が昔から丁寧にお付き合いしており、お盆やお正月に帰省する度に挨拶に伺っていました。私も子供の頃から法事の度に伺っていたし、田舎の家や裏山にあるお墓に来ていただいた記憶があります。慌ただしさの中決めてしまいましたが、父も最後のお経は菩提寺のお寺さんにあげてもらいたかっただろうと、父にも申し訳なく後悔の念に苛まれています。

離檀することは決めていますが、このまま電話一本で終わらせてはいけないと思っています。母は認知症の症状が見られ、あらゆる場面で判断力が低下していることが、葬儀後の手続きをしていて分かりました。私達姉妹で今後は対応したいと思っていますが、まずは電話でお詫びし改めてご挨拶に伺うべきか悩んでいます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お世話になった菩提寺だからこそ

こんにちは。

まずはお悔やみ申し上げます。

元々、「菩提寺」さんには「お盆やお正月に帰省する度に挨拶」に行っていて、「裏山にあるお墓に来ていただいた」とあります。

亡きお父さんが「長男」であるならば、「裏山にあるお墓」はどなたが主になって守っているのでしょうか。この辺がまず気になりました。これが、お父さんであったならば、「改めてご挨拶に伺う」のは今後の管理のお話をするために間違いなく必要だと思います。

また、葬儀の際に葬儀屋さんから、「事後報告になってはいけないから菩提寺に電話するよう」に勧められたようですね。ただ、皆さんでお話したのでしょうが実際は既に「葬儀場に紹介されたお坊さんに決め」た後に電話しているのですよね。お母さんが菩提寺に「父の死と読経を別のお寺にお願いすることを伝え」たということは、事実上の「事後報告」と受け取られてもおかしくありません。

通常、菩提寺の住職に遠方ですが来てくださいますか、とまずはお伺いを立てる。そのうえで、その菩提寺が遠方ですから、コロナですからどうぞそちらでお任せします、と回答があった場合にそれではこちらで「別のお寺にお願い」するというのが順序です。

文面で菩提寺の住職さんは、電話後に「また何かお役に立てることがあればいつでも連絡下さい」と言ってくださったので冷静で柔軟なお方かと思います。ただ、住職さんが寛容であることと、ご当家が実質上の「事後報告」をしたこととは別の問題です。ここに道義的な責任を感じるのであれば「電話でお詫びし改めてご挨拶に伺うべき」だと思います。

また、様々にお世話になった記憶があるのでしょうから、「離檀」の件を含めてご挨拶されるのが丁寧であるのは間違いありません。

追記
ご返信ありがとうございます。
お役に立てれば何よりです。
可能な限り、立つ鳥跡を濁さずで対処していただければと思っております。
お大事に。

再追記
ご丁寧にお気持ちをお運びいただき誠にありがとうございます。
また、ご相談ありましたらお寄せください。

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おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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心よりお祈り申し上げます

拝読させて頂きます。
大切なお父様がお亡くなりになられたことを心よりお悔やみ申し上げます。あなたもお母様もご家族の皆様も大変な悲しみや辛いお別れになられたのではないかと思います。
お父様が心安らかになりますようにと心よりお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お父様は仏様に導かれ先に往かれた親しい方々やご先祖様方がお父様をあたたかくお迎えになって下さいます。お父様は仏様のもとご先祖様方と一緒に心から安らかになり、円満にご成仏なさっていかれるでしょう。お父様はきっとこれからもずっとあなたやお母様やご家族の皆様や親しい方々をあたたかく見守り続けて下さいます。
お父様とあなたや皆様とのご縁は永遠ですからね。
どうかこれからもお父様を心を込めてご供養なさって下さい、そしてお父様とのご縁を大切になさって下さい。
お父様のお葬儀等さぞ大変であったかと思います。限られた時間や状況の中でお父様をご供養なさりお送りなさるのは残された家族にとってはとても辛いことではないかと思います。
あなたが後悔なさっている様に菩提寺様へのご連絡もうまくいかなかったことかとも思います。
とりあえずは一息ついて一休みなさって下さい。そして葬儀によるお疲れを回復なさって下さい。ゆっくりと睡眠を取り疲れを癒やして下さい。
その上で菩提寺様にご連絡なさり一度しっかりと直接菩提寺様にお伺いなさりお話しなさってみることは必要かと私は思います。
あなたが充分なご説明が事前にできなかったとお考えならばそのことについては誠意を持って謝罪なさり、あなたやご家族のお気持ちをゆっくりとお話しなさってみてはいかがでしょうか?
これからのご供養についてもできましたら菩提寺様にもご相談なさり、菩提寺様の御住職様からもご意向やアドバイスを頂いても宜しいかと思います。
これからについてはどうか決してあわてないことです。ご家族の皆様とのご事情もあるかとは思いますけれども決してあわてないで下さい。ゆっくりご相談なさりどのようになさっていかれることが望ましいのをご供養なさりながらじっくりとお考えなさりご検討されご判断し、菩提寺様にお話しなさって下さい。
後々後悔なさらぬ様に、そして皆様がこれからもお父様やご先祖様方とのご縁の中で、皆様が仲良くお互いを思いやり心豊かに幸せに生き抜いていかれます様切にお父様に祈ってます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
拝読してすぐに姉が菩提寺に電話をしました。非礼をお詫びすると明るく、お気になさらずにと言っていただきました。
少し落ち着いたら、母と姉と三人で伺い謝罪をし、これまでの感謝の気持ちを伝えたいと思います。
明瞭なアドバイスを本当にありがとうございました。

ご回答ありがとうございました。
葬儀のことだけでなく、生前もっと優しくしてあげればよかったと、後悔ばかりが募ります。
こちらで相談し、ご回答をいただく中で少しづつ気持ちが落ち着いてきます。
今後は何事にもゆっくり丁寧に対応していくよう心がけます。
菩提寺にうかがい、心から謝罪の気持ちを伝えたいと思います。
暖かいお言葉をありがとうございました。

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