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不安に襲われる

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仲の良かったママ友さんたちが噂に流されて疎遠になってしまってからというもの、夜中や朝、目が覚めるととてつもない不安に襲われ絶望的な気持ちになってしまいます。

日中は、読書などを通じて噂を流した人までも許す心持ちになれるのですが、目が覚めたときは何故だか特に不安感が強く、孤独で、やはり相手が憎らしく、やる気も湧かず。

自分を磨いて見返してやりたいと思うのに、気持ちの面ではマイナスからのスタートで、エンジンがかかりません。

噂に流された人たちを取り戻したいという思いも、詰まるところは自分自身の虚栄心、自尊心を傷つけられたことへの執着…
そんな風に分かってはいるのに煩悩を捨てきれず、前へ進む力が湧いてきません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もっと広い視野で、自分の生きる場所を作っていけたらいいですね

噂はね、信じちゃう人はそこまでだし、流されない人もいる。それに、ママ友はね、子ども関係で繋がっているだけだよ。一生の友達かなんて、わからない。そこに執着する必要はないと思うよ。

今、私には誰もいないと、孤独感でいっぱいなのかなと思います。
だけど、何が大切で、「友達」の何を見てきたのだろうか、という点を改めて考え直す機会になったと思いますよ。

噂する人も流される人も、その程度の人間だし、自分をちゃんとわかってくれたり 自分も誠実に生きることが、本当に心から気を許せる友達になれるんじゃないかしら。

今までのママ友をどうこうするより、もっと広い視野で、自分の生きる場所を作っていけたらいいですね。

火のない所に煙は立たぬと言いますが、これからは距離を置いて付き合いをされるほうが、身を守るためにもね。

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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希薄な人間関係に執着しなくてもいいんですよ

過去の質問も含めて読ませていただきました。

ご自身の口が災いしているかもしれないですが、噂を流されて周りから人が離れていったことに心悩まされておられるのですね。
心中お察しいたします。

さて、周りから人が離れていくのは悲しいことです。しかし、噂に流されて離れていく人というのは、自分にとってどれほど価値があるのでしょうか?
その人達は、れんれんさんのことをどれほど理解していますか?どれほど深い交わりをしていましたか?どれほど信頼関係を築いていましたか?
おそらく、表面上のつきあいだったのではないでしょうか?

人生において、そういった表面上の関係を築いたり消滅したりということは何度も繰り返されます。なぜなら、自分の利益や感情によって簡単に左右される関係だからです。
色んな考えや価値観の人がいるんですから、それは仕方ないことです。

しかし、そんな希薄な関係に執着し、「自分の周りから人が離れていった」と落ち込み、体調を崩してしまっては元も子もありません。
「去る者は追わず」の精神で、去って行く人は放っておけば良いんです。その代わり、自分のことを分かってくれる人を大切にして信頼関係を築いていけば良いと思いますよ。その方が前向きに生きられますし、大切な「親友」を手に入れられるでしょう。

また、「口は災いの元」ですから、自分に悪い部分があったな~と思うのであれば、今後のためにも直す努力をされた方がいいですよ。
そうすれば、もっと素敵な人間関係を築くことができますよ。

何か少しでも参考にしてみて下さいね。

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有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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質問者からのお礼

藤川誠海様
ご多忙の折、過去の問答も見てくださってのご回答を賜り大変感謝致します。
去るもの追わず、の精神で颯爽と前を向いて生きていきたいと願っております。
無駄な執着は捨てて、誠実な人間に成長できるよう努めてまいります。

中田三恵様
私のような些細な悩みに、継続して寄り添って下さり、大変感謝致します。
孤独な気分が続いておりましたが、このように遠くから温かく見守って下さる方がいることに、一人ではないと安心感を得ることができました。
「何が大切で、友達の何を見てきたのか」。この問いは、非常に大事だと思いました。趣味が合うだけの友人は離れていきました。辛かったことを打ち明けてくれた友人は、噂を知って距離を取りながらも付かず離れずの関係を継続してくれています。
広く浅い交際の中で築くことの出来た、僅かな信頼関係。
そこに執着してしまっては、万が一悲しいことが起きたとき苦しくなってしまうのが怖いので...、これまでのご縁とは適度に距離感を保ちながら、広い視野で生きる場を求めて新たなご縁を頂けたなら、信頼関係を築いていけるよう誠実に人と触れ合うように心掛けていきたいと思います。

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