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ママ友の悩み

回答数回答 3
有り難し有り難し 28

小学生の子供がいる主婦です。幼稚園から一緒のママ友のことで相談です。ママ友の子は発達に問題を抱え、学校は同じクラスですが、通級や放課後デイサービスなどの支援を受けています。ママ友は誰とも付き合わず、子供会やPTAもやめてしまいました。時々、道で会い、話を聞くのですがとても悲痛な面持ちで、大変だと言っています。どうやら、メンタルヘルスにも通ってるみたいです。ご主人やスクールカウンセラーに相談しても、考えすぎ、もっと気晴らしをして、こどものことを考えないようにと、アドバイスされるといっていました。しかし、ママ友自身はそれは第三者の意見で、毎日トラブルを起こして学校から電話がかかってくるんだから、そんな気晴らしなど考えられないと言います。ご実家にも頼れないそうです。放デイや担任の先生にも相談したら?といったのですが、みんなに考えすぎ、干渉しすぎ、といわれるばかりで、わかってもらえないそうです。ランチやお茶でもしよう、といったのですが、家に籠ってこどものことを1日考えてるみたいです。今日は問題を起こしていないかなど。なので、出かける気持ち的余裕もないようです。そんな話も私にしかしていないようで、他の人とは全く交流もせずみたいです。私も私の夫もあのままでは、育児ノイローゼにでもなって、
大変なことになるのでは、と心配しています。ただ、児童相談所などにいって訪問などしたら、さらに追い詰めそうで、言えません。ママ友自身はいろんな相談先に電話してるようですが、どこでもおおらかに成長をみまもりましょう、ばかりだそうです。
私がママ友にできることはなんでしょうか。ちなみに、お子さんは発達がゆっくりですが、元気にしています。ただ一緒にいると、ママ友が全部お世話してあげてるかんじです。これ以上、問題を起こさないように、見張ってないと、と言っています。

2023年9月21日 22:38

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

理解者でいてあげて。見放さず気にかける。それだけでホッとする

自分の子どものことになると、どうしても神経質になってしまうのでしょうね。外に目を向けながら、他の友達とも交流をしたり愚痴ったりできると、気も紛れるのかもしれませんが。その人(ママ友)にとれば、安易な励ましやアドバイスは、ストレスになったりウンザリしてしまうのでしょう。どうしても周りと壁を作って、ご自身を守っておられるのかもしれませんね。

ママ友の環境を変えるというのは難しいでしょうから、せめて理解者でいてあげてくださいね。話せる相手が、あなただけなら、話を聞いてあげてくださいね。一方的に聞くのはしんどい時もありますから、あなたに気持ちの余裕があるときで構いません。見放さず、気にかける。それだけでも、ママ友は、ホッと出来ると思います。

2023年9月22日 1:54
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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まずは、ご自身を。

ママ友さんのことで心を痛めておられるご様子、お察し致します。
私も小学生の息子がおり、同じような悩みや疑問を抱えることがあります。
PTA会長の経験もあるのですが、その時にも実に様々な環境の方がおられて色々なご意見を聞きました。
親鸞という方の言葉の中に「慈悲に限りがある」というものがあります。
「どれだけ救ってやりたいと思っても思い通りに助ける事は極めて難しい」というものです。
理屈では分かりますがなかなか受け入れ難い。けど現実なのですよね…。
ではどうすれば良いのか。
「まず、あなたが救われる」事が大切だと親鸞聖人は言われます。
助かっている人でなければ人は救えない。
例えば怪我や疾患、心の病を沢山抱えながら介護はできませんよね。まず自身の健康を整えてからになります(ご家族の介護は別ですが)。
同様に悩みや苦しみ、人生の課題も自分のものが解決する事が最優先ではないでしょうか。
おまとさんは生きる上で解決出来ていない、受け入れられない心の問題はありませんでしょうか。
ご自身を振り返って如何でしょうか。
これは「見捨てる」事ではないのです。「救われてる人しか救えない」のです。その真実を踏まえた上で目を離さず、近からず遠からず見守っていかれてはいかいがでしょうか。

「悩み苦しみ、問題が解決して歩んでいる人」には自ずと人が集まり、答えや助けを求めてこられます。
そんな人になれるよう、この機会に自身と改めて向き合っていく事こそ、本当の救いの手かもしれません。

2023年9月22日 10:58
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有り難し
おきもち

新潟県にある真宗大谷派の住職です。 寺に生まれ、寺に育ち、宗門の大学を出...
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ママ友さま、とても心配ですね。
ご相談者さまの優しさ、心配されるお気持ちに頭がさがります。

お優しいご相談者さまだからこそ、
「ママ友さまに何かできるのは私だけかもしれない」と感じていらっしゃると思いますが、過度に責任を感じてしまわないように少し気をつけていただければと思います。

その前提で、ご相談者さまがママ友さまに何ができるか?ですが、
ママ友さまを外に連れ出したりは難しそうなので、

例えば、お菓子を持ってママ友さまのお家に遊びにいって、お茶をしながらおしゃべりするとか、
『お子さんが「○○ちゃんと会いたい、遊びたい」って言っている』と言って、お子さんと一緒に遊びに行ったり、

あるいは、ご相談者さまの旦那さまとも一緒に、ママ友さま、ママ友旦那さま、それぞれのお子さまを含めた家族ぐるみのお付き合いをしてみることなどが思い浮かびました。

そのような時に、何でもない話題で笑ったり、おしゃべりしたりすることができれば、ママ友さまの心がほぐれていく可能性があるのではないかと思いました。

ただ、ご相談文をお読みした上では、このようなことが可能かどうか?は分かりかねますが。

ママ友さまの心がほぐれる時間が、少しでも持てるようになるといいですね。

2023年9月22日 12:08
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有り難し
おきもち

1971年生。岐阜大学教育学部卒業。医療法人に就職し、医療事務、経理、総務...
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質問者からのお礼

貴重なお話に感謝します。
何度も読み返しています。
皆様のご意見を胸に進みたいと思います。

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