夫に捨てられました
2年ほど前に夫が失踪しました。
夫はそれ以前の単身赴任先で不倫をしていたそうです。私は何も知りませんでした。
不倫相手が職場まで来て包丁を振り回したんだそうです。その女性は夫の子を妊娠、中絶していたんだそうです。確証はありませんが二度と妊娠できない体になったのだと思われます。
夫は会社を辞めたいと上司に告げ、そのまま行方不明になりました。
私は夫の辞職を上司に知らされました。
その後訳あって戸籍を取ったところ、夫が勝手に離婚届を提出し受理されていたことを知りました。
無効にすることもできたのですが、すぐにでもひとり親家庭として行政の支援を受けたかったので、そのままにしてしまいました。
すぐに警察に届けを出していたんですが、一年ほど経った頃に夫の行方がわかったと連絡がありました。でも夫の希望で居場所は教えられないとのことでした。
一体全体どんな育ちをすればこんな恐ろしいことができるのですか。
子供のことで意見が対立し、私が折れなかったことが最大の原因であることはわかっているんです。私のことがいやになっていたんでしょう。でも子供は関係ないのに。
子供にはいい父親でいてほしかったんです。子供には父親を嫌いになってほしくないんです。
なので子供には お父さんは仕事がしんどすぎて、それから私のことがいやになって出ていったんだと思う、とだけ話してあります。
私は両親の不仲で小さい頃からずっと悲しい思いをしてきました。自分は絶対にそうなりたくなかったのに。
仕事を頑張ってくれていた自慢の夫でした。本当に愛していました。2年経った今も愛する気持ちを捨てきれません。
帰ってくるわけがない、身内にはそう言われました。私もそう思います。わかっているんです。
でも...
もしかしたらふらっと帰ってくるんじゃないか
いや、いっそのこと死んでくれたら諦めがつく、そんな考えが毎日毎日頭を離れません。
先日はとうとう自律神経の不調から寝込んでしまい、仕事も休んでしまいました。今は復帰していますが心療内科は順番待ちで1ヶ月以上待たされている状態です。
子供は口には出しませんが父親に会いたがっています。返信のないメールを出し続けているようです。
私はどうすればいいんでしょうか。助けてください。
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元ご主人の現実を正視する
こんにちは。
「本当に愛して」いたからこそ、「帰ってくるわけがない」と周囲に言われつつも「もしかしたらふらっと帰ってくるんじゃないか」という思いを放念できないのでしょう。
あなたは、「帰ってくるわけがない」道理を「わかっている」。一方、「でも」という心が振り切れず反芻してしまう。勿論、それは「愛して」いたが故でしょう。
しかし、それ以外の所では元ご主人の現実を正視できず、思い出の元ご主人の方に人物像を繰り返し補正する所に迷いの元があるように感じます。
元ご主人は、不倫をした。
それは、人倫に外れた恥ずべき行為です。
家族中心ではなく、自己中心の人間こそが出来る行いです。
家族をとことん不幸にする行いをした、それが現実の元ご主人です。
不倫相手との間にできた子を「中絶」させた。
命を軽視した、相手の心身を無視した行いができる人間だからです。
それが現実の元ご主人です。
そして、職場を巻き込んだ刃傷沙汰になって辞めざるを得なかった。
完全に私的な醜聞で職場に迷惑をかけた。
「会社を辞めたいと上司に告げ、そのまま行方不明」ということは、引き継ぎもしていないのでしょう。職場の人のことを考えない、無責任で、自己中心の人、それが現実の元ご主人です。
「勝手に離婚届を提出し」た、私文書偽造という触法行為をした、それが現実の元ご主人です。
「警察」が「行方」を見つけたからこそ、初めて存在が確認されたけれども、「居場所は教えられない」と言い放った。「いい父親」どころか、親であることを突然に辞めた無責任さ、心配する心を無視する非情さ。「子供には父親を嫌いになってほしくない」とあなたが願っても、「嫌い」にならないほうが無理というものです。そんな非情な人間、それが元ご主人の現実です。
「子供には お父さんは仕事がしんどすぎて、それから私のことがいやになって出ていったんだ」と話しているそうですね。それはよくありません。「しんど」くても、「いやになって」も放棄してはいけない、命をかけてでも守り通すべき、それが家族だ。そう言う必要があるのではありませんか。
非情で、無責任で、人の気持ちを軽視した自己中心極まるその本人が「ふらっと帰ってくる」ことを想像してください。
厳しいことを書きましたが、あなたの心の逡巡を振り切らんがためと思って頂ければ幸いです(字数制限)
夫君に影響されることのない、あなた御自身の人生を歩んで下さい
あなたのお気持ちをお察し致します。いえ当方にはお察しすること自体出来ないのかも知れません。それだけ元夫君への思いが深く、故にお辛いいのでしょうね。
御自身はどうすべきか…と切実に問うていらっしゃいます。その答えは「夫君のことは忘れて、あなたはあなたの人生を生きていく」となります。もうお子様もある程度の年齢でいらっしゃるので、お子様のことは何とかなるのではないでしょうか…いえ、なるようなっていくのを待つ・見守るしかありません。
ご夫婦でいらっしゃったときに、夫君とどのような間柄であったのかは分かりません。ご相談内容を拝見すると 夫君はあなたにだけでなく、周囲のお方にも随分ヒドイことをなさっていらっしゃるようです。でもその理由を、そして夫君の心の奥底までを伺い知ることは出来ません。
あなたにとっては今でも『仕事を頑張ってくれていた自慢の夫』様なんですよね。また『子供のことで意見が対立し、私が折れなかったことが最大の原因』だと御自身を責めるお気持ちまでお持ちです。
でも、どうなのでしょうか…夫君に還って来て欲しいと願いながらも、今のあなたを支え、癒して下さるお方であれば、夫君でなくても、もっと申せば別に女性であったもよろしいのではないでしょうか。
あなたが求めているのは夫君ではなく、「夫君からの支え、また愛情」ということはありませんか。つまりは頼りたい、自分を何とかして欲しい…その対象として夫君がまず心に浮かび、消えないのではありませんか。
でも、そのような思いで夫君を求めることは、無意味であるだけでなく、かえってあなた御自身を疲れさせ、苦しめます。
もう、いいじゃありませんか…あなたはあなたの人生を歩みましょう。夫君に左右されない、影響されないそんな御自身になりましょう。
その為には、御自身で生きていける道を探すことが大切です。
あなたのご病気のことがありますので焦るのは禁物ですが、でも時間を掛けてゆっくりとあなたの今後の人生を思い描いて下さい。そしてそのような人生を歩めるよう努力していきましょう。
大丈夫です…あなたにはお子様もいらっしゃるし、又仏様が付いていて下さいます。安心して御自身の人生を歩んで下さいませ…。
質問者からのお礼
悠水様、覚城様
お返事大変ありがとうございました。誰にも相談できず2年間苦しみ続けている私にとって大変重くありがたいお言葉でした。
いつまでも夫を忘れられない私には厳しくて悲しいものでしたが、一方では納得している自分がいました。
少しだけですが前を向かなければ、という気持ちになれました。
まだまだ時間はかかりそうですが子供とともにゆっくり歩いていきたいと思います。
お恥ずかしい話ですが経済的に余裕がありませんのでこちらだけでのお礼しかできません。すみません。でも心から感謝しております。ありがとうございました。またよろしくお願い申し上げます。