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夫婦関係を改善したいです

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有り難し有り難し 14

何度もご相談してしまい、申し訳ありません。
結婚して1年の新婚ですが、夫婦関係が悪く、その事に疲労してしまい、どうすれば良いか分からなくなっています。
アドバイスをいただけないでしょうか。

夫は仕事をしながら司法試験にチャレンジしており、家事などは夫もやれる事をしてくれますが、殆ど私がしています。

毎日すごく勉強を頑張っているなと思いつつ、周りの新婚夫婦を見ていると、一緒にどこかに出かけたり、時間や想いを共有しながら過ごしており、それをずっと羨ましく思ってきました。
しかし、そういう過ごし方は叶わないため、自分の気持ちに蓋をして我慢しながらできる限りの支援を続けている状態です。

結婚生活の中で、夫が嫌がるような事をしてしまったたり、発言してしまったりして激しい怒りを買うことが月に1度くらいのペースであります。
1回4時間くらい話し合い、相手の想いや背景を理解し、改善に努めてきたのですが、昨日取り返しがつかないレベルの争いをしてしまいました。

きっかけは些細なことだったのですが、夫が六法全書を私に当たらないように投げたり、「お前は人間のクズだ」「死ね」と怒鳴り散らしながら詰め寄ってきました。

今までも、人格を否定されてきた事もあり、私はカッとなってそんなに言うなら殺してほしいと発言し、台所から包丁を持ってきて相手に握らせようとしました。

しかし、それを動画で撮られ再び怒鳴られ、罵られました。

包丁を持ち出した事については本当に反省しており相手に怖い思いをさせてしまったと強く後悔しています。

また、今まで怖くて言えなかったのですが、「本来なら普通の新婚のように時間を一緒に共有するような生活が送れたのに」と本音をぶつけました。司法試験の勉強を否定するようなことをいった私に夫が激怒しています。
でも、私は我慢している事も分かってほしいし、それに対して感謝もして欲しかったのです。

夫は自分の嫌なことは主張するのですが、私が何を伝えても、「クズの意見は聞く気がない」「歩み寄る気はない」と言います。

夫は親が心配する+新婚ということで離婚はまだしないけど別居はしたいそうです。

私はこの状況や夫婦関係改善について相談したいのですが、結婚式をあげてからまだ2ヶ月と言うこともあり誰にも言えません。
どなたか助けていただけないでしょうか、

2021年12月13日 10:00

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どうしても夫婦関係を改善して続けたいと仰るなら

お苦しみのほど,如何ばかりかと思います。先に,私なりの結論から申しますと,ぴっぴ様がどうしてもその方と夫婦関係を続けたいと仰るなら,ぴっぴ様が「何を伝えても」,お相手が「歩み寄る気はない」と仰る以上,つまり言い換えれば,相手が自ら変わる意思がない以上,ぴっぴ様が自ら望む夫婦像を捨て,お相手が望む生き方に徹することになろうかと思います。これまでのご相談を拝読する限り,お相手の出方は比較的一貫している様ですので,お相手の態度が簡単に変わることはないかと思います。

「別居はしたい」と言われている様ですが,大変お疲れのご様子でもありますし,別居なさっては如何でしょうか。そして,共に生きるのが双方にとって幸せなのか,距離を置いて考えてみるのはよろしい様に思います。「誰にも言えません」とのことですが,新婚だから相談できないというお考えなら,信頼できる身近な方にご相談なさる方が,却ってよろしいかと思います。1人で頑張り過ぎないでください。

以下,上記を補足する形での私なりの考えです。夫婦仲については,その夫婦にしか分からない部分が多く,簡単に次の様なことを申し上げるべきではないのですが,過去のご相談も拝読する限り,どうしてそのお相手と夫婦関係を続ける努力をなさろうとするのか,首を傾げてしまう状況の様に思えます。お相手を悪く言いたい訳ではないのですが,人格否定や物を投げつける行為などは,もはや話し合いではありません。また司法に関わろうとする人間が,家族の怒る様子を撮影したり,我を失っていても六法全書を投げつけるなど,如何なものかと思います。

ぴっぴ様は,「本来なら普通の新婚のように時間を一緒に共有するような生活が送れた」というご自身の本音を「今まで怖くて言えなかった」と仰っています。それ程の抑圧は普通ではありません。

「司法試験の勉強を否定するようなことをいった私に夫が激怒」とのことですが,ぴっぴ様の本音はごく普通の感情です。それすら犠牲にしなければ司法試験を通過できないというのなら,試験を通過できたとして,その後の生活はどうなるだろうかと心配になってしまいます。それでも,ぴっぴ様がそのお相手を支えたい,それがご自身の幸せなのだと仰るなら,我を殺して頑張り続けることになるかと思います。ただ,本当にそこまでご自身を捧げる必要があるのかと,私は思ってしまいますけれど。

2021年12月14日 15:48
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僧侶であり,とある国立大で仏教文献学を教える教員です。 かつて,僧侶...
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