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恨みを知ってしまったら心が落ち着かない

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

私は、なんでも売っていて朝までやっている便利なお店な場所の夜勤で働いています。

よくシフトが一緒になる人が来なくなりました。

一回目、出勤したら休みになっていました。
二回目、遅れると連絡はありましたが、ギリギリで休むとだけ連絡が来てそれっきり。
そして先日、最も混む曜日、しかも運悪くその人と自分しかシフトがない。これまでは他の人がいたからいいけど。というかそもそも今日は二人でもキツイ。私はその人の出勤を祈りました。しかし結果は連絡無しの欠勤。ああ無常。
その後は地獄としか言えませんでした。思い出したくもない一夜です。よくもまぁ生きていたものです。
二度あることは三度ある、されど仏の顔も3度まで。もはや火山は煮えたぎっていました。

そして今日。四度目の欠勤に加え、出勤予定のシフトをすべて勝手に消去している(ネットで申請、書き換えができます)と聞きました。
その人とは大晦日、同じシフトでした。おそらくでもなく確実にお店は混みます。なにせ、最も人が夜遅くまで起きているであろう日ですから。きっとその日の私は死に物狂いで働くことになるでしょう。一人減りましたし。もう増員も間に合いません。

何かがブツリと行きました。堪忍袋の緒が切れるとはこのことでしょうか。切れるだけにブツリ。
ですが、今までカッとなったことは数知れずですが、おのれ許すまじなんて怒りを抱いたことはありません。
得体のしれない何かが私の中に生まれた気がしました。グツグツとしたような、ドロドロとしたような、シチューでしょうか。もはや死中。
人これを恨みというのでしょうか。それとも憤怒?形容しがたく、しかして確かな形を持つ感情です。

これがすごく気持ち悪いのです。冷水と温水。白と黒。モヤモヤしすぎて口から煙で出てきそう。
でも分かること。きっとその人を前にしても怒ることはないこと、謝られたら許してしまうこと。優しすぎて損する私が見えます。
しかし溶岩の中から、それで苦しむのはオメェだろうが!と知らなかった私が飛び出してきます。逆ターミネーターかな。 

なんだか経験したことのない何かに囚われ、善悪も無く、心の二分を感じています。

師走の寒空を思わせる言葉遣いも感情のごまかしに思えてきました。

うまく例えられず申し訳ないですが、恨みを知った私達の分裂にまとまりをくれる言葉をいただけないでしょうか。

2021年12月15日 3:20

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

おきもちとてもわかります

拝読させて頂きました。
あなたのそのお気持ちとてもよくわかります。私もそういう気持ちを持ったことは何度も何度もあります。自分でも爆発するのではないかという程のそのあふれかえってくるお気持ち、発狂してしまいそうになるほどの強い感情とてもわかります。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。

一先ず一息ついてみて下さい。ゆっくりと呼吸なさって肩の力を抜いて下さい。爆発してしまいそうなその思いもゆっくりと呼吸しながら抜いていきましょう。柔軟体操などをして力を抜いて体を楽にしていきましょう。

そしてあなたの心を癒しましょう。落ち着く音楽を聴いたりあたたかいココアや紅茶を召し上がったり、あたたかな日の光を浴びてみて下さいね。あなたの心を休めてあげて下さいね。

今あなたはしっかりと生きていらっしゃいます。あなたには日の光があたたかく降り注いでいます、新鮮な空気があなたの身体の中に入ってきます。

その人のことなどほおっておきましょう。その人がいてもいなくてもあなたは今しっかりと生きていらっしゃるのですからね。

これからの未来もあなたは心身共に充実なさって生きていくのです。

私もこれから年末年始に向けて心身を安らかに健やかに備えて、できることをできるだけ誠実にこなしていこうと思っています。共に年末年始を適度に健やかに乗り越えていきましょうね。あなたを心より応援しておりますね。

お返事有り難う御座います。
あなたがこれから心から豊かにうるおいある毎日を生き抜いていかれますよう心よりお祈り申し上げます。どうか焦らないで穏やかに過ごせますに。応援してますね!

2021年12月15日 11:32
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

素敵なお言葉ありがとうございました。
お礼がとても遅くなってしまい、大変申し訳ありません。忙しい年末年始を過ごし、ようやっと落ち着くことができ、筆を取ることができました。

お言葉を見た時、少し、なにおう、この怒りを抑えられるか、などと反感を持ってしまう失礼もございました。しかし、時間が経ち、日々を過ごす内に、そんなことなかったかのようにいる自分がいました。
お言葉のとおりだ。と、とても有り難い気持ちになりました。
これからも一時の激情にぶつかったとしても長い目で穏やかに見ていこうと思います。

本当にありがとうございました。

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