父への怒りが消えず日常生活にも支障が出る回答受付中
以前一度こちらでお世話になりました。
あれからまた妊娠し、今は2歳の子どもを育てている母親です。
ずっと父親との関係に悩まされてきました。私の父は、いわゆる共感性に乏しく、こちらがどんなに「傷ついた」と伝えても、「俺はそんな事では傷つかないから、傷つけていない」と返してくるような人でした。
何かを訴えても、突き放され、怒鳴られ、否定されてきました。
理屈や屁理屈で煙に巻かれ、話をしても一向に通じ合えない。母と共に耐えてきた時期もありますが、私自身が親になった今、その怒りや悔しさが以前にも増して湧き上がってくるようになりました。
表面上は冷静に生活していますが、ふと気を抜くと、頭の中で父と言い合いをしている状態が続いています。過去の記憶を何度も反芻してしまい、怒りや恨みが抑えられず、顔にも出ているのが自分でわかるほどです。
2年ほど前から、この状態が定期的に繰り返されています。
最近では「もし自分の息子が将来父親のようになったら…」という恐怖や絶望感まで抱いています。父と同じように、特に女性の痛みに無関心で、「それはお前の問題」と突き放すような人間になったらどうしよう、と。そう思うと、自分の中に共感や優しさがあることさえ辛くなるときがあります。
本音を誰かに話したくても、これまでの経緯を全部説明しなければいけないのが重くて、母以外には話せません。けれど母にばかり怒りをぶつけるのも違うと思って、気持ちの置き場がなくなってきています。
許したくない。許してはならない。そういう強い思いが、自分の中にインプットされたような感覚があります。でもこのままでは、自分が苦しい。
「悔しい」という言葉しか出てこないのも情けなくて、本当はもっと的確に感情を表現したいのに、それもできず…このまま一生、父親のことで怒り続けるのかと思うと、ものすごく虚しくなります。
心療内科にもかかりましたが、「鬱ではない」と診断され終了。漢方薬も効きませんでした。
紙にかく、声に出すといった、ストレス発散も試しましたが効果は無いようです。
子どもは初孫ということもあり溺愛してくれてますが、私はまだこんなに苦しんでいるのに、なぜコイツは幸せそうなのだろう。コイツを喜ばせてしまった、という思いもあります。
感情の整理や向き合い方、もしくは「父親との関係をどう終わらせるか」良い方法を知りたいです。
お坊さんからの回答 2件
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人は変わる。諸行無常。
こんにちは。普段は離れているとは言え、時々会いに来るのですね。それは「怨憎会苦」と言って、御釈迦様の時代から「人生における苦の代表的なもののひとつ」とされています。
お孫さんの前では、昔のような高圧的な父ではないのですね。それはひとまず良かったです。問題は、あなたが「昔はこうだったくせに。本質はこうなのに」という「ご自身の傷ついた思い出」と「現実見えている姿」のギャップがあるからでしょう。
まず最初に、あなたが何処を向いて生きるべきかを考えましょう。それはもちろん「現在」であり「今の家族=旦那さんやお子さん」ですね。優先順位は明らかにこちらです。そして、恐らく旦那さんやご子息に対して願いを持っている。「相手の気持ちを知り、それを受け止められる人になって欲しい」と。
であれば、まずは「旦那さんやお子さんの気持ちを受け止められるあなた」でいることが、何よりの「在り方」でしょう。「お母さんは、僕の言うことは頭ごなしにしないで聞いてくれる」という経験を積ませましょう。世界を信じられるか否かは、幼い頃の経験に大きく左右されますからね。
勿論、「あなたの言うことは全て肯定するわ。何でもあなたの言うとおりにするわ」というのは間違いです。それでは「世の中、俺の言葉が全て通る」という間違った信念を持たせることになりますから。「受け止める」と「受け入れる」は違うのです。そして同様に、あなたご自身も、ご自身の気持ちを表現しましょう。「ああ、楽しいな、嬉しいな」でも「それは私、辛いな、悲しいな」でも。そして同様に…「受け入れてもらえたり、もらえなかったり」を積んでいく。「あなたと私は違う人間だけど、あなたの気持ちは受け止めたい」という態度です。この「目指す人間関係」をはっきり持つことが、とっても大切です。
そうしていれば…「男の人(には限らないんですが)は、みな父のような考え」ではないことが証明されます。少なくともあなたにとって大切な、旦那さんやお子さんは、お父さんと違う。これは、「世界を作る」あるいは「世界を変える」ことなのですよ。
そして、重要度の低い「対お父さん」については…。世には「精神的親殺し」という言葉もありますが、年齢的にそれは過ぎているように思います。だから、試みるのを止めはしませんが、むしろ「歳を取って丸くなる。諸行無常。」を待つ方がよろしいかと。返信御礼
あなたのお気持ちを優先しましょう
拝読させて頂きました。
あなたが今までのお父様の態度や言動に対して大変辛い目になってきてお父様への怒りが消えないのですね。詳細なあなたやお父様や皆さんのことはわからないですけれども、あなたのその怒りや辛い思いを心よりお察しします。
お父様が具体的にどの様な方なのか、どんな生き方や考え方をして生きてこられたのかわからないですが、その様な態度で一向にあなたの思いをわかってくれないのは本当に問題でしょうし、あなたもとても辛いと思います。あなたがお怒りになさるのももっともかと思います。
やはりあなたがそう思ううのであればお父様との関係はしっかりと距離を取った方がいいのではないかと思います。あなたが一方的に我慢を続けることも限界があるでしょうし、そのことでお子さんにも少なからず影響を及ぼしてしまうのではないかと思います。
今まであなたがとても辛く怒りを持っていたこともしっかりとお伝えなさり、お父様と一切お会いなさらなくてもいいと思います。
お父様はそれを納得なさらないかもしれません、反省しないかもしれません、あなたに謝罪しないかもしれません。その時は一切関わることをやめてもいいと思います。あなたにとってお父様とのご縁は悪縁ですからね。
あなたが毎日を安心してご生活なさりお子さんを健やかに育てることを優先な去って下さいね。
願はくはお父様が今までのあなたになさってきたことを心から反省なさり誠実にあなたに謝罪なさりこれからの態度や言動を改めていきます様に、あなたが安心して皆さんとお互いを思いやり助け合いながらお子さんを健やかのお育てなさっていくことができます様に、あなたが皆さんと仲良く心から幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。至心合掌m(__)m
そしてあなたや皆さんを心から応援させて頂きます。
またあなたの思いをお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしております。
質問者からのお礼
ご対応ありがとうございます。
今回のご回答について、全体的には親身なお考えをお伝えいただいたものと受け止めております。
ただ、「精神的親殺しは年齢的に過ぎている」「試みるのを止めはしないが」といったご表現については、正直なところ戸惑いと違和感を覚えました。
私自身、「精神的親殺し」という言葉を使った覚えはなく、にもかかわらず、あたかも私がそれを望んでいるかのような前提で話が進み、「もう遅いけれど」と年齢というどうしようもないことを持ち出され、挙げ句に「やりたいならやればよいのでは」と突き放すような形で語られている印象を受けました。
その結果、私の怒りや苦しみが十分に受け止められていないように感じ、とても辛くなりました。
長年にわたる父親との関係の中で抱えてきた傷や怒りは、今も私の心に重くのしかかっています。
それに向き合うことは、私にとってとても大きな決意を要するものであり、それを「年齢的に遅い」「まぁそれよりも〜」といったかたちで軽く扱われてしまうと、真剣に相談した自分の気持ちまで否定されたようで、とてもつらく感じてしまいました。
もちろんご意見には感謝しておりますが、もし今後も相談者の心の深い部分に触れる助言をされるのであれば、少しだけ、言葉の選び方にご配慮いただけるとありがたく思います。
Kousyo Kuuyo Azuma様
お忙しい中、ご丁寧に言葉を選んでくださったことが伝わります。穏やかなお言葉をありがとうございました。気持ちが少しほぐれた気がします。
拙い相談にも真摯に向き合ってくださったこと、ありがたく思っております。今後、自分の中でも整理をつけていけるよう努めたいと思います。
佐藤良文様
違和感に対して向き合うお気持ちが無いようでしたら、あのような追記(回答変更)はご遠慮いただけますと助かります。
このメッセージへの返信は、御礼を含めどうかお控えください。