どうしたら強い人間になれるのでしょうか
三年前、ふと気が付くと自宅のベランダの前にいました。
外には出ていなかったことが不幸中の幸い。無意識でした。
その時はじめて「死にたい」と思いました。
これまでは嫌なことがあると「早く消えたい」「私なんて存在しなければよかったのに」と考えるのみで、「死」については考えたことがありませんでした。
その理由としては「親より先に死ぬことは最大の親不孝だ」という考えがあったからです。それは今でも変わりません。
しかし、冒頭で述べた出来事がきっかけで心の糸が切れてしまったのか、何かつらいことがあると「死にたい」と考えてしまうようになりました。
苦しくて狂ったように泣いてしまう夜は、親友や恋人に相談し話を聞いてもらっています。頼れる存在がいることだけで本当に恵まれていると思います。
しかし、親友(と私)は大切な試験が近く、最近はつらい時に話を聞いてもらうことができずに一人で抱え込んでいます。恋人にもつらい時は連絡しますが、心が軽くなりません(わがままですが……)。
もやもやがなくならず、自分を自分で壊したい衝動に駆られてしまいます。
皮膚に爪を立てたり、腕を思い切り噛むといった自傷行為をしてしまうことが多くなりました。
四月からは社会人となり、親友も恋人も忙しくなります。(私もです)
おそらくこれまでのように、つらい時に話を聞いてもらうことができなくなってしまうと思います。親友や恋人は、いつでも連絡してねと言ってくれていますが、私の性格上、これまでのようにふたりに甘えることはできないと思います。
(自分勝手な気がしますが……)
「死にたい」と考えてしまったり、すぐに病んでしまう自分が嫌です。
もっと強くなりたいです。
どうしたら強い人間になれるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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道をいくつか作る
なかなかに苦しい思いをされているようですね。
これからは生活環境も変わるとの事で不安でいっぱいな心境お察しします。
さて、「親より先に死ぬことは最大の親不孝だ」という考えをお持ちになったり、
周囲の方に迷惑をかけられないという配慮されたりと文章を読む限りは、
強い心持ちと優しい性根をお持ちに見えます。
強くなりたいとのお言葉ですが、心が苦しくなるとついつい自分が弱いからだと
自分を責めてしまいますが、そんな必要はありません。
苦しいのはあなたが弱いからではないからです。
逆に心が強い人ほど折れると大きなダメージを追ってしまうことがあります。
どんな事が起きてもそれらを風のように受け流すしなやかさが必要なのです。
では、どうすればしなやかな心を持つことができるのか?
それは「こうでないといけない!」とか「こうあるべき!」という
強い思いを捨て去るところから始まります。
もし、こういう感情が湧き出たときは、その感情に「~なのかな?」と疑問符をつけてみてください。
答えは出なくても良いのです。
これによって、行き場のない気持ちに別の出口が見つかるからです。
道が一本しかないのは苦しい事です。
そこを進むしかないから。
100回に一回でもいいので、思い出したらやってみてください。
質問者からのお礼
松浦智徳様
ご回答ありがとうございます。
「こうでないといけない」「こうあるべき」という強い思いが私の中にあることは自覚していましたが、その思いのせいで自分自身を苦しめていたのだなと改めて実感しました。
今後は全てを受け止めるのではなく、受け流すことを意識して、心に余裕を持てるようにしていきたいと思います。
いくつか道をつくりながら自分の楽な生き方を見つけていきます。
ありがとうございました!