勇気をください
初めまして、さくらさくと申します。
私は現在、就職を考える歳となり、自分がどのように働いていきたいのかを考えるようになりました。実際にどのような会社があるのか見たく、いくつかの会社が合同で行われる説明会に行きました。
「私はこの分野で働いていくのだ」、そう実感した途端に、辛くなってしまいました。
私は専門学校という、一つの分野に特化した学校に通っています。そして、その学校に行くと決めた時、今後私はこの世界で生きて行くのだと覚悟をしました。そう思い込んだ、と言う方が近いかもしれません。
でも、会社説明会に行った時、思い出してしまったのです。
私は、本当は、もっと別にやりたいことがあって、なりたいものがあります。ですが、それは私には無理だと、そう決めつけて今まで生きてきました。
だけど、同じように説明会に参加している方々を見た時、なんだか、とても、羨ましく感じました。
私も、本当にやりたいことを、胸を張ってやりたいと言いたい。そう思ったのです。
家族に話しました。反対されませんでした。むしろやってみなさいと言われました。
なんだか、ようやく一歩進めたような、そんな気がしました。
長々と話してしまい申し訳ありません。
本題はここからになります。
私は今、自分のやりたいことをやるために、今の私がまず出来ることは何かを探し、小さな事ですが、活動し始めています。
ですが、常に恐怖が頭から離れません。
私ではダメだ、また諦める、この想いは勘違いかもしれない、やろうとするのは今だけだ、そう自分で自分に言ってしまいます。
奨学金の返済といった金銭的なこと、定年を迎えた両親のこと、自分自身の能力や弱さのこと、きっと不安に感じたところでどうしようも無い、行動してみなければ分からないのに、常にこのような恐怖や不安に心が押しつぶされそうになります。
これはきっと贅沢な悩みです。
ですが、お願いします。
この贅沢者に、勇気をください。
きっと、それは私自身が、私自身にすべきなのでしょうが、私には未だ、そのやり方がわかりません。
どうか、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大丈夫。先のことは、先のあなたがちゃんと乗り越えていく。
今のあなただから、気づいたこと(やりたいこと)なのだと思うよ。もうちょっと前でも先でもない、目標や向かう気持ちは今だから生まれたのです。
人生が進むにつれ、そこまでに得た経験や学びから新しいものが見えるようになったり、考え方も変化していくものです。
あの時には思わなかったことに、今なら心動かされる。
それは、「大丈夫かな私でも」と不安もあるでしょうけれど、一歩先には またあなたを奮い立たせる何かが待っていると思うわよ。
先を不安にばかり思うか、楽しみにできるか。先には先に出会うものがあります。人だけでなく自分の感情もね。気づきがどんどん増えていきますよ。
先で起こることは、先の自分と相談しながら乗り越えていく。
定年を迎えられるご両親にも、お考えがあるでしょう。あなた一人だけが背負わされるものでもありません。先は 先の自分に任せて、今をしっかり立っていくことですよ。
大丈夫〜こんなにも考えているのだもの。先のことは、先のあなたがちゃんと乗り越えていくわ。
質問者からのお礼
中田 三恵様
お礼を申し上げるのが大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
暖かいお言葉をありがとうございます。
「先は先の自分に任せて、今をしっかり立っていく」
大変心に響きました。先の事ばかりに目がいき、今を見れていなかったこと、痛感致しました。
「こんなにも考えている」と仰っていただき涙が出る思いです。悩みを肯定的に捉えていただけるのはこんなにも嬉しいことなのだと実感致します。
長い質問であったにもかかわらず、こんなにも心温まるお言葉をくださり、本当にありがとうございました。
今の自分にとって納得が行く道を、見つけ出そうと思います。