うまくいかない時の心構えについて
はじめまして。この春に大学3年生になる女です。
ことの始まりは昨年12月からでした。バイト先の忘年会で社員に突然「お前には存在価値がない」「つまらない人間だ」とお叱りを受け、明らかに干されるようになってしまいました。同僚とは仲良く、ノルマもこなしミスも最低限に抑えられていたためショックでした。恐らく難なく淡々と業務をこなすことに向上心がないと捉えられてしまったのだと思います。
その後、年明けもなんとなくうまくいかないことが続き、立て続けに入った予定がなくなったり、彼氏に振られたり、バイトに応募しても中々受からない、または受かっても音沙汰なくなあなあになってしまうなどうまくいかないことが多く、社会や人に受け入れられていないような気がして心が疲れてきてしまいました。些細な出来事たちかもしれませんが、色々な小さな悪いことが積み重なって、自分のいいところや生きる意味が霞みがかって見えなくなってしまいました。
人には誰しもついていない時があるのは頭では理解していますが、ついカリカリしたり打開策が見えない状況に落ち込んでしまい、そんな自分にさらに嫌気がさしてしまいます。
うまくいかない時にはどう捉えてどう生きれば良いのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
全ては苦しみ。心は無常。
全ての出来事は苦しみです。
肉体の外部から五感に入ってくる刺激も、心が受け取る情報の刺激も、その本質は苦しみ。
ただ、苦しみの種類や強さがその時々で変わるだけ。
お客様からのクレームには平気でも、社員からの一言に傷ついたりする場合がありますが、どちらも苦しみであり大差ない。
その苦しみの本質は、耳に入る空気の振動(相手の声)。苦しみの選り好みをして一喜一憂しているのは自分なのです。
苦しみは無くならない。
つまり、毎日の宿題は無くならない。
そんなのよく考えたら当たり前じゃないか!小学生の頃から宿題はあったじゃないか!でも宿題のせいで不幸にはならなかったじゃないか!
と、明るく苦しみましょう。
また、心は無常です。
心は、瞬間ごとに浮かんで消えていきます。
嫌な気分も良い気持ちも、空を通り過ぎる雲みたいに過ぎ去ります。
雲は月を隠せても、雲は月を壊せません。雲が過ぎ去れば月は何食わぬ顔で静かなまま。
瞬間ごと新しい心。
だから瞬間ごとに新しい「私」。
そう思って、昨日の怒り悲しみを今日に引きずらないようにしましょう。
人生はどうせできることしかできないのだから、今できることをできる範囲でやればOKだと思いましょう。
悲しいお葬式の休憩時間にでも、お笑い番組を見て笑える。
それが人間の強さです。
苦しみや宿題のすき間にも、癒やしの瞬間は必ずあります。
質問者からのお礼
ご教示頂きありがうございます。自分が分別しているだけ、心は無常であるというご回答にハッとさせられました。また、本名に「月」が入っているのもあり雲は月を隠せても壊すことはできないという言葉に強く胸を打たれました。これからも頂いた言葉を胸に強く生きていきたいと思います。本当にありがとうございました。