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30歳、7年半続いた不倫が終わりました。

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

別れをどう受け入れていけば良いか、心の整理がつきません。
不倫でありながら、彼とはこれまでお互いに強く惹かれ、深く愛し合っていたと思います。
彼には奥さんと小さな子供がいますが、家庭は冷え切っており、離婚するから待っていてほしいと長年繋ぎ止められていました。
何度も距離を置き、別れを決断したこともありましたが、お互いを失う苦しさに耐えられず、結局元に戻ってしまっていました。依存し合う関係になっていたと思います。
復縁するたびに、全てを背負ってでも彼と添い遂げるという覚悟や決意は強固になり、意地や執着を伴った愛情になっていました。
結局、私は奥さんや子供の苦しみに目を背けていたと思います。彼らの幸せを奪って、結局自分のことしか考えていない。。
この1年で、彼は奥さんに離婚を申し出ました。ですが奥さんは、子供への影響を考え断固として拒否。協議は平行線で、彼が家を出て別居しました。
もう少しの辛抱だと信じていた矢先に、彼から別れを告げられました。
理由は、将来私との間に子供を作ることが、自分の子を傷付けることになると。その罪悪感から、私と新たに子供を作る気にはなれないということでした。
別居による子供のショックの大きさを実感し、その考えに至ったそうです。
私はもともと結婚や子供への願望は強くありません。ですが、大好きな彼と自分との間に命が宿るという奇跡に憧れを抱いており、彼との間になら子供が欲しいと考えていました。
彼は、その私の夢を実現させる約束ができない、この先も決断できずにいたら取り返しのつかないことになる、私には幸せになってもらいたい、と言いました。
彼の決断は、もう覆せないと感じます。
私は、彼のいない未来を想像していませんでした。生活の中だけでなく、頭の中での意思決定にも、いつも彼の影があります。
別れをどう受け入れていけば良いのか、わかりません。
でも同時に、この決断は間違えでないとも思います。彼との間に喧嘩は絶えなかったし、これ以上、彼の周りの人達を苦しませずに済んだ。
それでも、心はまだ受け止められません。彼を失ったこと、ふとした時に心臓が潰れるような辛さが走ります。
まだどうしようもなく彼が好きです。どこかで、またもとに戻れないかと期待しています。そんな弱く、汚い自分が嫌になります。
私はこの先どう生きていくべきでしょうか。どうかお力をお貸しください。

2022年3月15日 6:00

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

地獄・極楽はあなた次第でこの世に存在し続けます。

a a aさん
彼が大好きで一途な思いで時間を紡いで来られたご様子がよくわかりました。
しかし、人を愛して止まない想いは気持ちが良い反面、自らの身体と心を破滅へと導くかと思うのです。
言うまでもなく、私たちは人間社会の中で様々な人と関わりながら日々を過ごしています。
関わりがあるからこそ楽しい人生もあれば辛い人生も待っている。
そして、これはあなたとその彼の問題だけではなく、彼の奥さまとお子さんに対して何かしらのよくない結果をもたらしているのではないでしょうか?
お辛いでしょうが生きていく筋というものを違えては修羅場絶えない、そして地獄を生む世界を生み出してしまう原因あっての結果を迎えるかと‥
彼との別れに自分から言葉を切り出すことが出来ず、彼からの言葉により別れへと向かおうとされている。
まさに、彼の仏心のような決断を大事に受け止め、そして彼のためにも長年のお付き合いによる感謝の表れとしてあなたが新しい道を進みお幸せになられることかと思います。
ご拝読本当にありがとうございます。
これからの門出を応援しております。

2022年3月15日 9:16
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有り難し
おきもち

みなさん、こんにちわ。童楽寺の副住職の小林裕淳(ゆうじゅん)といいます。悩...
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質問者からのお礼

小林様
厳しくも温かいお言葉、誠にありがとうございます。身体が震えるほど、響きました。
私が前を向いて新たな道へ進むことが、彼への感謝の表れとなるのですね。
門出という言葉に、背中を押されます。
どうしようもなく苦しくなる時もあると思いますが、その時は小林様から頂いたお言葉を何度も何度も読み返したいと思います。
一人で抱えきれなくなっていたので、こんなにもすぐにご回答くださり、とても心が助かりました。
私のために貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。

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