余命宣告をされた彼女
初めて質問させて頂きます。
私には、歳上の同性の恋人が、さっきまでいました。つい先程、別れを告げられてしまいました。
彼女は、内臓の病気を患っています。先々月、お医者様から余命半年を告げられたようです。
その頃はまだ、交際関係に発展しておりませんでした。
しかし、私が相当依存しておりましたから、見かねた彼女から「私が居なくなっても苦しまないように、今から離れるリハビリをするか、辛くなること覚悟で最期まで恋人として隣に居るか、どっちがいい?」と、余命宣告をされた時、私に聞きました。
私には 大好きな彼女と離れる という選択肢がなかったので「短いかもしれないけど、貴方の恋人として隣に居たい。」と伝えました。
そこから一ヶ月間は、毎日とても幸せでした。連絡をまめに取り、彼女の愛情をひしひしと感じて過ごしておりました。
しかしある日、彼女のお母様が亡くなられました。彼女と全く同じ、内臓の病気と闘っていたお母様でした。
それから彼女とは、10日ほど連絡が取れませんでした。お母様の訃報は、彼女のお父様を通じて知りました。
そして先程、彼女から久しぶりの連絡がありました。
「私は母親を亡くしてとても寂しかったし、辛かった。私が死ぬことによって、貴方を私と同じ気持ちにさせることはできない。」と、言われました。
付き合い始めてから一ヶ月の間に、わたしは彼女に沢山幸せにしてもらいました。
中でも忘れられないのが、ある言葉です。
「私は貴方を、世界一幸せにできる自信がある。捨てたりしない。」
このような言葉です。
言ってることとやってることが違うよと、言いたいのですが、彼女もきっと、私のためを思って別れる判断をしたのだと思います。
ですが、涙が止まらないのが現実です。
こういう場合、私は、無理矢理でもそばに居た方が良かったのでしょうか。
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素直なお気持ちを。
ひかりさん 拝読しました。お辛いですね。彼女さんはひかりさんを嫌いになったわけではなく、大切な存在であるが故に発した言葉とわかりますので、余計に辛いことだろうと思います。
親しい人が亡くなると、いつも辛いのは残された方です。彼女さんもお母様が亡くなって同じ思いをさせたくないという気遣いなのですね。彼女さんにとってひかりさんは本当に大切な方なのだろうと思います。そのことで、ひかりさんのいまのお気持ちはどうでしょうか。それでも一緒にいたい、というのであれば、やはり後悔しないようにお伝えしてみては如何でしょうか。涙が出るという素直なお気持ちをお伝えしても良いように感じました。
いま別れるという決断をすることと、辛いことは覚悟の上でも最後まで一緒にいることでは、ひかりさんの今後(彼女さんが先立たれた後)の気持ちが大きく変わると思います。彼女さんのお辛い気持ちを受け入れた上で、ひかりさんがどうされたいか。きっと、精神面でも心細くなられていると思います。直接的になにかしてあげられなくても、心は寄り添えるといいですね。お辛い時期ですが、ひかりさんもご自身を労ってお過ごし下さい。
彼女の言葉を信じたい
ひかり 様 相談ありがとうございます。
最後の判断はご自身でお願いします。
そのうえで、私は、
「私は貴方を、世界一幸せにできる自信がある。捨てたりしない。」
を信じたいですね。
余命宣告をされたら誰だって心が揺れます。ましてその時にお母様がお亡くなりになられたらなおさらです。でも、上記の言葉が彼女の支えになっているような気がしてならないのです。私の推測ですが。
たまたまですが、今日、YouTubeでjujuの「奇跡を望むなら」のPVをみました。もしあなたならこのPVをみて、自分は何ができるだろう、出来ることをしようと思うのではないか、と思いますので、URLを下記に張り付けておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=dkzJvtdgrOM
彼女にも、最後まで「生き切る」ということを思って貫いてほしいですね。
きっとその為に、PVが何かの役に立つのではと思います。何かできるはず。
彼女は「何の制約もなかったら何がしたいのだろう」と尋ねてみるのもいいと思います。そしてそのために残された時間を費やしてもいいかもしれませんね。生き切るための参考書は、船戸崇史著『「死」が教えてくれた幸せの本質』です。読んでみてださい。
そしてあなたはやがて、喪失の時がきます。それも覚悟がいるでしょう。
どうしようもない、切ない、やるせない、孤独で悲しい、寂しいがあるでしょう。
どうぞそんな時は、何なりとご相談ください。
優しさ・思いやり・温かさがあなたと彼女を包むそんなお手伝いをさせたいただきたいと思います。
参考にしてください。
一礼
追伸、お礼メッセージをありがとうございました。まだ悲しみの中でしょう。それでも精進して生きていこうとされる姿勢に感動をいたしました。無理せず、泣きたい時は泣いていいよ。辛い時は休んでいい。それでも大丈夫。彼女の優しさがあなたを包むから。
なぜか、私の頭の中にユーミンの飛行機雲が流れてきました。
辛い時はどうぞ遠慮なくご相談ください。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
彼女が、4月5日に他界しました。ずっと孤独から立ち直れず、お礼ができず申し訳ございません。
そろそろ夏がやってきますが、彼女と出会ったのも8月末頃の、残暑厳しいときでした。秋生まれの彼女ですが、からっとした明るさは夏そのものだと今では思います。
たまに彼女をふと思い出してしまい辛くなってしまう時もありますが、彼女がお母様と一緒にお空から見守ってくれると信じて、彼女の恋人である事実に恥じないよう、日々精進して彼女と、お母様の分まで元気に長生きしようと思います。
この度は相談に乗ってくださり、ありがとうございました。