子供の頃の、残酷な行動について
回答 1
有り難し 30こんにちは。
昨年、子供を産み、命の大切さや日々の大切さをさらに感じるようになりました。
それと同時に、子供の頃に行ってしまった残酷な行動に心が痛くなります。
買っていたペットを可愛がらなかったこと、クラスメイトを傷つけてしまったこと。思い出せば思い出すほど辛くなります。
きっと、これは晴れることないんだと思います。毎晩モヤモヤしてしまうのですが、どう気持ちと行動を置いたら良いのでしょうか。
すぐに諦める
お坊さんからの回答 1件
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子供は間違えてあたりまえ
拝
子供は残酷な生き物です
私も思い返せばいかん事を沢山しでかしておりました
アリの巣を爆竹で爆発させてみたり
必要以上に沢山魚を釣って魚をいじめたり
人の悪口言ったり
人の物を盗んだり
中学くらいになってやっと虫1匹殺せなくなりました
仏教的に言っても超悪い事なのは間違いない
でもね、考えてみて？
子供というのは己中心にしか考えない生き物です
もちろん人を思いやる事に長けた子供もおりますがそれはあくまで特異な例として考えてくださいね
例え大人に良い教育を受けても
興味や衝動を抑える事はできないのが子供
そして沢山良い事も悪い事も自ら試して
己の中に確かな善悪の基準を作り上げるのですよね？
これ自体は正しく強い思考を育てる為に大事なプロセスなのです
では貴女の悩みの何がおかしいかというと
子供の頃の大事な経験を罪と思い背負い込んでいる事です
経験は全て大事な学び
その学びの中から貴女がどう生きようと決めたか
そして今何を行うか
それが最も大事な事です
さもなくば子育ても間違えてしまいます
子供時代の失敗を許さなければ
自分の子供の失敗も正しく捉える事はできません
これでは困りますよね？
大人への成長過程に起きた失敗を悔やむって
真っ当なように思えますが
実はどんどん人を暗くするだけで
それだけでなくまわりを暗くして
あらゆる行動を抑制する原因になります
こんな事したら自分や貴女を思いやる人達が痛むだけなんです
もっと言えば己のしでかした過去の失敗全てに対しても同じ考えであってください
過去の行いは何度も思い出す必要なんてない
一度思い出して正しく判断出来ていればそれで十分なのです
それ以上考えているならばそれはおかしいと自分に言い聞かせてくださいませ
大事なのは今貴女が幾多の経験を元にどんな行動をとるかです
お釈迦様の弟子には泥棒も人殺しもおりました
その弟子達は絶対過去の罪を責めたりしなかった、だからこそ本物の仏弟子になったのです
仏の種は誰にでもあるのです
大事なのはその種に水をあげる事です
決して
罪を責める行為に溺れる自分を許してはいけません
合掌
