私の選択について。
初めて質問させていただきます。
よろしくお願いします。
私は今年で25歳になる男性です。
大学を卒業してからは夢である「教師」にならず、子供を持つ保護者の方たちの「理想の担任像や教育方針」を聴きたくて、塾の勧誘の営業の仕事をしました。
そこで色々な方たちからの意見を聞くことが出来てとても勉強になりました。
そして、部署異動ということで、同じ会社のグループの通信制高校のサポート校の教員として働き始めました。
神奈川県から岐阜県へ移り住み、毎日があっという間に終わる生活をしていました。
だんだん生活をしていくにつれて仕事へのやりがいを感じるようになってはいたのですが、明るい気持ちになれないのは、社内でのコミュニケーションでした。
男には厳しく、女には甘い方がそこの責任者をしていました。その方の指導の下、仕事をしていたのですが、褒められたのは一度もありませんでした。
先輩社員も次々といなくなる中、私も先月末に退社をしました。
父に実家に帰る事と、会社を辞めた事を伝えましたら、「実家で少し休みなさい。」と言ってくれました。
今は家事をしながら、教員採用試験の勉強をしています。来月からは非正規雇用の仕事も始める予定です。
ただ、今考えてることは、とても惨めで情けない気持ちでいっぱいです。私は元気なのですが、周りからは元気がないねであったり、少し暗くなったねと言われています。
今、私は何をすべきなのか生き甲斐が見つからなくなってしまいました。
この悪循環を断ち切るためには何をするべきなのでしょうか?
長文申し訳ありません。
よろしくお願いします。
自分に自信が持てない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
本来の夢は何か。
ご自身が冒頭に書いている「教師」が夢だと私は思っています。
そのために教員採用試験に向けて今勉強しているのではないでしょうか。
では、誰の為に教員になるのか。
その夢は教員になることがゴールなのか。
ここを考えてみてはどうでしょうか。
教員採用試験は通過点です。
私はきっとあなた自身が子供が好きで、子供たちのために教員になりたいと思っているんだと考えています。
でも、どんな道を歩もうとも人生の中では必ずいろいろな人に出会います。
あなたが今回経験したような人も次の道に現れるかもしれません。
そのときにあなたがしなければいけないことは今回の経験を活かし前に進むことです。
私にしてみたら、そんな嫌な人間に出会えたあなたは、私より貴重な経験をしているのです。
もちろん嫌な気持ちになったことは受け入れがたいですが、人よりも貴重な経験をしたことでもし教師になれた時、子供たちへ他者に対して、やってはいけない行動を経験で語れる人にもうあなたはなっているんです。
あなた自身が元気であると思っているんであれば、あなたは元気なんです!
そんな貴重な経験をした人が、先生になってくれたら私はすごくうれしいです。
それでも、また人生の中で嫌な人に出会うかもしれない。
その時は是非、辞めてしまう前にこのサイトやお坊さんに相談してみてください。
ここでいただいた仏縁を大切に、まずは一歩。
そういう人こそ採用したい
という思いの校長先生も、必ずいらっしゃると思いますよ。教員になる方って、結構小さい頃からその夢を持って一途に努力してきた方が多いのです。必然的にあまり苦労なくね。ところが、学校へ来る子ども達はみんながみんなそうでもなく、もちろん親御さんの求めることも十人十色。でも、まっすぐ教員になった方には、想像しにくい世界なのですよ。
ですから、あなたが先ず親御さんの思いをたくさん聞いてきたことや、サポート校へ行く子ども達の実体や思いを知っているということは、真面目に勉強(だけ)してきて教採に受かった人とはひと味もふた味も違うのです。今の文部次官、ご存じですよね「ヤンキー先生」ですよ。それを売りにするのは鼻につくけれども、純真ストレートでない方が教員集団にいることで、きっと学校の活性化に役立つと思います。最初はもちろん下っ端でしょうけれど、問題に当たったときに頭角を現す、そんなネタを持っていると感じます。
あなたの問いかけを読んで、「惨めで情けない思いで一杯」「悪循環」にいるのがイマイチ飲み込めません。あなたが「いまの逆境」を過ごしてゆくその姿自体が、将来のあなたの教育力になると思いますよ。
質問者からのお礼
回答をしてくださってありがとうございます。
上田様が教えて下さった
誰の為に教員になるのか。
その夢は教員になることがゴールなのか。
をゆっくり考えながら勉強をしていきたいと思います。また、子ども達が惹かれるカッコイイ大人になることを誓います。
本当にありがとうございました。