人生の行先が分かりません
うつ病で退職後、4年近く実家住みで無職状態です。
この状況を変えたい、自立したいのですが常に霧に囲まれているようでどこへ向かえばいいか途方に暮れています。
ハローワークに行きましたが、働けばまたこれまでのような失敗を繰り返し迷惑をかけるかと思い動けません。具体的にこんな仕事をしたい、という目標も何一つ描けません。
婚活もしていますが、三十代後半で無職で実家にいて見た目も悪くうつ病の女は相手にもされません。実際、自分から結婚相手に何を差し出せるか、と考えてみても何もありません。空っぽです。
せめて四十になるまでに何とかしたいのに、毎日が無為に過ぎていきます。もうどうしたらいいのか分かりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
良きご縁へ向けて
はすのみ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
少し自信をなくされて、将来についても不安になられておられるご様子・・
旅行や登山などでも目標や目的が無いと、なかなか歩みだせないものですよね・・
まずは目標や目的、夢、希望を探すということを目的に、少し動き出してみたいというところでございます。
そのためにも色々なご縁が大切となります。婚活もご縁づくりの場の一つにはなりますが・・どこに出逢いがあるかは分かりません。無理のないバイトからでも働き始めたり、何かボランティアでも良いでしょう。NPO・NGOの活動や地域のまちづくり活動などに参加してみるのも。興味のある趣味の集まりがあれば少し行ってみるのも。それこそ、お寺の行事やイベントなども。ちょっと周りを調べてみて下さい。案外動き出すきっかけになりそうなのがあるのではないでしょうか。
「自分から結婚相手に何を差し出せるか、と考えてみても何もありません。」・・そんな貴女でもきっと差し出せるものはあるかと思いますよ。
仏教では「無財の七施」というお金のかからない施しの実践がございます。そのうちの下記の五項目であれば、いつでも実践できるものではないかと思いますので、ご参考までに。
眼施・・いつも優しい眼差しを向ける。
和顔施・・いつも和やかな笑顔で接する。
愛語施・・いつも優しい言葉、気配りの行き届いた言葉で接する。
身施・・身体を使った奉仕・ボランティアをする。
心施・・他の人の心に寄り添ってあげる。悲しい時には共に悲しみ、喜ぶ時には共に喜んであげる。
良きご縁のございますことを。お幸せを祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
先ずはご病気を回復なさってください
拝読させて頂きました。ご病気をかかえてこれからの未来に本当に不安を募らせつしまいますよね。そのご心情いかばかりかと思うとそのおつらい想いお察し致します。
先ずはできる限りあなたの病いを回復なさって頂きたいと思います。心が不安定で平常ではない時にはどうしてもものごと思うようには行きません。ましてやその様な状態では自分の判断や生きる方向性も間違えてしまいがちですよね。人と出会う時にも不安を抱えるあなたをどうしても避けてしまわれるのではないかと思います。良縁をつかむには先ずはあせらずにじっくりと病いを回復なさってくださいね、そしていくばくかご回復なさったところでゆっくりと自分の周りを見回して頂きたいと思います。今まで気がつかなかった人とのご縁が見つかる或いは見直すこともありますし、新たなご縁がつながることもあります。
あなたの病いが回復なさりあなたにとって大切なご縁に巡り会いあなたがお健やかに大切などなたかとお過ごしなさることを心より祈っておりますね。
質問者からのお礼
Azuma様、川口様、ありがとうございました。話を聞いていただけて少し心が安らぎました。少しずつできることを見つけて歩みたいと思います。