これはなんの苦しみなのかわかりません
こんにちは。いつもお世話になります。
迷いや辛さが出るといつもここに来てしまいます。
最近、なんとなく辛い感じがずっと続いており、正直、知らない間に死ぬことをふとことを考えてしまったりしてしまいます。
初めて相談相手が出来てから、つい頼ってしまうことが多くなってきた分、人として尊敬し、好きになってしまいました。
だからこそ、自立していくためにも少し距離を置こうとしているのですが、今抱えているこの苦しみが相談相手に頼って欲しいから生まれた苦しみなのか、それとも本当の自分の中の苦しみなのか区別が出来なくなりました。
今まで映画など感動するシーンを見ると、嗚咽するくらい泣いていたのに、最近では涙が全然出ず、辛くても出なくなりました。
心がしんどいなぁっと悲鳴をあげている時も涙が出なくて、もう自分がどういう状態なのか分からなくなってきました。
ただ、自分の状態を考えてみると、辛いことをラップをして密閉している状態で辛いこと、悲しいことが外に出られないような感じで、まだ気持ちに「苦しい」「寂しい」っていう状態で出てこないのかもしれないって思うことがしばしばありました。
でもそのラップに密閉されている中に入っている苦しみがなんの苦しみなのかわかりません。
何かでこのラップが外れるとびっくりするくらいの辛さが襲ってくるのではないかって不安になる分、やっと泣けるかもしれないって思ってしまいます。
どうしたらなんの苦しみか分かりますか??
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生初の連続。心配なしです。
何の苦しみか分からなくて良いのではないでしょうか。
人は基本的に自分の思い通りにしたいと願うことでくるしくなります。
そして、自分というのは一体なんなのか、ここをはっきりさせることが大切です。
まず人生は思い通りにならないというのが基本です。たまたまそのようになることはありますが、なっていないはずです。晴れの日に雨よ降れ!と願ってもそのようにはなりません。そんなもんです。
そして想いを握らないことです。悲しい時は涙が出るものと決めつけ涙が出ないからおかしいというのは違います。出ない時は出ないのです。出る時にはです。悲しいと思う時は思ったという働きがその時あったというだけ、それとは関係なく自分は事実と一つとなり、お腹が空いたりものが見えたり、音が聞こえたりするものです。
自分とは事実に生きている存在であることを知ることです。
思いは思い、幻です。その時その場で思えたというだけ。
全てはその時その時っきりで終わっています。だから安心して生きられます。
今日は人生初の今日です。
お話なさっていく中でわかってくると思います
拝読させて頂きました。
ラップのふたはいづれ外れてしまう時も来るのではないでしょうか。必死に外れない様に我慢していてもいづれはそのふたもひょんなことから外れてしまって一気にあふれてしまう様に感じます。その様な場合には溢れ出してしまって何だかわからなくなってしまう様に思います。
それよりもちょっとづつふたをずらしながら中にたまった熱を穏やかに出してしていってもいいかとも思います。
その為にもゆっくり呼吸なさりながらあなたの思いをゆっくりとお聞かせ下さいね。あなたの心であふれてくる気持ちをどうか一つ一つお話なさってみて下さい。
そうしたらあなたが抱えている苦しみも一つ一つ整理してわかってくるかもしれません。
またその思いを話してみることであなたに苦しみを理解しながら新たな出会いや発見が訪れていくでしょう。あなたの気持ちも変わっていき周りの方々との向き合い方も自ずと変わってくるでしょうからね。
あなたがいろんなことを周りの方とも分かち合いながら健やかにご成長なさっていかれます様に、心が広がっておおらかに皆さんと生きていくことができます様にと心から祈っています。
また宜しければオンラインでもお話させて下さいね。あなたを心よりお待ちしています。
https://bouzsanga.org/online/
「お坊さんとのオンライントーク」は毎月開催しています。宜しければどうかご参加なさって下さいね。そしていろんな意見を聞いてみて下さいね。
質問者からのお礼
こんばんは。お返事が遅くなってしまい、すみません。たくさんのお言葉をありがとうございます。「楽しい時は楽しいのに、なんでこんなに辛い思いだけは残るのだろう」って思う日々です。たまに楽しい気持ちだと、こんな辛いこともちっぽけに思えてくる時もあるのに、その日の夜になるとラップで覆われた瓶が姿を現してきます。
正直、未だにふとしたときに、私がいなくなったらどうなるのかなって思ってしまったり、生きにくいなぁって思ってしまいます。でもそのときに家族の泣いている姿がいつも浮かんできます。だからこそこの辛い時をゆっくりでもいいから乗り越えなきゃって思うようになりました。
このように思えたのも素敵なお言葉を下さったお坊さんの皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
「思いは握らない」ということ、そして「悩みを相談しながら、ゆっくり少しずつ自分を理解していく」ことを心において、明日から頑張って生きます。