息子が逮捕されました
息子が逮捕され裁判待ちの状態です。息子が20歳になるまでシングルマザーで育てた最愛の息子でした。本当に優しい息子でした。どうして息子がこんなことをしてしまったのか、なんでこうなってしまったのか。泣くだけ泣きました。あの子もきっと苦しんでいたのだろう、私に言えない想いを抱えていたのだろうと。息子は初回の接見以来、「ここ(留置所)では母に会うことは出来ない」と警察の方に告げ以降何度署へ出向いても接見拒否の状態です。息子が今どんな想いで居るのか、また前のようなあの笑顔を見せてくれるのか、何度も消えてしまいそうになった息子がこれから先、生きていてくれるだろうか、といろいろな事を考えてしまいます。
出来ることならあの頃に戻りたい。無理だとわかっていてもそんなふうに考えてしまうのです。
つらいです。
苦しいです。
どうか、助けてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ドンと構え、肝っ玉 母さんで居てあげる。
拝読させていただきました。
ご子息様の接見にて拒否されるお気持ちはいくつか察しできます。
・迷惑をかけたことへの罪悪感
・罪状への羞恥心
・母への裏切り行為
・意志により弱さを見せれない息子の強さ
色々察しできますが、『罪状』関わらずに母への裏切り行為となる罪悪感が強いのではないかと察しました。
母ひとつの手で育ててもらった申し訳なさなども感じますが、すべてではありません。
◇話しは変わりますが
親は子のことを分かっていると認識する世の中の親が大半です。しかし、成長しながら親の知らないところで新しい知識・欲望・仲間・環境によって心の形成は変化し続けていきます。
皆、子は親に迷惑を掛けたくないからこそ「嘘」を付きます。
例えば、イジメられている子がいるとします。そして親は「友達と仲良くやってるの?」と聞くと、子は「うん。変わりなく。」と答えます。それで親子の関係は保たれ、大丈夫だと親側は認識して終わりとなります。時とともに子は親に対し、平気で嘘が親への安心に繋がることが多々あるものです。気付けば親の知らないことばかりで、蓋を開けると犯罪など悪に手を染める行為になっていたり、被害に遭っていたりと、驚く結果になることがしばしばです。
肝心なのは、子に関わらず「言葉の裏側に秘められた心情」を察知してあげる"思い"を察知してあげることが必要となります。
また、うちの子に限ってという考え方をもつ親は危機感が欠如していることもあります。
子もいずれは親となることが大半です。ひとりの人間であり、ひとりの大人となります。いつまでも子と見て接しては子は嫌悪感を懐で抱いているものです。
話しはズレましたが、子が親に再会するときに気まずい雰囲気をつくらないことであり、「済んだことは仕方ない」くらいの肝っ玉お母さんで居てあげることが息子様の救いとなります。
過去は戻せないですが、息子様は息子様で大きく反省しているものです。その罪にもよりますが、習慣的な癖となる罪を重ねないことを見張るのでなく、どんなときでも味方になってあげるお母様で今は居てあげてください。いずれ、この味方が本人が構成していく救いと変化していきます。
合掌
質問者からのお礼
法源様
ご回答有り難うございます。何度も何度も拝読させていただきました。お言葉の全てが本当にその通りだと思います。「肝っ玉母さんで居る、味方で居る」私がすべきことがわかりました。息子が安心して帰って来られる場所であり続けようと思います。
本当に本当に有り難うございました。