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お布施が上がるのはよくあることですか

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

先日母を亡くし、10年前に亡くなった父と同じお寺にお世話になりました。
うちはそのお寺の檀家ではありませんが、父の本家が檀家になっており、本家の叔父からお寺へ繫いで貰いました。

父の時の記録を基にお布施など心積りしておりましたが、母の葬儀をお願いした時に改めてお布施の金額をお伺いしたところ、10万円も上がっていて少し驚きました。

父の時から10年も経ち、物価も値上りしているので、驚きはしたもののそういうものかと思い言われた額をお包みしました。

父の時は母の希望で葬儀後も三七日・五七日・七七日(四十九日)・百箇日・一周忌と続けて法要を行いましたので、同じ様に供養すべく先程三七日法要のお願いをしたのですが、今度はお布施が父の時の倍額を提示されて戸惑っています。

父と同じ様に母を供養したいと思っているのですが、この先四十九日・百箇日・一周忌は更に父の時の倍額以上は提示されるものと予想しています。

お恥ずかしながら、私は独身かつ長らく病気で働けていない為、それ程経済的にゆとりがない状況です。

父の時の記録を基に心積りしていたのが良くなかったのでしょうか。
父の時の金額は、一般的な相場と言われているよりは安く提示されていたようです。
ただ、数年でお布施の金額が変わるのはよくあることなのでしょうか。。

こちらからお伺いして金額を提示して頂いた以上、それよりも少ない金額をお包みするのはやはり失礼にあたるでしょうか。

母の葬儀は父よりも小規模にしたものの、お布施は父より高くなってしまうことが気掛かりです。

2022年9月25日 13:22

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談なさってみてはいかがでしょうか?

拝読させて頂きました。
大切なお母様がお亡くなりになられたことを心よりお悔やみ申し上げます。そしてお母様が仏様に救われて心から安らかになります様にと心よりお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

お母様のお葬儀やご法要のお布施の金額がお父様の頃から比べて高く提示されてあなたはとても気がかりになっておられるのですね、これからのご供養のことも含めてとても不安に思っておられるのですね。あなたのお気持ちとてもわかる様に感じます。

お布施は「お気持ち」ですからお施主様の心からの思いです、ですから基本的に要求されるものではありません。
お寺様がお寺を運営していく為の可能な範囲でどうかお願いします、というならわかりますが、いきなり10万円以上アップとか今までの倍納めて下さいというのはお布施本来の在り方から逸脱していると私は思います。

お寺様の諸事情はあるのかもしれません、現状コロナ感染症の影響により多くのお寺の経済状態は著しく悪化し金銭的に大変苦しくなっています。そういう事情からどうか可能な範囲でお布施をご協力お願いします、というのがお寺の在り方だと私は思います。

ウチのお寺でも収入は減りましたが、檀家さんもコロナ感染症の影響でだいぶ収入は減っていて苦しいお宅が増えました、ですからお布施の金額は下がっています。この情勢ではやむを得ないと思います。ですので金額が上がることは今はないですね。

あなたも今も病い等でとても不安定な状況にあるのかと思いますので、その様な状況にあることをお寺様にもご説明なさっても宜しいと思いますし、ご親戚の方々にもお話なさったりしてご理解を求めてみてはいかがでしょうか?ですから可能な範囲ということで少ない金額でお布施なさることでもいいと私は思います。

先ずはあなたが毎日を穏やかに安心してご生活なさって頂くことが大事です。ご両親様もあなたのことをあなたの生活を見守っていることでしょう。

どうかご相談なさってみてはいかがでしょうか?

あなたの病が回復なさっていかれて安心してこれからもご両親様を心を込めてご供養なさり、皆さんと毎日を穏やかに心から豊かに生き抜いていかれます様にと切にご両親様やご先祖様に祈っています。至心合掌

2022年9月25日 15:56
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

心に沁みる温かいお言葉ありがとうございました。
今度の三七日法要の際に直接ご住職に事情を話し、相談してみようと思います。

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