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お布施の記録はどのようになさいますか

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実家の菩提寺に、お盆のお布施を送金しました。おととしまでは行事に参加していたのですが、コロナのため、遠方からの参加は見合わせてほしいということになり、昨年からそうしています。寺域にお墓のある人は、行事終了後、それぞれの墓地にお坊様が卒塔婆を持って行ってくださることになっていました。お供物(お菓子など)は後日郵送してくださるのですが、今回、卒塔婆も一緒に郵送されてきてしまいました。電話してみましたら、電話に出た方が「寺にお墓はありますか?」と。寺域の外にある場合は卒塔婆は自分で供えることになっているのでそう言われたのですが、毎年のことなのに、なぜ今年はそのような行き違いが起きたのだろうと疑問に思いました。あとから住職さんが電話口に出てこられ、「名簿にお墓の番号が振ってなかったのでそうなりました」とのこと。父が亡くなり、そのあと母が亡くなってからすでに8年が経ち、今まで毎年お布施等、欠かしたこともなかったのに、なぜそういうことになったのだろうと。お墓は弟が代表で跡を継いでおり、そちらのほうは番号が振ってあったようです。嫁いで姓も変わった人間は、実家の墓など構わなくてよいのだと言われたように感じ、とても寂しく思いました。お墓参りはしたいと思いますが、彼岸のお布施等、もう、よしましょうか・・・という気持ちにもなりました。卒塔婆は向こうで新しく作って供えてくださることになりましたが、電話の最後、向こうから叩き切るような切り方で、後味が悪いです。代替わりのときの儀式費用も、戒名のランクに合わせた金額を、弟も出しましたが私も出しております。もしかしたら、跡継ぎの弟だけが出せばよかったのかもしれない、と思ってしまいました。

お寺様では、お布施の記録というのはどのようにされているものなのでしょうか。
また、嫁いで姓の変わった人間は、実家のお寺とのお付き合いはどの程度するものなのでしょうか。
お考えをお聞かせいただけたら幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お布施は見返りを求めない修行

お気を悪くなさるのは理解できます。
ただ、卒塔婆の送り間違いとお布施は別の問題なので分けて考えましょう。
菩提寺の檀家数が多い場合に大量に郵送するときは、どうしても機械的な作業になりがちで、大量に梱包作業をする中でチェックミスもありえます。
また、檀家が多いお寺では、檀家の兄弟姉妹まで把握しておくのはかなり大変だと予想できます。(うちは小規模なので把握しやすいですが。)
申し訳ありませんが、お坊さんも人間なのでミスは必ずあるとご容赦ください。
特にお盆は忙しく、ミスが増える時期です。
私は学生時代に複数のバイトを経験し、サラリーマンも経験していますが、どんな職場でも必ず人的ミスがあるのが現実です。
で、お布施の記録についてはお寺によって異なると思いますが、原則として、お布施は見返りを求めない寄付なのです。
なので、私の場合、誰がたくさんお布施してくれたとかはできるだけ意識しないようにしています。
お盆やお彼岸などの行事では、全員の合計金額だけを記録し、個人個人の金額や、お布施してくれたかどうかさえも忘れるようにしています。
「私は高額のお布施をしたから」とか考えるのは、私達人間の煩悩なのです。
ぜひ、仏教に親しみ、地域のお寺を次世代に遺したいという気持ちでお布施をしてください。
そして、金額に関わらずお布施できたことに喜びを感じるなら、多大な功徳が発生します。
功徳とは、あなた自身が善人になるための訓練の効果みたいなものです。
良いことをすれば心に善い癖がつく。
怒りながら(悪人になる訓練をしながら)お布施しても功徳は小さいでしょう?
善人になれば、ストレスを感じにくい、苦しみにくい性格で人生を楽しめます。
住職のミスを笑って許せるくらいの慈悲の心を目指しましょう。
嫁いで姓が変わっても、お布施すれば功徳を得られます。
お寺のイベントに参加したいかどうかは、あなた次第です。
故郷のお寺に親しみを持ってお参りを続けるのも良いし、近所のお寺にお参りするのでも良いです。
仏教との縁を大切になさっていただければ幸いです。

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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃられることは理解できます。私も気持ちのどこかで、自分のやってきたことは少なくとも両親には伝わっているはずだから、それでいいのかな、とも思いました。
ただやはり、これまでのお寺様とのお付き合いの中で、確かにお坊様も人間で、葬儀や法事などに際して、こちらの金額次第で対応が変わるというのを何度となく見てきております。たぶん、お気持ちの中ではおっしゃられるとおり、「誰がたくさんお布施してくれたとかはできるだけ意識しないように」していらっしゃるのだろうと思いますが、なかなか理想と現実は違うと感じます。
おっしゃられるように、「仏教に親しみ、地域のお寺を次世代に遺したいという気持ち」になるべきですね。そこまでの広い考えではなく、ただ亡父が生前、お寺のことを頼むと強く言い残していたので、そのことだけでお布施して参りましたので、今回のことを残念に感じてしまったと思います。
お教え頂きありがとうございました。

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