お布施はお金がいいの?
毎月お参りに来てもらうお寺さんがあります。
お布施と一緒にお菓子を渡していました。
次からは「菓子はいらん、そのかわりお布施を増やしてくれ」と言われました。
お寺さんの稼ぎは少ないとそのお寺さんは仰っていますが、他に仕事もされていて年に何回か旅行に行ったりしていて、生活は全く苦しくないように思えます。
生活が苦しいわけでもなく、遊びに回す余裕があるのに、金額が少ないので増やせと言われるのかが納得いきません。
お布施は少ないよりは多いほうがいいとおもいますが、やはりお菓子や食べ物といったものよりお金がいいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まず、様々な角度で柔軟に考えてみる
こんにちは。
基本的にお布施の内容、その多寡について受け取る側は口にするべきではありません。そもそも、お布施は根本的にご本尊様へのお供えなので、直接的に僧侶の「稼ぎ」ではありません。その意味で、そのお寺さんの発言は宜しいものとは思えません。
背景のご事情は分かりませんが、所属のお寺を変えることはできませんか。
もし変えることが出来ない事情があるのなら、「お布施を増や」すことが出来ない旨を伝え、お参りの回数を減らす(ひと月おきにする、お盆・彼岸・法事に限定する)という提案を直接してみるのがよいのではないでしょうか。
ただ、あまり一方的に批判するのも落ち着きません。
その「お寺さん」は、「他に仕事もされていて」「生活は全く苦しくない」と批判的にあなたが言っているところです。これは、お住まいの地域をはじめ、お寺のお供えだけでは家族が養えない事情のお寺は少なくありません。
あなたは、「他に仕事もされていて」余裕があるだろう、と言っています。
しかし、お寺の立場から見た時、お寺だけでは生活できないから「他の仕事」をやらざるを得ないということではないでしょうか。兼業というのは、周囲からの見た目以上に大変なことだという声をよく聞きます。
何故なら、一週間を通してほぼ休みという休みがないからです。
平日は仕事、土日はお寺のこと、になるからです。
「年に何回か旅行に行ったり」ということは、せめてもの息抜きという見方はできませんか。
私は、あくまでものの見方は柔軟にした方が良いという提案をしています。
どちらかの味方、擁護しているつもりはありません。
「お布施」の額についても、所属しているお寺の檀家さん同士の取り決めで一律になっている地域もあると聞きます。
ともかく、色んな要素が考えられます。
その様々な角度で見た時、どうしてもその「お寺さん」がおかしい、という結論に至るなら、先に述べたような対処をすべきかと思いました。
それはお寺さんの本音なのでしょうね。
お寺は
お供えでお菓子をもらうことが多いですから
どうしても余りがちなんです。
次回からは
お布施の額はそのままで
お菓子は無しにしてみては?
それでまた文句を言われるなら
そのお寺さんに対して
ちょっと考えないといけないかも…。
貧乏なお寺は結構あると思います
そのお坊さんのことは分かりませんが、お金の方が助かるというのは本音なのでしょう。お菓子だといただくことが多いので食べきれないということもあるのではないでしょうか。
お坊さんも給料制で生活しています。いただいたお布施は一度寺の会計に入り、そこからお給料を決まった額いただきます。
私の場合副住職で給料ゼロ。勤めに出ています。家族がおりますのでたまには旅行に行くこともあります。
決して裕福ではありません。
お話にあるお寺さんは分かりませんが、正直今の世の中でお布施の額が少なくなっていたり法事の数が減ったり、檀家が減っているのは事実です。お坊さん個人というより、お寺の経営の部分でお金の収入は正直助かるのではないでしょうか。建物を維持するだけでも保険などかなりのお金がかかりますので。
案外苦しいお寺多いと思います。
勤めているお坊さんの多くは、お寺のために仕事に出ているのだと思います。収入が少なく給料が出せないからその穴埋めのために出ています。趣味ではないです。
言葉が足りなかったり言い方が良くなかったのかもしれませんが、お坊さんって結構貧乏な人多いことも知っていてください^_^
もちろん格差もあるので、一概には言えませんが。
お菓子よりお金派ですが、、
ごめんなさい。
僕は本音いうとお菓子よりお金が嬉しいです。
血糖値が気になり、お菓子はこども食堂とかに差し入れしてます。
配るときにこの分のお金が賽銭やお菓子料になるなら、補修の費用に充てられるなぁ。。。
と思う部分もあります。
ちなみに、僕も兼業で生活は寺以外の収入で回してますが、年収の何倍も修繕費用がかかっています。住職報酬はないです。
寺の修繕で精一杯。
石垣なおすより、息子の仕送りに回せたらなぁ。。って葛藤はありますよ。
ただ、僕は所属寺を変えるのは乱暴かなと思いました。
檀家制度は個人と個人というより寺と家というチームとチームの関わりだと思っています。
さらに、檀家さんや信者さんは消費者でなく株主的な立ち位置だと考えています。
寺も法人です。布施の賃上げに安易に応じる前にお菓子コストの活用方法の検討や財務状況の公開や改善案の提示を求めていいと思いましたが、難しそうなら求めない方が健康的かもしれないですね。
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お返事ありがとうございました。
なるほど。
退職後の生活費をあてにしてるなら何となく想像できます。
昭和の時代なら説明より怒りでまかり通るかもしれないですが、令和にその態度は心離れますね。
育てるのが難しいなら、布施の値上げはやんわり断ればよいと思います。
執着強い当代で消費されるより、蓄えて次代の住職に投資した方が寺の為かもしれません。
ご質問いただいた私の自坊の修繕ですが、何年か前の父の代のときに寄付を募ったことはありました。
今のうちの檀家さんはそれだけで十分ありがたかったので、今は私が経営努力をする番です。
私がお金出す側なら、安易にお金の話をする前に、単なる箱の補修でなく、お金出しただけの安穏を提供できるお寺のあり方をまずプレゼンして、価値を伝えてくださいと思います。
(クラウドファンディングでは当然の作業です)
寺の活動に投資する理由を見出せたなら、檀家さんも増資するでしょうし、新たな出資者も現れると思います。
それに見合う寺のビジョンをまだ制作途中なので、目にみえる補修を布施で回している段階です。
質問者からのお礼
皆様ご回答ありがとうございます。
ついつい私も頭に血がのぼり言葉足らずの質問になってしまい、申し訳ありませんでした。
皆様のご意見を拝見しまして、私が自分一人の物差しで考えているのだと痛感しました。
お寺さんのことも考えてうえでこれからはお付き合いをしたいこうと思います。
釋 悠水様
ご回答ありがとうございます。
そのお寺さんは定年退職されて、今は役員報酬や賃借料を貰っているようです。
平日の午後、土日はジムに行ったり買い物に出かけてみえます。(電話や訪問しても返事がありません)
回答していただいた今はお寺さんも人なので息抜きは必要なのだと思えるようになりました。
少し時間をおいて柔軟に考えていきたいと思います。
ありがとうございました。
和田 隆恩様
ご回答ありがとうございます。
やはり様々なお宅からお菓子をいただくとなると、余ることもありますよね。
良かれと思っていましたがご負担になることもあるのですね。
次は仰るように対応することも考えていきます。
邦元様
ご回答ありがとうございます。
お寺さんによって様々な事情があるのですね。
失礼な言い方かもしれませんがお寺さんは裕福な方が多いものと思っていました。高めの飲食店の常連であったり、車検のたびに車を変えたり毎年海外旅行に行かれている方を知っていたため、偏見がありました。申し訳ありません。
様々な事情があるということを踏まえて、自分の行動考えを見直そうと思います。
泰庵様
ご回答ありがとうございます。
お寺さんも修繕維持が大変なのですね。
私の方からお寺さんに提案してみます。
諭し育てる視点の対話は難しいです。
御高齢のお寺さんですし、前に若いお寺さんに「私が間違ってるのか、常識のない」と声を荒げている怒鳴っている姿を見かけたので、怖いです。
泰庵様に質問せさていただきたいたいのですが、
修繕費は寄付を募るとかでなく、御自分の収入からだされているのですか。差し支えなければお教えください。
長々と失礼いたしました。
ありがとうございました。