今まで彼と喧嘩したことがありません。
付き合って3年、去年プロポーズをされ結婚を決めた彼がいます。
けど、今まで一度も喧嘩をしたことがありません。
喧嘩をしない夫婦はいるものでしょうか?
彼36歳、私28歳で年の差もあるし、彼も優しく怒りっぽい性格ではありません。
私も怒りっぽい性格ではありません。年に2回ぐらいはイラっとするときもありますが…
これから結婚し、一緒に生活する上で、喧嘩することはあると思います。
そうなった場合、仲直りの仕方がわからなく、最悪別れるっていうことにもなりかねないのではないかと思うとすごく不安になります。
普通のカップルは喧嘩もして仲直りをして…っていうのが普通だと思います。
喧嘩をするって言うのは、お互いに本音で話しているから喧嘩になるんだと思います。
そうなると私たちは上辺だけの付き合いだったのか?っても考えてしまうんです。
彼は結構話したがりで、私は聞いてる方が好きなので、今まで喧嘩になったことはないんですが…
喧嘩をしたこともなく結婚しても上手くやって行けるでしょうか?
喧嘩をしたことのない、本当に仲の良い夫婦はいるんでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お幸せに
黒猫様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
喧嘩せずに済むならば、喧嘩せずに過ごせるに越したことはありません。
ただ、お互いを尊重し合って、「愛」という字のごとくに真ん中でお互いの心を受けとめ合える仲であれば、大丈夫なのではないだろうかと存じます。
もしも、喧嘩した時のために、吉野弘氏の「祝婚歌」をここに置いておきますので、ご参照下さいませ。
お幸せを祈念申し上げます。
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
川口英俊 合掌
様々な夫婦スタイルがあって良いのです。
今晩は。
おめでとうございます!
ご質問読ませて頂きました。
貴女の様に喧嘩せずともお互いが理解しあえるご夫婦もいらっしゃるでしょう。
逆に喧嘩する事でお互いが理解しあえるご夫婦もいらっしゃるでしょう。
そういった様に、人間十人十色様々な性格、価値観の持ち主がいて当然です。
貴女と彼、お二人はお互いがあまり怒りっぽい性格ではないとの事。
又、貴女が基本聞き手で彼が話好きというスタイルが築き上げられているからこそ「静」と「動」と言った具合にバランスが取れ、今まで喧嘩もなくやって来れたのでしょう(^^)
しかし、結婚するとなると話は別で、お付き合いしていらっしゃった時とは違い、四六時中同じ空間で一緒に過ごす訳ですから今まで見えて来なかったお互いの良い部分、悪い部分が見えて時には喧嘩してしまう事もあるかもしれません。
やはり全ての価値観が互いに合致することは難しいもの。
仮に今後、喧嘩してしまいそうになった時には先ずは、
互いの価値観における違う部分を認め合う事。
次に、貴女の心の中にある
「利己心」(自分を守ろうとする扉、自分を怒りで守ろうとする心)を手放し、
仏教において大切なものとされている「利他」の心つまり
「利他心」(自分の事より、相手を思いやり尊ぶ心)に持ち替えて相手に接する事。
この相手の価値観を認め、相手を思いやり、尊ぶ心は喧嘩をしてしまった際、もしくは普段の日常生活の中においても活かす事が出来るはずです。
喧嘩の有無に関わらず、その積み重ねがこれからも、お二人の穏やかな関係を構築していくのではないでしょうか(^^)
喧嘩して互いに理解しあえる夫婦。
喧嘩せずとも互いに理解しあえる夫婦。
どちらにも正解、不正解はないのです。
冒頭にも申しましたが十人十色様々なスタイルがあったて良いのです。
だって人間だもの。
お幸せに(^^)
隆介 合掌
質問者からのお礼
質問に答えて下さりありがとうございます。
十人十色、様々な価値観の人がいて当然ですよね。
何かあったときは、答えていただいたことを思い出したいと思います。
ありがとうございました。