hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

眠気をコントロールしたいです

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

昔から眠気がコントロールできません。

授業中、会議中、運転中、眠ってしまい、都度痛い目に合ったりしながらも何とかなっており、ごまかしごまかし生きてきました。

5年前に結婚した夫は不眠症で、夜眠ろうとすると恐怖(闇)がおそってくるらしく、自分が眠るまで横で『絶対に』起きていてほしいと言います。

ウトウトするのも駄目です。

それでもやはり眠くなってしまう私を見て、夫は絶望で半狂乱のようになり、酷いとき(昔)は朝まで説教することも。

運良く寝付いても夜中に何度も起きて「うわ〜しんどい〜」と叫んで苦しんでいます。(年を追うごとに楽にはなってきています)

ちなみに朝になるとそのことは覚えていません。

結婚当初はがんばって看病?する気はあったのですが、次第になんでこんなにウトウトするだけど怒られなければならないんだろう、と思うようになりました。

夫が横でもがき苦しんでいても全く寄り添う気持ちどころか、いい加減にしてほしい、と思うようになってきました。

一番辛いのは本人なのですが、夫の気持ちに寄り添えないんです。そんな自分が空恐ろしく感じてきます。

夫はつらい過去を乗り越えて来たこともあり、智慧と思いやりのある尊敬できる所がたくさんある人なので、幸せになってほしいとは思っています。

でもこんな私では力不足だと、すぐに逃げたい気持ちにかられてしまいます。

ちなみに、夫はとても私のことを想ってくれていますし、普段はとても仲良しです。

根本解決にはなりませんが、眠気をコントロールできれば、もっと穏便に日常を過ごせそうです。

禅僧の修行は睡眠時間がほとんど無いと聞いたことがあります。
何か解決策がありましたら教えていただけたらありがたいです。

どうかよろしくお願いいたします。

2022年10月5日 12:16

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

夫の不眠症(妄想)を治すか離婚がおすすめです。

私があなたの家族だったら確実に離婚を勧めます。というより、離婚させます。
ご主人はさすがに無茶苦茶でしょう。
人の睡眠を妨げるなんてハラスメント以外の何でもありません。
自分がその闇とやらの正体に自分で向き合う勇気がないだけで、被害者ぶってあなたの睡眠を奪ってきたことはもはや人権問題でしょう。
一緒にいて心理的にマウントを取られてしまっているからあなたが看病してあげなくてはいけないと思いこまされているだけですが、そんな身を削ってまで他人の寝る寝ないのの面倒を見る必要はありません。ましてや本人が寝たとしても、あなたが眠れず起きていて翌日に影響が及べばあなたは地獄でしょう。
彼が乱暴な人であれば第三者に立ち会って頂いて安全に離婚しましょう。
あなたがどうしても離婚したくないというのであれば、これ以上何も申し上げることはありませんが、問題は彼自身の問題です。あなたが突き合わされて振り回されてしまう必要はありません。
禅宗では部署によっては睡眠時間が3時間ぐらいの場所もありましたが、仕事になりません。明晰な頭脳が保たれません。
僧侶が早起きだと言っても寝る時間も早いので人間の通常の睡眠時間とさほど変わりません。
あなたは一度、その彼と別居をして冷静で健全な思考を取り戻すべきです。
普通に彼のいない状態での安楽な睡眠を取り戻すべきです。
私が彼の親なら甘ったれるのもいい加減にしなさい、ちゃんと事実確認してひとりで眠っていた時にあなたが恐れていることが実際に起きたのかを記録しなさい、何も起きてもいないのに寝るのが怖い怖い被害者主張で脅迫するのは迷惑極まりない行為ですから睡眠に他人を巻き込むのではないとキツく戒めるでしょう。
いずれにせよ、あなたは今後の安全な生活の為にも彼と別れて自分自身の要らぬ責任感、責任呪縛からも解放されるべきでしょう。
もしあなたを本当に愛してくれている人間であれば、あなたに自分が寝るまで起きていてほしいなどという横暴な要求は絶対にしませんし、ましてや説教をかますなどということは絶対にありません。それは彼の自分ラブでしょうが。
女性から選ぶべき「男」は言葉ではなく【実際活・真実の愛・苦しみの無い生活】を保障してくれる人です。お子さんを授かったら現在の倍以上の困難があるのですから、あまりいい人になり過ぎず、彼と出会う前の自由なあなたを取り戻してください。

2022年10月5日 22:02
{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

丹下さま、素敵なご回答をいただきありがとうございます!
ズバッと書いてくださりとてもすっきり、デトックスしました。離婚した後の自分を想像して、幸せな晴れやかな気持ちにもなれました。

ただ、どうしても離婚は逃げのようなきがして。。。彼は私の成長のために現れてきた存在な気もして。。。

思えばうちの親は彼と考えが合わず、結婚するなら勘当すると反対されました。何人かの人に彼はあなたを虐待をしている、と離婚を勧められたこともありました。でも彼を信じた私です。

逆に素晴らしい旦那さん、素敵な夫婦、と褒められることも多々あります。。。

彼にも良い所、魅力がありますし、そんな彼を選んだくらいですから私自身未熟で不安定な人間なんです。本当に。別れという犠牲を払ってその自分にまた向き合うのかとおもうと。。。

彼に精神的に支えてもらったお陰でいろいろマシになり、人間的に育ててもらった部分も大いにあるのです。

また夫は後天的な障害を持っており、私なしではちょっと生活が不便になります。怨念?もかなり強いので別れるという選択は私の精神とその後の生活にもかなりダメージをもたらしそうです。

もっと自分をしっかり持って、彼を納得させることができるくらいの人間になれたら良いのですよね。
むしろそうなれたら離婚もできそうです。。。

この度はこちらに質問させていただくだけ楽になり、回答していただくことで更に癒やされました。ありがとうございました(^^)

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ