良い出来事に疲れを感じてしまいます。
今年に入り、人間関係のトラブルがありました。そのせいで心療内科のお世話になりましたが、周囲の方のお陰もあって、何とか持ち直して今に至ります。
しかし、今の弱った心では、良い出来事(好きな人と話せたり、好きな作家さんの新作が出たり)などに対しても、嬉しい気持ちと同時に酷い疲労感を感じてしまいます。
その度に、その喜びを上手く受け止めきれない自分に対する失望と悲しみ。事の発端となった相手への憎しみが湧いてきます。
その感覚が嫌で、良い出来事が来るのが怖いとすら感じます。
お坊様、どうか、安らげる方向に導いて頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分に対しての癒しを行ってください
土井 様 相談ありがとうございます。
何とか持ち直してよかったですね。でもまだ心療内科の治療を優先してくださいね。
そのうえで、「嬉しい気持ちと同時に酷い疲労感を感じて」というのはありうることです。
おそらく事の発端となった出来事のトラブルに何か良い出来事が被ったか、気分がよいときに急転直下のようなトラブルだったかして、心の中で上手く受け取れなかったのでしょう。まして、人の心はもともと、喜びより恐怖や不安を先に感じるものですから、うまく喜びに焦点が行かない状況なのだと思います。
ですので、少し最初は辛いですが、事の発端となったトラブルに相手への憎しみが湧いている自分に、そのトラブルに対して本当はどのような態度で対処したかったのか?そしてその対処したかった自分をどのように癒したいのか、どのような優しさで包んであげたいのか?という、自分に対しての癒しを行ってください。
自分対しての癒しをするときには、なるべく安心安全を感じる場所や落ち着く雰囲気を感じることが大切です。
心が疲弊し疲れているときは、しっかりと休んで癒されることが大切です。
心はコロコロ動きます、一度にたくさんの事に反応します。良いことに疲労を感じることも悲しくなることもあると思います。そんな自分を否定しないで、そんな自分思いの優しい私が居ると思って、癒しをしてみてください。そうすると大丈夫になりますから。私はそう思います。
参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。心が少しでも軽くなったのならうれしいです。怒りや憎しみ焦りそして失望哀しみは減らすことが出来ます。先に答えた、安心安全を感じて癒すこと。そしてゆったりとした深い呼吸を繰り返し落ちつき、心の安定を保つことを心がけてください。そして誰か優しい人や思いやりのある人に包まれている感じのイメージに浸ってみるの良いことです。こちらも参考にしてください。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
余り見かけない悩みの文でしたが、コメントを頂けて、とても心が軽くなりました。ありがとうございます。
未だ心が回復しきってない焦りもあり、そして長期間持ち続けていた悩みでしたので、ハスノハに投稿して良かったなと心から思います。