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後悔を残す友人関係

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有り難し有り難し 8

初めて相談させていただきます。
私と友達の関係についてです。

私とその友達(以外Aとします)は4人グループに属しています。その4人で、または2人に分かれたりして作品を作ったりしています。

Aと私で作っている作品があったのですが、それに関して私とAが喧嘩をしていました。

喧嘩の経緯ですが、まず私はその作品について話し合いたいことがあったので数回(3回ほど)Aに話を振りました。しかし、気のない返事しか返ってこず話し合いをすることが出来ませんでした。
ですので、仕方ないと思い少し強引なやり方で作品に私なりの思いを反映させました。途中、Aに話しかけられましたが、私も意固地になりそのまま作業を進めました。そうしたところ、Aはとてもショックを受けてしまいました。私は気のない返事ばかりだったので、そんなにショックを受けるとは思いませんでした。正直、そこまでAがこの作品に思い入れがあるとは思っていませんでした。続きはまた一緒に話し合ってやっていこうと言いました。Aもそれに同意してくれました。しかし、次に作品の続きに取り組もうと決めた日までに、Aが別の友人を誘いその作品に手を加えました。
私は2人で作ろうと言っていたものに友達とはいえ他の人が手を加えたことが許せませんでした。

私はAと話し合うことにし、その場では怒りを抑えられませんでした。Aも悪気があったわけではないこと、ショックを受けて冷静ではいられなかったこと、そして謝罪をされました。Aは私の為に色々と反省してくれています、しかしそれでも作品のことを考えると苦しくなります。

正直、Aのことはもう許しているんだと思います。ただ、私とAの作品でなくなってしまったのが許せないんだと思います。数ヶ月経ちますが、私はその作品の続きを前のように楽しく考えることが出来ません。しかし、とても大切にしていたので手放すことも出来ずにいます。

その事でずっと悩んでいるせいか最近はAとの関係もよくなく、喧嘩ばかりしてしまいます。Aはまた一緒に続きをやろうと当初は言ってくれましたが、今もそう思っているのかは私には分かりません。離れた方がいいのかもしれませんが、4人で作ってる作品もあるため完全に離れるのも難しい状況です。

今までの人生でこんなにも悩んだことがないので正直苦しいです。私はどうしたらいいのでしょうか。

2022年11月13日 2:10

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたのお気持ち次第です

拝読させて頂きました。
あなたが友達と一緒に作品を作っている中でコミュニケーションがうまくいかずにケンカになったりしてこれからどうするべきかお悩みなさっておられることを読ませて頂きました。詳細なことはわからないですが、あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
具体的にどの様な作品を作っておられるのかによっても違ってくるかもしれません、絵画や彫刻の様な芸術作品なのか、アニメーションの様な多くの方々が制作に携わる作品なのかによっても関わり方が大きく変わってくるでしょう。
ただあなたがその作品をどうしていきたいのかによっても、その友達とどうして生きたいかによっても変わってくるでしょう。
共同作業によって素晴らしものになっていくというのであればやはり関わってもらっていった方がいいでしょうし、あなた独自の作品として表現していきたいというのであるならばやはり別々の制作を進めるべきでしょう。
今までの経緯からあなたの思いの中で友人を許す許せないという葛藤もあるかと思います。それはその時々のお気持ちとしても移り変わるかもしれませんし、友達とのこれからのお付き合いや関係によっても変わってくるでしょう。
とはいえ一度ゆっくりとその作品を通して何を求めていくことがあなたにとって大事なことなのかをしっかりお考えなさってみましょう。

あなたにとってもかけがえのない作品でしょうし友達にとっても大切な作品でしょうし、或いは関わる方々にとっても大切な作品でしょうからね。

あなたがこれからも友達や多くの方々と一緒に作品作りを続けていく中で心健やかにご成長なさっていかれます様に皆様と心から充実した人生を歩んでいかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援してます。

2022年11月13日 12:40
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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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大きな心で大きく愛おしい作品を・・・

へるぷ さん
こんにちは

拝読させていただきました。
友人関係と作品のことについて、いろいろな思いが募り苦しいですね。

アーティストですね~作品についての思い入れを感じます。
Aさんとの思い違いや確執があるとしてもアーティストゆえのこだわりと葛藤かもしれませんね。

今回の作品は、Aさんとのことも含めた思い・経緯込みの作品ということで、良いのではないでしょうか。また、Aさんのこと、そしてへるぷさん自身の思いがこもった作品として手放さず大切にされて良いと思います。

>正直、Aのことはもう許しているんだと思います。ただ、私とAの作品でなくなってしまったのが許せないんだと思います。
はたしてAさんを許しているでしょうか、さらに、へるぷさん自身を許しているでしょうか。真に“許す”ということは、全てOKで、なんらこだわりや執着を手放すということかもしれません。となると作品は愛おしい「のみ」、Aさんも大事な愛おしい友人ということ「のみ」なのかもしれません。

Aさんと離れるのも一つですし、これまで同様一緒に作品づくりをするのも一つだと思います。
一人で作る作品も素晴らしいですが、あれこれあるなかで仲間と作る作品も格別なものだと思います。
大きな心で大きく愛おしい作品を作ってください。

応援しています。
一つの参考となれば幸いです。

2022年11月13日 11:36
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有り難し
おきもち

慧徳
真言宗 僧侶。スピリチュアルケア師。 みなさまのお悩みに日々、寄り添えれ...
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質問者からのお礼

回答していただきありがとうございます。
お二人の言葉で新たな見方といいますか、自分が何を求めてその作品に取り組んでいたのか改めて考えてみようと思いました。
相談してよかったです。ありがとうございました。

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