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運命の出会いとは

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

6年間付き合った彼女と別れて以来、何か運命的なものを感じる女性と出会えません。付き合っていた彼女に未練は無いのですが、当時は付き合う前から何か縁のようなものを感じて仲良くなった気がしてます
人間の一生において、こういった出会いは1度きりしかないのか、また今後こういった出会いがあるのか不安です
年齢もいいので結婚もしなければとも考えますし、何も感じない女性とお付き合いしても長続きしない気がしてならないのです。
何卒、宜しくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「因縁論」

パワスポ大好き様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「運命論」や「宿命論」は仏教では否定されることになります。

その代わり、「因縁論」を重視することとなります。

因縁は、「原因と条件」のことです。

全てのあらゆるモノ・コトというものは、何らかの原因や条件に依って成り立っているということであります。

どこかで、「これが運命だ」として安心したい気持ちもあるのは仕方がないでしょうが、だからといっても、現実では、全てのモノ・コトは、因縁で変化していくものに過ぎず、場合によっては、「あれ、違った・・」ということも当然にあり得ますし、できれば、「運命」に頼るのではなくて、お互いがうまくいくための因縁(お互いの思い遣り、優しさ、助け合い・支え合い・分かち合い等)をしっかりと調えていくことに努力することで、より良い関係を保てるようにしていかないといけないという感じでございます。

出逢い、ご縁も因縁次第。より良い因縁を調えていくことで、より良い出逢い、ご縁もあり得ていくことになります。

では何がより良い因縁となるのかについては、仏教では、八正道や六波羅蜜など具体的に色々な実践についても説かれてございます。是非、仏教について、より興味を持って修習なされて頂けましたらと存じます。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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質問者からのお礼

川口 英俊様

早急な回答ありがとうございます。
八正道や六波羅蜜簡単ではありますが、早速見てみました。
私には出来ない事ばかりと感じましたが、確かに運命の様な不確かなものに寄り掛かるよりは良い気がしました。
日々の気付きや、自制を心がけて参ります。
ありがとうございました。

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