罪を犯した過去を後悔して苦しいです。
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有り難し 22 初めて人に話します。
20代前半のある日私はある失敗をしてしまいました。その時、すぐに謝り、やり直しをさせてもらえば良かったのですが私はその失敗を誰にも言うことができませんでした。
どうしても、ここでもお話しする勇気が出ません。ここまで書いたことも考えるとすごく怖いです。
私は、その失敗を隠して何事もなかったかのように自分の力でしてしまったのです。そして誰にもバレずに全員を騙して、欺きました。これが私の罪です。
謝ることもできず、今謝ってもどうすることもできないという取り返しのつかない失敗です。
もちろん、誰にも言うことができず何の罰も受けていない自分、許されることのない罪を犯した自分、全員を騙していることが苦しくて苦しくて胸がぎゅっとなります。怖くて怖くてたまりません。
夜になるとその時のことを思い出して「戻りたい」と思い、罪を犯す前の年の数字を見ては「この頃に戻れれば」と思います。涙も出ます。
生きている間、ずっと辛いのかと思ったり、この罪を忘れたり、幸せになったりしてはいけないと思ったりします。
いつか自分に返ってくる。こんなことならもうこの人生を終わらせたいと考えたりもします。
救いようのない私ですが、これから先どのように生きていったらいいのでしょうか？
わかりにくい文章で申し訳ありません。厳しい言葉でも構いません。
お返事をお待ちしております。
周りの人が羨ましい。 自分の犯した罪、夜になると思い出し、全て自分が悪いにも関わらず苦しくなる。
お坊さんからの回答 1件
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99人を殺しても悟れる
拝
ブッタにはアグリマーラというお弟子がおられました
アグリマーラは間違えた師匠の
100人を殺せという言いつけで
99人の人を殺しました
100人目にブッタと出会い
ブッタはアグリマーラを悟りへと導きます
さて、この話
なぜ99人の人を殺して悟りに至ったのか
お話しします
私達には仏の種があります
これは善くあろうとする心であり
人を思いやる心
理性と論理を大切にする心
賢さを共とする心
怒りや悲しみに溺れない心
そうして仏に近づこうとする種が私達にはあります
あなたが悩んでいるのもその仏の種があるからです
反対に悪い種も持っています
仏教では過去、現在、未来へ命は巡ると考えます
この輪廻から解脱するために
人である今のうちに
善い行いや正しい行いを積むわけです
ところがあなたの現世の問題は過去世にあります
例えば500年前のあなたが貧しい家を守る主人だとします
ある時家の食べ物が無くなり
物乞いするのが惨めで
街の人を騙し食べ物を貰ってきました
例えばこのような事が原因であったとしますと
誰にもこの苦しみの原因を変える事はできませんよね？
全ての現象は原因と結果の法則
例えば人を騙したこの原因こそが
現世の自分の行いに
魔を刺す悪い形で現れてしまうということとも言えるわけです
あなたの行った人に言えないような行いは
あなたの正しいことをしようという気持ちが
間違えた考えに負けてしまった事にあります
そしてこの人生で解決しなければ
また同じ問題が起きてしまう
という事です
さて
過去生に行った事について私達は何もする事ができません
ですから過去に行った私達の悪行は
変えることができません
ですが自分の意思と理性を大事に
正しい行いを常に積んでおれば
本当はあなたはその悪い行業に流される事は無かったのです
あなたがやってしまった事はあなたの過去または過去生の行いのせいであり
問題は過去の悪い種から目が出て花が咲くのを黙って見ていたあなたの心構えの問題
何時も1番油断ならないのは自分なのです
今あなたが向き合っているのは罪悪感ですが
それは過去のもしくは過去世のあなたの行った事が原因と考えると少し気持ちが楽になりますよね？
その問題を超えてあなたが賢くなる事です
善い種をいっぱい撒きましょう
合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
悪い心しか私にはないと、思っていました。こんな私にも仏の種があり、だからこんなにも苦しいのですね。
変えることのできない過去と向き合いながら、もう流されない、負けないと心に刻みます。
現在の自分から善い種を撒いて、残りの人生を後悔のないようにしたいです。
本当にありがとうございました。
