hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

不安と上手に付き合いたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

昔から些細なことでもすぐに不安になってしまいます。
不安になるだけならまだしも、涙が止まらず酷い時は過呼吸になり動けなくなってしまいます。

不安になって動けなくなるかもしれないから挑戦できない。諦める。ということもありました。

こうなるかもしれない。こうなったらどうしよう。などと見えない未来のことを悪く想像しては不安になり、動けなくなる。

失敗してもなんとかなる。
不安は現実じゃないから大丈夫。
などと自分に言い聞かせても、
なるべく考えないように忙しくしてても気がつくと涙が溢れてきたりと、不安は軽くなりません。

学生の頃は家から教室に入るまでの間、なぜか不安で心臓が破裂しそうになっていましたし、
先日は恥ずかしながらアルバイトの面接前に、不安からか自宅で動けなくなり過呼吸を起こし、当日に面接を辞退してしまいました。本当に情けないです。

両親にも心配と迷惑を沢山かけているため、一日でも早く親孝行できるように頑張りたいのですが、いつも不安が襲ってきます。

なぜこんなに不安に思ってしまうのか、
なぜ不安に押しつぶされてしまうのか、
せめて不安に耐えられるようになりたいです。

上手に不安と付き合うにはどうすれば良いのでしょうか。

乱文で申し訳ございません。
よろしくお願い致します。

2023年4月14日 0:38

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不安が教えてくれる

たき 様 相談ありがとうございます。

不安から過呼吸ということですが、まず過呼吸について
過呼吸になると苦しくて意識が朦朧として倒れそうになると思いますが、過呼吸になりそうなときに、まずゆったりとした深呼吸を何度も繰り返してください。さらに、末端の血流が悪くなりますので、手足を擦り温めてください。落ち着くまで繰り返してください。そして苦しい状況を凌いだらお医者さんに行ってくださいね。

さて不安感ですが、その不安は何を教えてくれますか?その不安が何かつぶやいていませんか?「〇〇が危ないから〇〇しちゃだめだよ」とか「〇〇は君には無理だ、やめておけ」みたいな。つまり不安には危険を察知する・教えてくれる的な肯定的な部分もあるのです。その肯定的な部分を受け取る必要があります。
一つの例ですが、まず、不安になる前に、安らげる場所・安心を感じる場所で安心できることを実践してください(お風呂に入る、ペットといる、コーヒーなどを飲む)。つまり安心感をいつでも得られることを習慣としてください。
そして、不安になりそうな時、安心感を得た自分をイメージしてその不安と対話してください。不安に向かって「君は〇〇が恐いから、無理するなと訴えているんだね。でも私は大丈夫だよ、準備をしたし、外へでても安心感が一緒にいるから」というような感じで不安と対話が出来れば大丈夫です。

そんな簡単にできないとか、安心感を習慣にするのが難しいとかあると思います。
そこは練習が必要です。やすらげる、安心感を得るために、自分なりのリラックス方法や、誰かに優しく思いやりを向けてもらったことを思い出し、そのイメージに浸り、自分を癒して深く安心感を得ることを繰り返してください。
そして不安との対話は、自分を否定したり責めたりすることなく、不安が起こるのは自分が悪いのではない、不安は何かを教えてくれるという思いで対話してください。何回か対話練習をすれば、自己否定しないで不安を取り扱えるようになるでしょう。そのためにカウンセラーやセラピストや僧侶を頼っても良いと思います。
参考にしてください。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。不安と上手く付き合えない時はどうぞ遠慮なくおっしゃってくださいね。ご縁に感謝申し上げます。再礼

2023年4月14日 15:36
{{count}}
有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

釋 孝修様

ありがとうございます。

不安と対話をするというアドバイスを頂き実際に試してみました。
なんとなくですが心が軽くなった気がします。

今まで私は、不安=邪魔する存在、悪であると強く思っていたなと気付きました。

その為不安になる度に、「また不安が私の邪魔をしてくる」「こんなに不安に思うなんて私は弱い」と不安に思う自分を嫌っていましたし、「きっと私はできない」という不安を真に受けて、自信もなくなっていました。

しかし、その不安を受け入れ、それでも私は大丈夫だと不安と対話をすることで、今まで悪だと思いこみ飲み込まれていた不安は、自分を心配してくれ、何かを教えてくれる優しい存在だったんだと客観視できた気がします。

それでも不安はまだ大きいですが、その時は不安と対話をして少しずつ不安と仲良くなっていきたいです。

本当にありがとうございました。

釋 孝修様

追伸ありがとうございます。
また苦しくなったらこちらに相談させて頂こうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ