進路について
私は受験生で理学部志望です。
父親は医者なので、主に小中学校の友達や友達のお母さんに志望系統を聞かれて理学部というと「医学部じゃないの?」と言われてしまいます。
また、歳下の兄弟は全員文系です。恥ずかしながら、進路決定において自分のやりたいことしか考えていなかったため、後を継ぐことを考えていませんでした。たしかに、医者の子である友達数人はしっかりと医者を目指しています。
親が医者なのに医者にならなかったら、何故か恥ずかしさを感じるし、母親の育て方が悪かったなど思われるのは嫌です。
理学部に絶対に行きたいというより、興味がある程度で、医学部にはあまり興味がありません。私は何を目指したらいいのかわからなくなりました。世間的には後を継ぐのが普通でしょうか。
人目を気にしすぎるべきではないのはわかっているつもりです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
判断材料となる情報を集めて
高収入を得られる資格として誰でも思い浮かべるのは、医師でしょう。
また、医学部の学費は高額なので、成績優秀でも医学部を断念する高校生は多いはず。
そう考えると、医学部に行かせてもらえる家庭環境はラッキーかもしれません。
もちろん、高収入だけが仕事を選ぶ基準ではないし、理学部にも色んな未来があるでしょう。
お坊さんのくせにお金の話から入るなんて生臭坊主かと思われるかもしれませんが、学校では、職業による年収の違いなどはあまり教えてくれないのではないかと思い、まずは経済的なメリットや失業リスクが少ない職種という観点も頭に入れていただければと思いました。
人の命を預かるのとか、血を見るなど医師ならではの苦しみもあるでしょうし、メリット・デメリットの情報をたくさん集めてから判断した方が良いでしょう。
迷っているときは、判断材料の情報が不足しているときだと言えますね。