母の要望に納得できない自分
回答 1
有り難し 4海外に10年以上住んでおり、コロナ前は2年に一度は自分の家族（夫と子供2人）を連れて帰国しておりました。3年前に父の逝去以来、実家に兄が母と住んでいます。母は兄家族と折り合いが悪くいつも愚痴っているのですが、その一つに兄が母に実家の片付けをするよういつも命じています。
老齢であることと元々片付けが苦手な母は何も手付かずのままずっと放置しています。そのことで兄に文句を言われるのが辛いので、母は私に海外から一人で帰国して片付けをしてほしいと頼んできます。
そして、その際には私の家族を連れてこないでほしい、なぜなら子供たちを連れてきたら私の時間が奪われて片付けに費やす時間が短くて片付けが終わらないから、というのです。
これを聞いたときに、一気に心の中にもやもやした思いが渦巻いてしまい、どうしても快く母の要望を聞こうという気持ちになれず、またそんな自分に嫌気もさしてしまいます。
ひとつには、幼少のころから兄には暴力を振るわれてきたこと、またその際にも母は兄を叱ったり救ってくれるのではなく、泣く私に泣き止むよう、そして兄のことを無視するよう言われてきました。幼い自分には泣き止むことも同じ家の中にいる兄を無視することもできず兄を怖がりながら育ってきました。
そんな兄は実家を相続し母と同居しているのに片付けをしないで、海外に住んでいる私が一人で母の片付けのために帰国するというのは納得がいかないというのも本音です。親孝行として母の要望を快く聞いてあげるべきだと思う自分と、それには納得がいかないという気持ち、深い部分ではこの要望が母の我儘だと否定的に思ってしまいます。そしてこんな風に思うことで母に対する罪悪感にさいなまれます。
長文になりましたが、ご意見、ご指導くだされば本当にありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 1件
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あなたの無理のない範囲で
拝読させて頂きました。
あなたが海外にご家族とお住まいになっている中でご実家のお母様から片づけを手伝ってくれと言われてとても嫌な思いをなさっていることを読ませて頂きました。あなたが成長していく中でもお兄様から暴力や暴言をはかれてとても辛い思いをなさっていらしたのですね。その時お母様はあなたを助けてくれはしなかったのですね。あなたが家の片づけをしてくれと言われて嫌な感情をもたれてしますのももっともかと思います。それでもあなたはお母様へ罪悪感を感じておらえるのですね。詳細な経緯やあなたの思い全てはわからないですが、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
先ずあなたは海外にお住まいになっていらしてそう簡単に帰国することは難しいでしょうから実家の片づけを手伝うのは本当に難しいと思います。しかも片付けするからお子さん達は一緒に来るなということはとてもひどい言い分だと思います。その様な要望にあなたが納得することができないのは至極当然かと思います。
今までのことで様々な感情もあるかと思います。ですが現実的にあなたがわざわざ帰国してご実家の荷物整理をするのは現実問題として大変難しいと思います。ましてお兄様はお母様の身近にいらっしゃって相続なさっているのですから無理のない範囲でお母様が整理なさりお兄様も時間の許す範囲でお手伝いなさっていけば宜しいかと思います。
荷物の整理はとても大変です、ですから一気にやろうとするとへとへとになってしまいます。ですから時間をかけて少しずつやっていけばいいのです。まして大きな荷物を処分する場合には様々な業者さんに依頼することが望ましいと思います。最近では不燃物や家財道具の処分では自治体もなかなか受け入れてくれません。TVやリサイクル製品でもやはり業者にやってもらったほうがいいです。業者さんはプロですからどの様な物品ならば換金できてどの様な物品はどれ位の処分費用が掛かるかも把握なさっています。最近処分についてはそれぞれの自治体でもかなり細かく指導されますので余計に専門業者さんにお願いすることがコスパもいいと思います。
いずれにせよ、あなたのできる範囲でお話を聞いて差し上げてお手伝いなさって頂くことかと思います。そしてできるだけ感情的にならずに冷静に対応なさってみましょう。
先ずは皆さんが体調気をつけて安心して生活なさって下さいね。
質問者からのお礼
あたたかいお言葉、そして何より気持ちに共感してくださり、心から感謝いたしております。年老いた母親の要望に不快感を感じるなんて親不孝だ、自分は心が狭いのだろう、という罪悪感があったのですが、お坊様のお言葉ですっと軽くなりました。また具体的な対策案もお考えくださり本当にありがとうございます。
実家の片付けは業者に任せてみては、と私からも以前に提案したことがあるのですが、兄は両親の山のような私物の片付けに自分のお金を出すことをしぶっており、その点では今後もいろいろと揉めるだろうと懸念しております。
それでも、私の今のモヤモヤした気持ちはお坊様のお言葉によってずいぶんとスッキリしました。ご指南通り冷静な気持ちで母や兄に接していけるよう心掛けてみます。ありがとうございました。お暑い日が続いておりますのでお体ご自愛くださいませ。
