母の自由時間を増やすには回答受付中
私の母は専業主婦で、四六時中家事をやっています。高齢なので、少しずつ私も分担しています(毎日の洗濯、時々料理)が、私は持病で体力がなく、あまり手伝うことができません。少しずつ、私の家事の分担も増やそうと思いますが、ままなりません。ごくたまに手伝ってと言われても、疲れてしまっていることが多く、歯痒く思います。また、自分の趣味の時間も確保したいと思ってしまい、がんじがらめな状態です。
父も健在ですが、休みの日に家事を一つやるだけで、あとは外の仕事だけです。家に帰ってきたら、お酒を飲んで動画を見てばかりです。家事を頼んでも腰が重く、母も頼むのを諦めているようです。察して手伝うなんて考えつきもしないので、あまり頼りになりません。
私は自分が母を苦しめる原因ではないかと、うっすら思っています。
母は私を産んでから、専業主婦になり、キャリアを断たれてしまいました。ずっと家事をしていて、自由な時間を取れず「出かけた時だけが家事から離れられる」「旅行の時だけが連休」と言っています。私を産まなければ、私が病気にならずに独り立ちしていれば、もっと自由だったのではないかと思う時もあります。
また、私が調子のいい時に家事を代わっても、別の家事をしなければいけないようで、本当に母には自由時間がないのだと、軽く絶望しています。
私は母が悔いのない人生を送ってほしいと思っています。私でもできる方法や、考え方があればご助言をお願いいたします。
お坊さんからの回答 3件
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完璧な家事ではなく、習慣化が大切であり、快適さが作られていく
家事とは、日常生活の身の回りの用事ですから、工夫をすることで変化していきますよ。
私が行っていることは、ルーティン化。1週間の献立を決めてまとめて購入。家族がお風呂を済ませてから、その流れで夜に洗濯をして干す。料理を作りながら、洗濯物を取り込む。掃除は、週一に水回り、風呂トイレ、廊下リビングと3分割、尚且つ30分以内で掃除は終わります。だから、月一ペースで、家の箇所が掃除されていきます。残り一週は何もしない。それでも家の中は、散らかりも汚れもしません。後は、家族それぞれが自分の部屋、使った場所を掃除する。洗濯物は取り込みますが、自分のものだけ畳んで片付けます。他の取り込んだ服は、まとめて置いておく。そうすれば家族それぞれに、自分のものを畳んで自分の部屋に持っていき片付けます。自分のことは自分でが、家族の習慣になっています。
そして、時短料理や整理整頓の徹底で、物は必ず元の場所へ、家族それぞれが生活の中で身につけています。だから、家事は全く負担ではなく、合間の1時間もあれば、料理掃除洗濯が済みます。これを毎日ルーティン化で片付けでいきます。
完璧な家事ではなく、習慣化が大切であり、快適さが作られていきますよ。
おかげで私は、家事や子育て、複数の仕事の両立や、自分時間が確保出来ているのだと思います。自分時間には、自由な遊び時間だけでない、メンテナンスやセルフケアも含まれています。
家事は、全ての人間が生きていく限り必要な取り組みですからね。
諦めずに、お父さんにも自分のことは自分でさせましょう。また、あなたも、お母さんに感謝を伝えつつ、日頃から自分の身の回りは自分のペースでコツコツと取り組みましょう。
お母さん一人に任せると、お母さんが倒れたら、家の中が回らなくなりますからね。
「できないこと」を悔やまず、「今あるつながり」を慈しむ
はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
お母様を想い、自らを責めるその優しさは、仏教でいう「慈悲」そのものです。しかし、どうかご自身を「苦しみの原因」と思わないでください。親にとって子は、何物にも代えがたい「生の光」です。あなたが今そこに生きていること、お母様を想っていること自体が、実はお母様の心の支えになっています。
家事が終わらない現実は、あなたのせいではなく、役割が固定化された家庭環境や、お父様の無関心という「縁」によるものです。あなたが無理をして倒れてしまえば、お母様の心労はさらに増してしまいます。今は「できないこと」を悔やむのではなく、「今あるつながり」を慈しむことに集中しましょう。
心を軽くするための、3つの提案
①「ありがとう」を言葉が最大の「救い」
手伝えない罪悪感を抱くより、笑顔で「いつもありがとう」と伝えることが、お母様の心の休息になります。
②「諦(あきら)める」の智慧
仏教で「諦める」とは「真理を明らめる」こと。完璧な家事を手放し、手抜きを許容するようお母様に提案してみてください。
③外部の「縁」を頼る
行政や介護サービスなど、家庭の外にある「助けの縁」を探すことは、決して恥ではありません。
あなたは存在しているだけで十分、お母様の人生を彩っています。ご自身を責める必要はありません。場合によっては、お住まいの地域で利用できそうな家事代行や福祉サービスについても調べてみましょう。
一度ゆっくりとお話しなさってみてはいかがでしょう
拝読させて頂きました。
お母様が専業主婦として休む間もなく働いている姿を見てあなたはとても申し訳ないと思っておられるのでしょうね、あなたが生まれなければ・あなたが病気にならずに自立していればお母様はもっと自由に生きられるのではないかと思ってしまうのですね。詳細なあなややお母様やお父様のことはわからないですけれど、あなたのそのお気持ちを受け止めさせて頂きます。
お母様がどのように思っておられるのか詳細なことはわからないですが、あなたがお生まれになりあなたをお育てなさって皆さんのお世話なさり生きていることをお母様はお母様なりに喜び生き甲斐をもって生きておられるのではないでしょうか。
もしもできましたら一度あなたからお母様に今の状態やどんなふうに生きていきたいと思っているのか伺ってみてはいかがでしょう。
お母様にはお母様の考え方や価値観も人生観もあるでしょうし、あなたへの思いもとてもあると思います。人生は何が正しいのかはその人その人によっても違いますし、その年齢によっても大きく価値観や人生観は変わっていくでしょうからね。
できれば一度そのことをゆっくりとお母様とお話しなさってみてもいいと思います。或いはお父様にもお話しなさってみてもいいと思います。
それをきっかけにあなたもお母様もお父様もこれからの生き方や人生観を変えていくきっかけにもなるかもしれませんからね。
それぞれの命も人生もとても大切ですし、尊重されるべきものですからね。
もしも話の中であなたにこうしてほしい、こう生きてほしいという希望もあるかもしれません。あなたのその話を受けてあなたの出来る範囲でお手伝いなさってもいいかもしれません。
あなたやお母様やお父様がこれからの未来をお互いのことを大切に思いやり尊重し合い、心から豊かに健やかに毎日を生きることできます様に、皆さんそれぞれが大切な人生を潤いに満ち幸せを分かち生き抜いていかれます様に切に祈っております。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )