祖父母宅を売却することの喪失感
祖父母宅を売却することになりました。そのことで心の整理をどうつければよいのか悩んでいます。
叔父家族、私の母親(持ち家あり)、祖父母は、ほぼ1キロ圏内に住んでいて、かなりの高頻度で祖父母宅で会っています。
私は現在結婚して同じ県内の少し離れた場所に住んでいます。ですが、結婚する前までは物心ついた頃から、祖父母宅に入り浸っていました。
売却することになったきっかけは、叔父家族が一軒家を今住んでいる場所から車で2分ほどの場所に購入したことです。
そのタイミングで祖父母が、叔父達が住んでいたマンションに引っ越したいと話してくれました。
今住んでいる一軒家だと高齢のため管理も大変だから、程よいサイズのマンションでゆっくり生活をしたいという理由です。
大好きな祖父母宅ですが、階段が急だったりと高齢の祖父母が住むにはちょっと大変な家です。
叔父達の住んでいたマンションは、エレベーターもあり広さもちょうどよく、祖父母がよく利用しているスーパーが目の前という利点の多い場所です。
叔父達が住んでいたこともあり、周りの住人も知っているし、生活圏内や環境もほぼ一緒、二人が住んでもらうには、とても良い場所です。
叔父名義のまま二人がマンションに住む予定なので、将来の相続税などのことも考えると、このタイミングでの売却は正直ベストな選択ではあります。
第三者が聞けば、良い選択だね。で済むお話なですし、私も祖父母が楽に暮らせるほうが良いと思っています。
ただどうしても、小さい頃から第二の実家同然だったあの家がなくなることが、悲しくて仕方ありません。この喪失感や悲しみの整理の付け方へのアドバイスを頂きたいです。
乱文で申し訳ございません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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家は来世に持って往けない
私たちは必ず死にます。
浄土宗では、輪廻転生を前提に考え、阿弥陀仏という仏様の救いを信じて「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と念仏を称(とな)える人は、来世で極楽浄土に生まれ変われると考えられています。
ただ、残念ながら、来世に家や財産を持って行くことはできません。
経典には「独生独死」という言葉も出てきます。
独りで生まれ独りで死ぬ。
裸一貫で生まれ、裸一貫で死ぬのが私たち。
そう考えると、遅いか早いかの違いがあるだけで、必ずお別れしなくてはならないのです。
ただ、極楽浄土では、全ての前世の記憶を思い出せる神通力をゲットできるらしいです。
思い出(記憶データ)を未来の自分に相続させることは可能なのです。
なむあみだぶなむあみだぶ
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