歳の焦りと経験
仏教なのに、クリスマスですみません。
今年もクリスマス、たぶん恋人がいないです。あと2ヶ月なので無理です。
本当に恋人が出来ないです。
毎年悲しいです、ですのでクリスマスが嫌いです。なんで自分にはできないのでしょうか。前世で犯罪でもしたのでしょうか、
まだ若いと言われますが数年経てばあっという間に30代です。私の認識では若いは大学卒業の節目、22歳までです。
焦りたくは無いですが、、
悲しすぎて失恋ソング聴いてます。
恋愛が人生の全てでは無いですが、
なんで生まれてきたのですかね、
ただの負け組です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
イベントやシチュエーションのために相手を妥協しない
お気持ちはよくわかります。理想はドラマやコマーシャルのような恋愛をしたいという方は多いと思います。
クリスマスが近づくたびにドラマ CMではいわゆる絵に描いたようなクリスマスでラブラブに過ごす男女の様子が描かれるようになります。
そうすることによって誰得なのか?といえば、商品を売りにする人たちや毎回月ごとのイベント行事で儲かる企業やメーカーです。私からあなたに送るクリスマスプレゼントはそういうかぶれにだけは感染しないように気をつけようねということです。
イベントに関わらず、男性が女性を女性が男性を求めるということは自然なことです。
曹洞宗大本山総持寺において12月25日というのは無際大師という方が亡くなられたご命日でして。
総持寺には無際大師のミイラがあるのですが、私も正直修行道場時代に
🐼…なんで世間ではこのクリスマスにはみんな男女がホテルを予約してイチャイチャラブラブなのにも関わらず、何でオレらは千年以上も前のミイラを囲んでお経なんか読んでるんだろうって思いましたよ。💀当時の青い若造の思ったことです。
さて無際大師はこんな逸話があります。
親元を離れて出家した無際大師が大寺の住職になられたというので、母親が是非会いたいと寺を訪れました。ところが自分が母親と会うことで修行僧たちが志を低くしてしまうと案じてお寺の門を閉ざしたそうです。
息子からひどい仕打ちをされたと誤解してか母親はその場でショックで悶絶死してしまったそうです。亡骸から米袋が見つかったと。無際大師はそれも受け取ることなく調理場に持って行って、明日の朝のお粥にして大衆に供養しなさいと。
おわり
この壮絶な知られざるクリスマスのお話が何を意味するかは数年後、遠い将来にわかることでしょう。
さて、
そもそもクリスマスって男女がイチャイチャするためのものではないはずなのです。
結婚したい男女が婚活をするように、もし恋愛をしたいのであれば、恋愛の対象を求めるということは必要かもしれませんが、本来、恋愛というものも別に恋愛をするためのものではない。自分にとって本当に相性のいい伴侶を見つけることができれば、結果的に仲良くなるというだけのことです。
およそ人は自分と似通った相手に惹かれる面があるわけですから、あなたの好きな活動で人がたくさん集まる場に足を運べば、きっと素敵な相手が見つかるのではないでしょうか。
数撃ちゃ当たる
結局は、数撃ちゃ当たるで、出会いを増やし、告白しまくるしかないでしょうね。
自分の親でさえ結婚できたのだから、私にできないはずはない!と思いましょう。
時間(年月)は止まりませんから、人生のポイントポイントである程度タイムリミットを設定して、エネルギーを傾ける必要はありますね。
質問者からのお礼
数撃ちゃ当たる、響きました。
また、無際大師のお話もありがとうございます。
クリスマスプレゼントの戦略ですね。
少し元気が出ました。感謝申し上げます。