父の死が受け止めれない
今年の8月30日に父が癌で他界しました。
享年60歳でした。
今年の初めより余命宣告を受けており、亡くなる2ヶ月ほど前から看取りの方針で同居することになりました。
私は看護師をしているのですが、現在育休中で他の家族より長い時間共に過ごし、点滴等の介助、病院の付き添いも行っていました。
入退院を繰り返してきてた父でしたが、
他界する数日前に「しんどいから病院へ行きたい」と口にし、入院となりました。
点滴加療で身体のしんどさは軽減し持ってきた梨まで食べてくれるまで元気になっていました。
早く帰ろうな!また来るわ!と言ったのが
最後2日後に危篤状態になって亡くなりました。
余命宣告を受け医師から何度も話をしてもらい
看護師をしている上で経験上他の人よりわかることも多かったのですが、いざ本当にいなくなってしまうと受け入れれない自分もいます。
その反面淡々と葬式の準備や、死後の身辺整理等を行っている自分もいます。
現在子育て中ということもあり、哀しみに浸るということはなく、父がいなくなっても当たり前の日々を過ごしています。
時間がある時に父との思い出を
思い出そうとすると頭の思考が拒絶して
亡くなる前のことも考えることを自己で阻害してしまいます。
悲しんであげるのを父は望んでいるのではないとは思いますが、淡々と法事をこなし、
日常を過ごすことにすごく嫌気がさしてしまいます。
忘れてはいません、しかし具体的にこう話したりこんな様子だったということを振り返ろうとしても考えられません。
こういう時はどうしたらいいですか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の感情のままに
しおぽん 様 相談ありがとうございます。
まず、お父様のこと、ご愁傷さまでございます。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝。
ちょうど2か月ですね。お亡くなりになられてから。まだ日が浅いと思っていいように思います。
愛する家族との別れは、様々な感情が入り混じります。悲しみから、受け止められず混乱したり、否認の状態だったり、怒りが湧いてきたり、あーすればよかったと後悔したり、落ち込んだり、思い出したいと思っていても、感覚として思い出すことを拒否するような解離的な状態だったりします。季節感を感じないこともあります。
すべて、グリーフ(悲嘆)の過程です。
「振り返ろうとしても考えられません。」は、おそらく死別の事を受け入れられていないのかなと思います。だとしても、そんな自分をダメだとか、責めてもいけませんし、無理やり思い出し悲しもうとしなくてもいいのです。自分の感情にまかせてみましょう。
日々、子育てでお忙しいと思います。そのままでいて、もし泣きたくなったら思いっきり泣く、何か少しの事でも思い出したらその感情をちょっと感じてみる。お父様の笑顔を思い出したら、あなたも少し微笑んでみる。ということを繰り返していけば宜しいかと思います。
さらに、誰かに自分の気持ちを聴いてほしいとかあったら、信頼できる誰かに、心ゆくまで話をして、聴いてもらいましょう。安心安全の環境で温かく優しい雰囲気の中で聴いてもらうのが良いと思います。優しい誰かに話したくなったら話してみてください。
お父様はどんな時だって、あなたを見守っています。思い出さないから寂しがっているということはありません。思い出せなくてもただお父様の愛情をただ受け取るような感じで、安心してどうぞ自分の感情のままに日々をお過ごしください。
参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。ダメダメでもいいんですよ。こんな時は。苦しい思いをいつでも吐露してください。自分の思いを話すことも、悲嘆をやわらげる方法のひとつですので。この度のご縁に感謝申し上げます。どうぞ自分の気持ちを大切にしてください。再礼
これからもお父様とのご縁を大切に
拝読させて頂きました。
大切なお父様がお亡くなりになられたこと心よりお悔やみ申し上げます。あなたはお父様がお亡くなりになられた中でなかなかその死を受けとめることができずに辛い思いをなさっておられるのですね、そしてどう過ごしていけばいいのかとお悩みなさっておられるのですね。詳細なお父様のことやあなたのことはわからないですが、あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。
お父様が心から安らかになられます様に心を込めて仏様や神様や皆様のご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
あなたもどうかお父様を思い、お父様が心から安らかになられます様に仏様や神様やご先祖様にお祈りなさって下さい。
お父様は必ず仏様や神様に正しく導かれてご先祖様に優しく迎えられることでしょう。そして一切の迷いも痛みも苦しみも無くなり親しい方々やご先祖様と一緒に清らかに円満にご成仏なさっていかれます。そしてこれからもあなたやお子さんや皆さんを片時も忘れることなく優しく見守っていて下さいます。
あなたのその思いを心からお父様にお伝えなさって下さい。お父様はあなたの思い全て優しく受けとめて下さいます。あなたを優しく受け入れ寄り添っていて下さいます。
お父様とあなたや皆さんとのご縁はこれから永遠に続いていくのです。いつでもどこでもどんな状況の中にあったとしてもあなたを見守り続けていて下さるのです。なかなか死を受け入れることは難しいです、ふとまだ生きているんじゃないかと思ったり、フッと悲しみやさみしさや後悔が襲ってくることもあるでしょう。そんな中でもお父様はあなたに寄り添い支えて下さいますからね。
あなたや皆さんがこれからの未来をお父様やご先祖様に見守られ、お父様とのご縁を大切になさり、皆さんと心から豊かに幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切にお父様やご先祖様に祈っております。至心合掌
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
コメントありがとうございます。
父が見守ってくれていると少し気が楽になりました。まだまだ時間はかかるかもしれませんが、いい思い出として家族で話せる時が来るのかなと思います。
ここで書かせていただいて、さらに読んでもらいコメントまでしていただき心から嬉しく思います。
釋 孝修様
コメントありがとうございます。
医療者でいつもは患者様、家族様に寄り添う立場なのにいざ自分がそちら側に立つと
ダメダメでした。
このコメントをいただき、涙が溢れ出ました。
まだ2ヶ月。こうしてこの場で私の苦しさを聞いていただいて寄り添っていただいただけで少し気持ちが楽になりました。
まだまだかかるとは思いますが、いつか家族で父の思い出話に花を咲かせれることを願います。
本当に私の悩みや、辛さに寄り添っていただきお二人には本当に感謝しています。