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3人目の妊娠。中絶してもよいか。

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有り難し有り難し 6

望んでいなかった3人目の妊娠に、中絶手術を受けようと思っています。夫は3人目がいても子供は可愛いと考えていたようで、夫婦間の考えの不一致がありました。
つわりや体調不良も40代になると辛く、早くすっきりしたいという思いもあります。
子供2人だけなら将来大学や留学に行きたいとなった場合、なんとかやりくりできるかも知れない。

ただ、堕してしまったらお腹の中の赤ちゃんに申し訳なさと罪悪感が一生付きまとい堂々と生きられなくなる気もします。

私の中では今の2人で子供は充分と思いベビー服なども処分して気持ちも整理していた為今から、また一から出産子育て仕事を乗り切れる気力も体力も無く、想像が全くつかずにいます。もし産んでも赤ちゃんが20歳になる頃夫は70歳。不安が大きいです。堕すことは甘えでしょうか怠けでしょうか?
まだ人道的に迷ってしまう自分もいます。。。
優柔不断の身勝手な人間に一喝を頂けますと幸いです。

2023年11月17日 16:51

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今後も家族みんなで笑顔になるために

本当に悩まれているのがよくわかる文面で、少し涙が浮かんできました。

個人的な意見は「絶対に中絶しないでほしい」です。

せっかく宿った魂を、自らの判断で送るというのは、きっと後悔することがあると思います。何があっても取り返せない後悔が、もっとも良くないと思うのです。

生命の操作など、本来人間に認められていないことであるはずで、他のことでどうにか乗り越えていける可能性を模索していくことが人生であると思っています。

しかし。。。
はこまきさんが、元々苦手であった子どもを、二人育てながら区切りをつけていた中で、再度40代になって体力が落ちてきたところで出産に挑むというのは、かなりの困難なのでしょう。

わかる。などと軽はずみに言えたことではありませんが、気持ちは分からないことはないです。逆に言えば満足に育ててあげられないなら産むこと自体がエゴではないか?という考え方もあると思います。

どこまでいっても、ご主人と息子さんたちとご自身、家族で決めるしかないことですが。

・お兄ちゃんたちが、育児を手伝ってくれるようにお願いする
・3人の子がいることで可能になる楽しい未来を想像する
・お腹の子に手を当てて相談する

どうにか、出産に向かうために、いろんなことをアドバイスしたいですが、当の私には子どもがおりませんし、妻とも死別してしまいましたので具体的なアドバイスができなくて申し訳ありません。ただ、命ある者を送るということは本当にツラいということは心からお伝えできます。

金銭面や居住空間での実質的な問題などは、何年か後には必ず訪れるでしょう。その面をなんとしてでもクリアしていかないと、自信を持って生活できなくて、いまの4人家族が壊れてしまう可能性があるのだと思います。

それこそ児童相談所など、いろんなところに相談に乗ってくれるところはあると思います。

産むか堕ろすか、
ではなくて、産むために必要なことを書き出して、それを解決するためのところに相談にいくとか、ご主人に真剣に考えてもらうということが、いま必要なことと思います。

今後も家族みんなで笑顔になるために
いまどれだけ苦しくても一生懸命に考えて、最良の選択をされてください。

応援しています。合掌

2023年11月17日 18:05
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有り難し
おきもち

名古屋にあります曹洞宗千光寺にて、寺院内にリラクゼーション空間を作ってお客様の癒しの時間を提供しております。父が住職をつとめております。私はまだまだ修行の足りない僧侶ですが、サービス業を通じて培った長年の経験を活かし、私だから回答のできるというお悩みをお持ちの方が居れば微力ながら回答させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 YouTubeで毎日読経配信しています。 https://youtube.com/@senkouji.nagoya
朝7時から深夜2時の間で、事前に時間調整をご相談ください。

質問者からのお礼

私の状況に心からご相談にのってくださり、誠に有難く思います。
その後、職場の元スタッフや子供3人のオープンチャットなどにも相談させて頂きました。
3人子供のいる元スタッフに、その気持ちなら、産むのは無理だよ、やめた方がいい。と言ってもらった瞬間、気持ちが晴れ、3人目は諦めるのが私の心の正直な気持ちなのだと悟りました。
鈴木様にお答え頂いた事とは真逆の事をしてしまいましたので、無礼を申して申し訳ありません。
でも、あの時に、悩んで悩んで悩み抜いて良かったと今は思えております。
3人目の子が新たな世界へ飛び立てるよう、今の家族と立ち止まりながらも前を向いて歩んでいこうと思います。
この度は誠にありがとうございました。

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