遺品整理についての夫婦喧嘩
大切な祖父が亡くなりました。
祖父と一軒家でふたり暮らしをしていた祖母のことが心配でしたが「しばらくひとりでゆっくりしたい」とのことで遠方に暮らしている私達は葬儀後すぐに帰宅することになりました。(乳児もいるため何かあったときの病院など心配だそうです)
祖母の近くには車で数十分の距離に伯母夫婦がいます。
まだ四十九日は迎えてないのですが、
数日伯母と手続きをしたり、
ご近所さんの訪問が落ち着いてからは
何かしていないと気持ちが沈んでしまうからと、祖母はせっせと遺品処分をして過ごしていると電話で聞いています。
先日のこと。
祖母から
「寒くなってきたからおじいさんが着てた半纏送ってあげる」と電話があり、
わたしの自宅に半纏が2着、
わたしの夫へと、祖父が使用予定だった新品の下着が数枚届きました。
わたしとしては、
使いたかったら着ようと思っており
そうでなければ夫へと送られたものと
まとめて処分しようかと思っていました。
きっと、長く使っていたものほど
祖母が処分するのが辛いのではないかと思ったからです。
夫は外国人で、亡くなったときの流れが違うそうで「私の国では遺品は亡くなった日にすべて燃やす。生前あげるもらうというやりとりをしていないものは受け取ってはだめです。」と言われました。
せめて四十九日を迎えてから、
私達の自宅近辺でお焚き上げかなにか
できるところを、と提案したのですが
祖母か伯母に送り返してほしいとのこと。
人によって、国によって違いはあっても
最終的には亡くなった祖父を想って整理できたらというのが私の願いです。
ただ、今いっしょに暮らしている夫が異国の地で怖がっている気持ちもできるだけ汲んだ良い方法があれば、と思っています、、
どうすべきでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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祖母さまに配慮するのであれば、ご両親へ送るのはどうですか。
お祖父さまのご往生
謹んで哀悼の意を表します。
お寂しくなりますね。
大切な人を想う気持ちは、遺骨や遺品へ愛着という形で大きな意味を持ったり、いつまでも手放せなかったり、大事に引き継いだりしたくなるものですね。それも、死を受け入れていく一つの形なのでしょう。
また、夫さんの育った環境や宗教観から、死への弔い方も違って当然でしょうから、遺品を譲り受けるということに抵抗があることも理解できますよね。
送り返してほしいというのは、夫さんがそのように望まれているのですよね。
お祖母さまの想いに配慮するのであれば、あなたのご両親へ送るのはどうですか。あなた方 ご夫妻の意向も、ご両親なら理解くださるでしょうし、頃合いを見て、祖母さまにお伝えされるか、ご処分くださるのではないでしょうか。
物への想いが増しますが、祖母さまのお気持ちに寄り添いながら、あたたかな言葉をかけてあげてくださいね。
どうぞ、ご家族皆さまが、尊き仏縁を結んでいかれますように。それぞれに大切に手を合わせながら、祖父さまを想って参りましょう。
合掌