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可愛がっていた文鳥を死なせてしまいました

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

一人暮らしで一羽飼い、挿し餌から育てた3歳の文鳥を死なせてしまいました。
ケージに入れ扉を閉めたつもりがきちんと閉まっておらず、私を追いかけてきてドアに挟まってしまいました。

発作のように暴れまわるのを慌てて拾い上げ、温めながら救急病院に向かいましたが容体はかなり悪く、酸素ケースの中で苦しそうにしていました。酸素を補給しながら一晩入院させるか最期を覚悟で連れ帰るか決断を迫られましたが、ほんの数十分前まで元気に飛び回っていた子が亡くなるなんて現実味がなさ過ぎて、元気になるはずと望みを託し入院させることにしました。その場についてはいられないと言われ、いったん帰宅し何も手につかず待っていましたが、やはり、、夜中に電話が来て、息を引き取ったと聞かされました。

火葬してもらいお骨を引き取りましたが、まだ現実味がわかず会いたくて会いたくてたまりません。何を見ても思い出し、申し訳なさ過ぎて一瞬一瞬が地獄のようです。私は飲んでいたお酒がなくなったため新しいものを取りに台所に向かった際に文鳥を挟んでしまいました。ほんの少しの餌と水とたっぷりの愛情しか必要としなった小さな尊い命。一緒にいたいよ!という文鳥の気持ちより、自分の欲求を優先したのだと思うと、自分が死ねばよかったとさえ思います。

こんなことなら、栄養無視で大好きなおやつばかりあげればよかった、前日に買ったミカンもむいてあげればよかった、酸素ケースの中で最後に名前を呼んだら目も見えていないのに必死に応えながらこちらに這いよって来た時に、手に包んで連れて帰ってあげればよかった。

時間とともに辛さが癒えて行ってほしいような、ずっと辛く悲しいままで羽毛の感覚や温かさを忘れずにいたいような、気持ちが行ったり来たりで整理がつきません。自分で死なせておいて悲しんだり、こうして救いの言葉を求めることもおこがましいですが、あまりにも辛く、この後文鳥にしてあげられることがあるのか、自分はどう生きればよいのかお言葉をいただきたく投稿させていただきました。

2023年12月25日 11:03

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心を込めてお祈りさせて頂きます

拝読させて頂きました。
あなたは大切に育てていらした文鳥の子をあやまって亡くなってしまい大変悲しみ深く後悔なさっておられるのですね。そしてその子が亡くなってしまったことがあまりにも辛くてこれからどう生きればいいのかと悩んでおられるのですね。詳細なあなたのお気持ちはわからないですけど、あなたの辛いお気持ちはとても伝わって参ります。あなたのそのお気持ち心よりお察しします。

その子が心から安らかになります様に心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
あなたもどうかその子が安らかになります様にと仏様や神様に心からお祈りなさって下さい。
その子は必ず仏様や神様がお導きなさって下さり、あなたのご先祖様がその子をあたたかくお迎えなさって下さいます。その子は仏様や神様のもとで一切の痛みや苦しみから救われて心から安心するでしょう、ご先祖様に可愛いがられて清らかに何の憂いもなくご成仏なさいます。そしてその子はご先祖様と一緒にあなたをこれからも優しくお見守りなさって下さいます。あなたとその子とのご縁はこれからもずっと続いていくのです。

あなたのその悲しみや後悔の念は消えないでしょう、さみしさがあなたの心に広がっているでしょう。どうかその思いやその子への様々な思いを心からその子にお伝えなさって下さいね。その子はあなたのその思いを全て優しく受けとめて下さいます、あなたに寄り添って下さり慰めて下さいます。

いつの日かあなたが与えられた天寿を全うなさる時には仏様や神様があなたをお導きなさって下さいます。そしてその子がご先祖様を連れてあなたを優しく迎えて下さります。そしてその子と再び会い喜び合うことでしょう、その子と共に清らかに安らかにご成仏なさっていくでしょう。

あなたがこれからもその子とのご縁を心から大切になさり、心穏やかに皆さんと与えられた人生を豊かに幸せに生き抜いていかれます様に、そして天寿を全うなさる時には仏様や神様に導かれその子にあたたかく迎えて頂けます様にと切に仏様や神様やご先祖様そしてその子に心から祈っております。至心合掌

2023年12月25日 18:42
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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがたく優しいお言葉ありがとうございます。
後悔や悲しみは持ち続けてよいのだとわかったら、逆に楽になったような気がします。写真や動画を見返し、一緒にいた時間の中ではきちんと愛し切ることができたことにも気づきました。これからもあの子のことを想いながら、時々泣いたり元気になったりしながら生きていきたいと思います。

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