同級生の自死経験を持つ自分ができること
初めてご相談させていただきます。
私は同級生を自死で亡くしております。この件、自分でも片をつけなければと思いつつ、なかなか進まないところです。
自死遺族の会というのは、同級生や友人が亡くなっている場合でも参加して良いのでしょうか。
(関係性の違いがあるので、一応確認です。)
二つ目は、こんな自分ができることはなんだろうと思っていた時に、ゲートキーパーの存在を知りました。
今はお世話になっている身なので難しいですが、いずれは自分もなりたいと考えています。
ある時は語り部として、ある時はゲートキーパーとして、ある時は社会人として(これから社会人になるのですが)生きていけたらと思っています。
こんな考えでは甘いでしょうか。
もう、同じ惨劇を繰り返したくないという気持ちが大きいです。
補足
件の同級生は、小学校が一緒でした。一度も同じクラスになることはなかったけれど、
彼女がひとりぼっちで浮いているのは知っていました。何度か一緒に遊ぼうと声をかけたのですが、毎回断られてしまったので。
中学に入学したら、彼女と同じ部活になって。これからお話ができるかもしれない、
彼女のことを知ったり、友人になれるかもしれない、そんな期待と新しい日々が入り混じった頃、彼女は亡くなりました。
あの頃の自分は精一杯やったと思うのですが、同時に、彼女に対して何かできたのではという思いでいっぱいです。
ご回答よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
いのちは尊いもの
同級生の自死、辛いですね。なぜ、どうしてと言う思いと何もしてあげられなかった無力感を持ってしまいますね。私は「自死・自殺に向き合う僧侶の会」(https://bouzsanga.org/)に所属して8年目になる坊さんです。この会では毎月定期的に自死遺族の分かち合いを開いています。
この会では親族でなくても大切な人を亡くした方の参加が可能です。詳細はHPをご覧ください。
また、あなたがゲートキーパーになろうと思われることに敬意を表します。あなたの「惨劇を繰り返したくない」とのお気持ちは尊いものと受け止めさせていただきます。心で思っているだけでは物事は前に進みません。是非行動を起こして欲しいなと思います。
ただ一言だけ申し上げるならば、誰も他人の人生を背負い込むことはできないのです。希死念慮者に寄り添うことは大切ですが共感・共有が過ぎるとご自身のメンタルがやられる事があります。あくまでも冷静に客観的な対応が必要です。
厚労省のHPにはゲートキーパーとなる心構えや相談窓口を案内しています。
現代は生きにくい世の中であることは間違いありません。真面目な人ほど気持ちを内に向けてしまう傾向があるようです。
私はhasunohaに相談のある希死念慮の方には不真面目とかてきとうに生きることをお勧めしています。仏教では「いのち」は尊いものだと教えています。別に会社の社長さんや役員にならなくても、偉業を成し遂げなくても尊いのです。そのままで尊いのです。何故尊いのかと言えば、例えばあなたには2人の両親がいます、その両親(祖父母)は4人、さらに16人、64人、252人、1008人、4032人、約16000人、64000人、25万人、100万人、、、11回遡るとなんとあなたには100万人を超えるご先祖がいます。その中のたった1人でも居なければあなたはこの世にいのちを頂いていないのです。奇跡的なことなんです。だから「いのち」は尊いのです。
その尊いいのちを自ら断つのはとてももったいないと私は思います。
あなたを、心より応援します。合掌
ご参加なさって下さいね
拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちを読ませて頂きました。
宜しければどうぞ自死遺族の分かち合いの会にご参加なさってください。宮本師がおっしゃる様に東京近郊では毎月一回築地本願寺にて開催しております。或いは様々な自治体等でも開催されています。
そこであなたが思うことそのお友達への思いを思いつくままにお話なさってみて下さいね。或いは他のご遺族の方々のお話にも誠実に耳を傾けて下さいね。
お集りなさる方々はそれぞれ様々な状況や事情や関係性があります。誰ひとりとっても同じではありませんし、お亡くなりになった方への思いや抱えているお気持ちはその時々で変わりますし違うものです。
そしてこれからのあなたの人生の中であなたにできることをなさっていって下さいね。きっとお亡くなりになられたお友達もあなたのことを心から優しくお見守りなさって下さいますでしょうからね。あなたを心よりお待ちしております。至心合掌
質問者からのお礼
私の意志に対して、誠実な回答をくださりありがとうございます。
自死遺族の会、余裕がつき次第参加してみようと思います。
真面目にやりすぎる癖が抜けないので、これからゆっくり、ほどほどにやることを学んでいきたいと思えました。
まずは私が、人を助けられるほど余裕ができるところまで、待ってみたい気もします。
朝早くからの回答、ありがとうございました。素敵な1日になりますように。