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生きている意味がわからない

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有り難し有り難し 17

夫を亡くして4年です。
長い闘病期間でしたが、話すことも出来なくなった夫に対して、私は側にいる事しか出来ませんでした。
当時、コロナで病院の面会は禁止となり、側にいることすら出来なくなりました。
1人で病室にいた夫がどんな思いで過ごしていたのか、どこが痛くて、どうして欲しいのか、それすらも聞く事が出来ないまま、最期は私の目の前で息を引き取りました。
なぜ、夫だったのか?と今でも思います。
私の家族の誰かから亡くなる人を選ばないといけないなら、私だったら良かったのに…今でも思います。
夫が亡くなった時は学生だった子供も、今では新しい家庭を作りました。
夫が亡くなり、もし私に何かあったら子供が1人になってしまうと必死に生きて来ましたが、その子供が新しい家族を持った今、私はもう全ての役目を終わらせてもいいのでは?と思っています。
自分の人生を自分で終わらせようとは思っていませんが、生きる意味も意欲も全くありません。
人前では平気な顔をしていますが、仲良く過ごす夫婦を見たり、ご主人の悪口を言える幸せに気づいていない奥さん方の話がどんどん私の心を黒く暗くしていきます。
夫が亡くなる直前に実母、夫が亡くなった直後に実父と次々に心から信頼できる家族を失ったことも私が誰にも本当の心を開かなくなった理由かもしれません。
ふと私はこれからずっと1人なんだと気づいた瞬間から絶望しかありません。
もう限界かな、と思っています。

2024年3月8日 20:22

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

るう 様 相談ありがとうございます。

ご主人を亡くされて4年、そしてお子様が家庭を持たれたようで、寂しさとか孤独感とか、ぽっかり心に穴が開いた状態とか、そんな感じでしょうか。
ご両親もおくったとのこと。大変なことが続きましたね。
孤軍奮闘してきたのかもしれませんね。
たとえ4年が経っても、癒えないということあります。
悲しみが簡単に消えることはありませんし、ましてコロナで思うような看病が出来なかったことも含めて後悔などもあるように思います。
人前で平気な顔をして耐えているのも良く解ります。

とはいえ、独りでその気持ち、感情に対処するのは、大変疲れ、落ち込む状態だと思いますので、グリーフケア専門のカウンセリングやセラピーを受けることをお薦めします。最初は受けるのが億劫かもしれませんが、自分の気持ちを吐き出す場所があると、気持ちが楽になっていきますので、検討してください。
また、グループのセラピーだったりすると似たような境遇の人と共感できたりもしますので、新しい自分の立場というものが何となくわかってくるように思います。

絶望感があるとはいえ、あなたの中にはご主人や家族を愛した、優しい心が備わっています。微笑んだとき、大声で笑った時とも多々あったと思います。悲しみも共に思い出されるかもしれませんが、笑顔や優しい言葉を何度も思い返し、心の温かさを少しでも感じるようになれば、段々と大丈夫になっていきます。
癒しとなり、何となく安心も感じるでしょう。しだいに心にエネルギーを溜めて、自分の人生を歩んでいるという自覚を持つように心がけてみてください。
辛い時は遠慮なくどうぞ何度もご相談ください。一礼

2024年3月8日 21:39
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ご相談読ませていただきました。
あなたのご経験や思いは非常に重いものであり私も胸がつまる思いです。まず、あなたの気持ちや状況を受け止め、そこから少しずつ前に進む一歩を踏み出すにはどうすればよいか考えてみましょう。

まずは、身近な友人や家族と心を開いて話すことで、自分の気持ちを共有し、理解してもらうことも大切です。他者とつながりを持つことで孤独感を軽減できるかもしれません。

また、一人になるという不安や絶望感がある中で、新たな趣味や興味を見つけることで、自己成長や新たな人間関係を築くことができ、新しい人生の可能性を広げることができるように思います。

そして、お一人でいらっしゃることへの不安や絶望感を感じることもあると存じますが、ご自分の幸福や健康を優先しましょう。自分を大切にし、前向きな自分自身を取り戻すことが必要です。

とは言え深い悲しみや失意は一朝一夕に解消するものではありません。時間をかけて悲しみを受け入れ、自分を癒すことを心がけましょう。

また、おっしゃるような辛い気持ちや絶望感に閉じ込められている状況から抜け出すめに専門家(診療内科やカウンセリング)のサポートを受けてみることもおすすめします。あなたはとても真面目な方だとお見受けします。ですから周りを巻き込みたくないなどのお気持ちもあるのではないですか。でも勇気をもって誰かを頼って良いのです。そして自身の心と向き合いながら、ゆっくりと前に進むようにしましょう。応援します。合掌

2024年3月8日 21:31
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「大切な人が危篤・余命宣告」問答一覧

母に会いたい

61歳女性、昨年、母を亡くしました 認知症が出始めた母を病院に連れて行ったのは私です コロナ面会禁止で結局、母は病院で亡くなりました 母はずっと家にいたいと言っていたのに私が病院に連れて行って母はどんなにか 辛く怖い思いをして絶望の中で亡くなったことかと思います 途中でも連れて帰って介護をしてあげたらよかった 結局、私は自分のことをまず考えてたんです 当時、家族は弟と父がいました 父は介護保険利用をかたくなに拒否していました 弟は妻に負担を掛けたくないと母の自宅介護に賛成ではありませんでした それでも母がいなくなって後悔ばかりです そんなことは言い訳にならない もっといろんな方法があった、なぜあの時…等々、自分を許せない気持ちでいっぱいです きっと私は欠陥人間なんだと思います 仕事も10回以上替わり、離婚もして、友達もいない 一人娘は私に思いやりが持てない人間です 弟とは父母のことでわだかまりができてもう心から話すことができない 大切な家族であるのに娘のことも弟のことも嫌っている自分がいます ひとりでいいはずなのにしみじみとさみしいです 母のことを心から聞いてもらえる家族ではないことがさみしいです 悲しいのに大泣きもできない変な自分 母に会って謝りたい、母ともっともっと話さないといけない 私は呼吸器の難病患者です 長生きはできないことは覚悟していて、でも私は現実主義なので また母に逢えるとか思えないしもう母はどこにもいないことが分かっています 取り返しのつかない後悔の人生、私なりに努力して生きてきたつもりですが 自分に原因があるとはいえ、くだらない人生だと思い、私のとばっちりを受けた母に申し訳なさが募るばかりです いつか気持ちが癒えていくこともあるのかもしれませんが 辛い思いを言葉にしてみたくなり…支離滅裂で申し訳ありません

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母の心と体と頭のバランス

父が先月突然亡くなり、母と私と姉はショックが多すぎるていたのですが、やる事が沢山あり過ぎて頑張っていますが、母が2年前に家で転倒をしてから、気力がなくなり、母に変わって父が家の事をする事になり、父は家の事を母に任せていたので、味噌汁の作り方を一から母か父に教えていましたが、母はそれから父に愚痴る事が多くなり、父も耳が遠かったので、我慢していましたが、姉はその状況を見ていたので母に父が可哀想だと伝えると、私も辛いのよと母は言っていたそうです。でその父が亡くなった事で今度は、私や姉に愚痴をこぼすようになり、私は母に心の病気である事を伝え、愚痴をこぼしている時の母の顔は、とても怖いとも伝えました。母は今までそんな事を言われた事もないし、自分でもそう思わないと言うのですが、私や姉がそれに振り回されている事も伝えましたが、母はそれから自分の顔を鏡で見たりして、母も私も一度訪問ドクターに相談しようと言う事になったのですが、母も今度先生が来たら話しをするとも言ってくれていたのですが、私か1ヶ月仕事も休んでいたので、5月から仕事も戻るので、5月には、家に帰る事も前から、伝えてあったのですがら私か帰る日の朝にまた怖い顔をして、先生には、心臓の先生なので、心の病気の話しをするのは失礼だと言い出し私は、話しをしないし、そんな事ないと言い出したので、その場では、わかったと伝えましたが、私や姉は、先生にちゃんと話しをする事も決めていたので、何故今になって、母はそれまで自分からも話しをすると言っていたのに、失礼だから話しをしないと言い出したのか、とてもわかりません。これも心の病気なのかとも思います。母の心の病気をこれからどうしていったらいいのでしょうか?

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お読みいただきましてありがとうございます。 私には何度かの流産を乗り越え授かった娘がおります。 小学生の時からパニック発作を抱えていて、断薬の中妊娠・子育てに入り24年。 このたび娘から好きになった彼と結婚が決まりました。 24年間パニックを堪えながらも次第に症状も消え、(娘の前では発作を起こした姿を見せないようにしてきました)旅行もできるほどになりましたが、 先月義母が急逝。今までは身内の葬儀もお骨を拾うことが出来ず休ませてもらっていましたが、今回はお世話になった義母のため最後まで立ち会いました。 葬儀後は、悲しみやパニックにならないよう娘の結婚準備に専念していましたが 持病的なものの再発をきっかけにどんどん体調が悪くなり、強張る体・胃の不快感・不眠症と、パニックも再発しそうな気配です。 仲良しすぎる娘がお嫁に言ってしまう寂しさを言葉に出せず、ずっと秘めていて 苦しくてたまりません。いい母親ぶってせっせと引っ越しを手伝っていますが 娘がいないところでは体調不良で起き上がれない時もあります。 娘の母親ならどなたも体験することかと思いますが、特にパニックを起こさないような心構えがありましたらご教授下さると幸いです。

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