生きている意味がわからない
夫を亡くして4年です。
長い闘病期間でしたが、話すことも出来なくなった夫に対して、私は側にいる事しか出来ませんでした。
当時、コロナで病院の面会は禁止となり、側にいることすら出来なくなりました。
1人で病室にいた夫がどんな思いで過ごしていたのか、どこが痛くて、どうして欲しいのか、それすらも聞く事が出来ないまま、最期は私の目の前で息を引き取りました。
なぜ、夫だったのか?と今でも思います。
私の家族の誰かから亡くなる人を選ばないといけないなら、私だったら良かったのに…今でも思います。
夫が亡くなった時は学生だった子供も、今では新しい家庭を作りました。
夫が亡くなり、もし私に何かあったら子供が1人になってしまうと必死に生きて来ましたが、その子供が新しい家族を持った今、私はもう全ての役目を終わらせてもいいのでは?と思っています。
自分の人生を自分で終わらせようとは思っていませんが、生きる意味も意欲も全くありません。
人前では平気な顔をしていますが、仲良く過ごす夫婦を見たり、ご主人の悪口を言える幸せに気づいていない奥さん方の話がどんどん私の心を黒く暗くしていきます。
夫が亡くなる直前に実母、夫が亡くなった直後に実父と次々に心から信頼できる家族を失ったことも私が誰にも本当の心を開かなくなった理由かもしれません。
ふと私はこれからずっと1人なんだと気づいた瞬間から絶望しかありません。
もう限界かな、と思っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
るう 様 相談ありがとうございます。
ご主人を亡くされて4年、そしてお子様が家庭を持たれたようで、寂しさとか孤独感とか、ぽっかり心に穴が開いた状態とか、そんな感じでしょうか。
ご両親もおくったとのこと。大変なことが続きましたね。
孤軍奮闘してきたのかもしれませんね。
たとえ4年が経っても、癒えないということあります。
悲しみが簡単に消えることはありませんし、ましてコロナで思うような看病が出来なかったことも含めて後悔などもあるように思います。
人前で平気な顔をして耐えているのも良く解ります。
とはいえ、独りでその気持ち、感情に対処するのは、大変疲れ、落ち込む状態だと思いますので、グリーフケア専門のカウンセリングやセラピーを受けることをお薦めします。最初は受けるのが億劫かもしれませんが、自分の気持ちを吐き出す場所があると、気持ちが楽になっていきますので、検討してください。
また、グループのセラピーだったりすると似たような境遇の人と共感できたりもしますので、新しい自分の立場というものが何となくわかってくるように思います。
絶望感があるとはいえ、あなたの中にはご主人や家族を愛した、優しい心が備わっています。微笑んだとき、大声で笑った時とも多々あったと思います。悲しみも共に思い出されるかもしれませんが、笑顔や優しい言葉を何度も思い返し、心の温かさを少しでも感じるようになれば、段々と大丈夫になっていきます。
癒しとなり、何となく安心も感じるでしょう。しだいに心にエネルギーを溜めて、自分の人生を歩んでいるという自覚を持つように心がけてみてください。
辛い時は遠慮なくどうぞ何度もご相談ください。一礼
ご相談読ませていただきました。
あなたのご経験や思いは非常に重いものであり私も胸がつまる思いです。まず、あなたの気持ちや状況を受け止め、そこから少しずつ前に進む一歩を踏み出すにはどうすればよいか考えてみましょう。
まずは、身近な友人や家族と心を開いて話すことで、自分の気持ちを共有し、理解してもらうことも大切です。他者とつながりを持つことで孤独感を軽減できるかもしれません。
また、一人になるという不安や絶望感がある中で、新たな趣味や興味を見つけることで、自己成長や新たな人間関係を築くことができ、新しい人生の可能性を広げることができるように思います。
そして、お一人でいらっしゃることへの不安や絶望感を感じることもあると存じますが、ご自分の幸福や健康を優先しましょう。自分を大切にし、前向きな自分自身を取り戻すことが必要です。
とは言え深い悲しみや失意は一朝一夕に解消するものではありません。時間をかけて悲しみを受け入れ、自分を癒すことを心がけましょう。
また、おっしゃるような辛い気持ちや絶望感に閉じ込められている状況から抜け出すめに専門家(診療内科やカウンセリング)のサポートを受けてみることもおすすめします。あなたはとても真面目な方だとお見受けします。ですから周りを巻き込みたくないなどのお気持ちもあるのではないですか。でも勇気をもって誰かを頼って良いのです。そして自身の心と向き合いながら、ゆっくりと前に進むようにしましょう。応援します。合掌