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今後どう生きていくか悩んでいます。

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有り難し有り難し 7

少し前から私に一般的に普通といわれる生活は難しいと思うようになりました。

私は昔から自信が無くてメンタルが弱く、体調にも影響が出やすいタイプです。
そういう雰囲気が人に伝わるのか、周囲からはやることなすこと馬鹿にされ、家族からは他人やきょうだいと比べられてきました。

中学時代はいじめで人間不信になり、それを引きずりながらも高校と大学もなんとかギリギリ卒業しました。
大学卒業後は実家を出て就職しましたがすぐに不当解雇にあいました。

突然の解雇だったため、就活よりまず生活費を稼がなければと思いアルバイトを始めました。
アルバイトを始めてからは、以前通っていた心療内科への通院も必要がなくなり、心身の安定を感じるようになりました。
今も一人暮らしをしながらアルバイトで生計を立てています。

また実家にいた頃は、自分を抑えて家族のために家事をしたりきょうだいの世話をしたり、いい子でいなければならなかったのですが今はとても気が楽です。
子供の頃やらせてもらえなかった習い事も今更ながら始めました。

フリーターになりたての頃は恥ずかしいと思っていましたが、これが自分の人生だと思えるようになりました。
以前より心身は安定していて家族を気にする必要はなく、無理なく働いて好きなことをしている今自分の人生を生きている実感があります。
今まで無理をして普通になろうとしていたのだと思います。

しかし、色々と自由になり楽しいはずなのになんだか虚しさが消えません。
何も辛くないはずなのに辛いです。
休んでいる時も休みたい気持ちがあります。

おそらく将来が不安なのだと思いますが、正社員として働ける自信がありません。
でも非正規のまま生きていく覚悟もありません。
雇われて働く以外に自分に合う収入を得る方法を色々と模索していますが
疲れました。

悲劇のヒロインぶるなと言われそうですが、いじめもきょうだい差別も不当解雇もよく耐えたと思います。
だから「よくここまで来た、もう充分頑張った」ともう人生を終えたい気持ちが湧いてきます。
ですがそう簡単に人生終われないのでなんとかしたいです。

今後何をしていけば良いのか助言をいただきたいです。

2024年3月21日 1:46

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

疲れたときは懸命(考えない)にならないこと。

拝読させていただきました。

すべては見方・捉え方 次第で思考(思い)は変化していきます。
ごく一般に従業員は対価という賃金をもらうことで社の方針に従います。これも給与をもらわなければイジメや強制労働と捉えるでしょう。
中学時代イジメを経験されたことは、じゅんさん自身が誰かがイジメの標的になるのであれば、わたしが変わってイジメられて上げましょうという考え方はどこかにないでしょうか?
人間はどこまでいっても人情の生き物です。他を救いたいという思いはお金よりも大切です。イジメたり、ストレス発散対象にする場合、自身より弱い標的を模索します。それは相手の勝手な認識であり、逆に相手がそれで気がすむのであれば標的になって上げましょうという風に捉えていくことも大切です。
仏教では、意識には階層を分けており、一般的には、第9識まで分類します。その第9識にあるのが「阿頼耶識」というもので、分かりやすくいいますと、それは銀行や貯金箱のように思ってください。
その貯金箱には、生まれたときから今まで経験・体験など蓄えた認識がすべて第9識の阿頼耶識という蔵に納められています。だから阿頼耶識を蔵識ともいいます。
その蓄え納められ貯蔵されている阿頼耶識という「心」には、喜怒哀楽となる思い出が包含されています。
その思い出から新たな行動(生きること)をするのに、第8識である末那識という意識転換作用とするスイッチがあります。そこで、わたしたちは過去の苦い思いを未来に馳せることによって苦悩を今に置き換えてしまう「心(意・識)」なのです。
わたしの寺院のホームページに入って「観音だより」を見てみてください。今月号は阿頼耶識などのことを図に表して掲載しています。

少し難解的な回答になっていますが、じゅんさんのご質問に
「色々と自由になり楽しいはずなのになんだか虚しさが消えません。何も辛くないはずなのに辛いです。」
とありました。

釈迦は、さとりを開いた仏さまです。いわゆる絶対真理の「心の医者(医王)」です。
釈迦は、「汝よ、舟から水を汲み出しなさい。水を汲み出したならば舟は軽やかに進むであろう。」とします。
舟は自身の抱えている心です。この今を生きる中から"過去と未来"を汲み出せということです。
仏教では、昨今只今という「今」を生きるのみです。そのため日本人は帰ると「ただいま(只、今)」というのです。

2024年3月21日 13:36
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有り難し
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あなたが安心して生きる道を

拝読させて頂きました。
あなたがこれからの未来をどう生きていけばいいのかと不安に思っておられることを読ませて頂きました。今まであなたはとても辛い思いをなさっていらして一生懸命に生きていらしたのですね。いじめやいらがらせを受けたり不当解雇にあったりしながらも今はあなたのできることをなさって漸く安心して生きることできるようになったのですね。そんな中でもこれからのことを思うとやはりどうしたらいいのかと迷っているのですね。詳細なあなたの状況やお気持ちはわからないですが、あなたのそのお気持ちを受け止めさせて頂きます。
あなたが先のことを思い仕事でもフリーターや正社員で迷うお気持ちもわかる様に感じます。確かに先のことを考えれば何かと不安になってしまうでしょう。
今あなたは以前から比べものにならない位心は穏やかに安定なさっておられると思います。あなたにとって今の生活や仕事は望ましいスタイルなのかとも思います。ですからあなたが心身共に安心なさって生きることを優先なさってもいいとも思います。お勤めの仕方もいろんな勤務先によっても変わってくるでしょう。あなたが働いて落ち着いていることできる場所やスタッフの方々がおられることが優先順位は高いのかと思います。どんなに大きなすごい会社に勤めても結局やりがい合って安心できる場所や人達と勤めないのであればむなしいものですし、心身共に不安定になって長く勤めることなどできませんからね。
これからあなたは色々な仕事を通して素晴らしい方々と出会っていく中であなたが勤めていきたい場所でお勤めなさっていければ宜しいと私は思います。
そうして安心できる勤務先でパートやアルバイトもあるでしょうし、契約社員や正社員の道もあると思います。或いは仕事を任されていくこともあるでしょうし、あなたが技術を身に付けて独立なさっていくこともあるでしょうからね。
あまりとらわれることなくあなたが心身共に充実なさってお勤めなさる道を見つけていって下さいね。
あなたがこれからの未来を素晴らしい出会いやご縁に恵まれて心から安心なさり健やかに充実した毎日を生きていくことができます様に、大切な方とお互いを尊重し合い思いやり心から幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心から応援させて頂きます。至心合掌

2024年3月21日 13:11
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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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