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不安への対処の仕方

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はじめまして。

私は311を小学生の時に経験して以来、地震に対する恐怖心があります。
昨年まではその気持ちは波はありますが地震発生直後くらいで、悩むほど強くありませんでした。しかし、1月の能登地震以降、「また揺れるのではないか」と恐怖心が更に強くなっています。

能登地震をきっかけにSNSで調べてしまい、都市伝説的な信憑性のない予言や予知、予測を知ってしまい、発生可能性のある311の余震や他地域で大きい地震が起きるのではないかと更に不安になってしまっています。
根拠がないことは頭では分かっているのですが、予測や予知などが結構当たっていて信じてしまっている自分がいます。それを見たら不安になるのは分かっていて、見ないようにと思ってはいるのですが気になって見てしまうの繰り返しです。
この状況がかれこれ3か月続いています。不安で気持ちも落ち込んでいて恐怖で頭がいっぱいです。

こういうとき、どうすればいいのでしょうか。解決策というか自分の気持ちの対処法、どう考えればいいのか是非アドバイス頂きたいです。

よろしくお願いします。

2024年3月21日 22:26

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を責めないことから始めよう。

なぽめ 様 相談ありがとうございます。

まずは不安に陥る自分を責めないでくださいね。そのような不安を持つのは、当然だと思います。それだけ、怖い体験をしたのです。
信じられないような光景を見たことでしょう。
(私は阪神淡路大震災を経験しています)
さて、でも不安に捉われていては生きにくい。
まずは、
先にあげた、自分を責めないこと。自分を悪く思わないこと。そのような不安に駆られるのは、あなたのせいではありませんね。だから自分のせいじゃないとまずは何度も思ってください。
次に、呼吸に注意をむける瞑想(ただ心地よく座る。椅子でもいい)を毎日してください。最初は、一日5分ぐらいから始めてください。
出る息、入る息に意識を向けてゆったりゆっくり落ち着ける、自分のリズムの呼吸を繰り返して、ただ、今、その時の呼吸に意識を向けましょう。呼吸に意識を向けるその瞬間は、過去に捉われることもないし、未来を不安に思うこともない。
今・その瞬間の呼吸です。ただその時の落ち着いた呼吸が、あなたの心を落ち着かせ、和らげていきます。
そして、優しさや愛情や思いやりを感じた時を思い出し、その感覚に包まれていることをイメージしてみましょう。ゆったりとした呼吸と共に、心の温まる感覚です。周りの環境(色・匂い・音・空気・味・感触など)の優しい感覚をイメージしていきましょう。しばらくその感覚やイメージに浸るようにしてください。
さらに、「私が幸せになりますように。私が苦しみから解放されますように。私に喜びが溢れますように。私が平穏でいられますように」と自分に思いやりを向けるようにして、心を落ち着けていきましょう。
心を落ち着けるには練習が誰でも必要です。参考にして取り入れてみてください。
一礼。

2024年3月21日 23:10
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