はっきりと見聞きできない霊を見分けるのは難しいでしょうけど、とりあえず、日常生活に支障があるかどうか、また、仏道修行の邪魔をしようとしてくる霊かどうかで、善し悪しを判断しましょう。
仏教的には、施餓鬼(せがき)という儀式を行って亡者を慰めます。
その方法は、お坊さんを招いてお坊さんに供養(おもてなし)やお布施(寄付)をすることで、苦しんでいる餓鬼(幽霊みたいなもの)を救うことができると言われます。
つまりは、人間が霊の代わりに他人に施しをするという良い行いをすることで、霊が救われるという考え方です。
なので、あなたは、霊の代わりに、霊の分まで善い行いをしましょう。
具体的には、布施(他人への寄付やサービス)、戒を守る(道徳的生活)、怒らない(明るく慈悲深い心)、精進(怠けない)、禅定(集中力を鍛える)、智慧(悩み苦しみを無くすコツをつかむ)をすることです。
また、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と念仏を口ずさみ、阿弥陀仏の力によって霊達もあなた自身も極楽浄土に往生(転生)できますようにと願うのも良いでしょう。
念仏はいつでもどこでもできますからね。
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏を、お好みのスピードで連続して数回口ずさみましょう。
上記のような善行為や念仏を意図に邪魔してくる霊じゃなければ、悪い霊ではないのかもしれませんが、成仏できていない(極楽浄土に往生できていない)霊かもしれないので、南無阿弥陀の念仏を霊に聞かせてあげましょう。

願誉浄史

がんよじょうし。浄土宗教師。｢○誉｣は浄土宗の戒名に特有の｢誉号｣です。四...

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